椎葉村 八村杉と大久保のヒノキ

▶ in 風土、自然、他 posted 2010.09.25 Saturday / 21:43

椎葉村に行く機会がありましたので、前々から気になっていた椎葉村にある巨樹二本を訪ねて撮って来ました。

八村杉(やむらすぎ)

国指定天然記念物

この杉を見てしまうと、どの杉も小さく見えてしまいます。

椎葉は平家落人伝説の村である。壇ノ浦合戦後生き残った平家残党は、この地まで流れて住み着くようになった。
時の鎌倉幕府は、那須与一の弟、那須大八郎宗久を討伐の将として派遣した。
八村(やむら)杉は、元久年間(1,204†1,206)この地を訪れた大八郎が植えたものと伝えられる。
別称を「十根の杉」と言い、明治4年(1,871)まで十根川神社が八村大明神と呼ばれていたことから八村杉と呼ぶようになった。
樹幹は通直で端正な姿をしており、単幹では県内最大で幹周り19.0m、樹高54.4m目通り幹周り13.3m、枝下地面の全周99mの巨木。

椎葉村 八村杉

いやぁ・・ぶったまげたという表現がぴったりの大きな大きな大きな杉です。
日本で最大クラスとか。

椎葉村 八村杉 02


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椎葉村 八村杉と大久保のヒノキ

▶ in 風土、自然、他 posted 2010.09.25 Saturday / 21:43

椎葉村に行く機会がありましたので、前々から気になっていた椎葉村にある巨樹二本を訪ねて撮って来ました。

八村杉(やむらすぎ)

国指定天然記念物

この杉を見てしまうと、どの杉も小さく見えてしまいます。

椎葉は平家落人伝説の村である。壇ノ浦合戦後生き残った平家残党は、この地まで流れて住み着くようになった。
時の鎌倉幕府は、那須与一の弟、那須大八郎宗久を討伐の将として派遣した。
八村(やむら)杉は、元久年間(1,204†1,206)この地を訪れた大八郎が植えたものと伝えられる。
別称を「十根の杉」と言い、明治4年(1,871)まで十根川神社が八村大明神と呼ばれていたことから八村杉と呼ぶようになった。
樹幹は通直で端正な姿をしており、単幹では県内最大で幹周り19.0m、樹高54.4m目通り幹周り13.3m、枝下地面の全周99mの巨木。

椎葉村 八村杉

いやぁ・・ぶったまげたという表現がぴったりの大きな大きな大きな杉です。
日本で最大クラスとか。

椎葉村 八村杉 02


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秋の足音 サシバの渡りと龍馬伝

▶ in 宮崎観光関連Part2 posted 2010.09.13 Monday / 07:47

こんにちは、「ひむかブログ2」では久々の更新となります。

暑かった、暑かった宮崎の夏、9月中旬になっても残暑は本格的?暑いですね。

もっとも、テレビの全国ニュースなどを見ていると、むしろ本州などの方が暑く、宮崎はまだ涼しい方なのかも知れませんが。

先日、ローカルニュースで見ましたが、えびの市の「えびの高原」ではススキが色づき初めているようです。

えびの高原 ススキ2

えびの高原のススキ
[写真は過去に撮影したもの・山は韓国岳(カラクニ岳)]

ちなみに、えびの高原の“えびの”は、噴出する火山ガスの影響でススキが「エビ色」に変わることからエビ野「えびの」の地名がついたとも一説には言われておりますが、現在はマグマも下がり火山活動も沈静化、以前は硫黄山等で盛んに出ていたガスの噴出もまったく無く、ススキもかつてのようには「エビ色」にはならなくなっているうです。

スーパーでは、地元産の栗や梨など秋の味覚も多く出回っております。
気温こそ高く、暑けれど、確実に秋は来ているようです。

皆様は秋と聞くと何を連想しますか? 秋刀魚(サンマ)など食の秋でしょうか? それとも紅葉などの自然でしょうか?  

金御岳から見た霧島連山 高千穂峰

私は秋、この時期になるとサシバ(鷹の一種)の渡り(越冬の為、南へ向かいます。)が気になりだします。

鷹一つみつけてうれし伊良子岬 / 松尾芭蕉

松尾芭蕉が貞享4年(1687年)11月、愛知県の伊良湖崎を訪ねたときに詠んだ句との事です。

サシバ 金御岳にて

金御岳(かねみだけ)のサシバの渡り

サシバ(タカ科)は4月ごろ夏鳥として本州、四国、九州に渡来し、標高1000m以下の山地の林で繁殖した後、冬を過ごすために中国南部、東南アジアやニューギニアへ9月から10月にかけて大規模な群れをつくって南下するそうです。
日本でのサシバの渡りのコースで有名な地は長野県白樺峠、愛知県伊良湖岬、鹿児島県佐多岬、そしてここ宮崎県都城市の金御岳。

金御岳はシーズンを通して約2万羽弱のサシバを観測し、日本でも有数のサシバ観測点として知られています。

金御岳にサシバが毎年来るのは、金御岳周辺には豊かな餌(サシバは小鳥、ネズミ、ヘビ、トカゲ、カエル、イナゴ、バッタなどを食べている)と大空の気流に乗れる上昇気流があるからだそうです。

動画はYoutubeからです。(後半約2割部分が特にお奨め)



サシバは金御岳付近に出来る上昇気流をとらえ、円を描きながら、らせん状に上昇します。
群れをなしたこの状態があたかも柱のように見えるので、“鷹柱”と呼びます。
運がよければ真上、かなり近い位置に50†100羽程度の鷹柱が出来ます。
サシバは上昇を終えると、一羽、一羽と柱を離れ、南へと滑空をはじめます(“流れる”と称したりします)、サシバはこの後、鹿児島県の佐多岬辺りの上空を通り、命を賭け、さらに海洋上を南へと向かいます。
海上で力尽きてしまうサシバも少なくないと聞きます。

天高く南へ向かうサシバ達に、がんばれよ†と。

自然の営みに感動します。
今年も都城市の金御岳で「サシバの渡り」を見たいものです。

例年「サシバの渡り」のピークは10月10日の前後ですが、ネット等を見ると、北の天候が思わしくないのか、長野県の白樺峠でも例年より遅れ気味のようです。
今年はどうなのでしょうね。

金御岳から見た霧島連山高千穂の峰

掲載した縦写真は、そのサシバの大規模な渡りを見る事の出来る、都城市・金御岳から見た霧島連山です。
手前が都城盆地、霧島連山の中央に見える高い山が 高千穂の峰です。
この方角から見た霧島連山はどの方角よりも均整がとれ、実に美しい形をしております。


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秋の足音 サシバの渡りと龍馬伝

▶ in 宮崎観光関連Part2 posted 2010.09.13 Monday / 07:47

こんにちは、「ひむかブログ2」では久々の更新となります。

暑かった、暑かった宮崎の夏、9月中旬になっても残暑は本格的?暑いですね。

もっとも、テレビの全国ニュースなどを見ていると、むしろ本州などの方が暑く、宮崎はまだ涼しい方なのかも知れませんが。

先日、ローカルニュースで見ましたが、えびの市の「えびの高原」ではススキが色づき初めているようです。

えびの高原 ススキ2

えびの高原のススキ
[写真は過去に撮影したもの・山は韓国岳(カラクニ岳)]

ちなみに、えびの高原の“えびの”は、噴出する火山ガスの影響でススキが「エビ色」に変わることからエビ野「えびの」の地名がついたとも一説には言われておりますが、現在はマグマも下がり火山活動も沈静化、以前は硫黄山等で盛んに出ていたガスの噴出もまったく無く、ススキもかつてのようには「エビ色」にはならなくなっているうです。

スーパーでは、地元産の栗や梨など秋の味覚も多く出回っております。
気温こそ高く、暑けれど、確実に秋は来ているようです。

皆様は秋と聞くと何を連想しますか? 秋刀魚(サンマ)など食の秋でしょうか? それとも紅葉などの自然でしょうか?  

金御岳から見た霧島連山 高千穂峰

私は秋、この時期になるとサシバ(鷹の一種)の渡り(越冬の為、南へ向かいます。)が気になりだします。

鷹一つみつけてうれし伊良子岬 / 松尾芭蕉

松尾芭蕉が貞享4年(1687年)11月、愛知県の伊良湖崎を訪ねたときに詠んだ句との事です。

サシバ 金御岳にて

金御岳(かねみだけ)のサシバの渡り

サシバ(タカ科)は4月ごろ夏鳥として本州、四国、九州に渡来し、標高1000m以下の山地の林で繁殖した後、冬を過ごすために中国南部、東南アジアやニューギニアへ9月から10月にかけて大規模な群れをつくって南下するそうです。
日本でのサシバの渡りのコースで有名な地は長野県白樺峠、愛知県伊良湖岬、鹿児島県佐多岬、そしてここ宮崎県都城市の金御岳。

金御岳はシーズンを通して約2万羽弱のサシバを観測し、日本でも有数のサシバ観測点として知られています。

金御岳にサシバが毎年来るのは、金御岳周辺には豊かな餌(サシバは小鳥、ネズミ、ヘビ、トカゲ、カエル、イナゴ、バッタなどを食べている)と大空の気流に乗れる上昇気流があるからだそうです。

動画はYoutubeからです。(後半約2割部分が特にお奨め)



サシバは金御岳付近に出来る上昇気流をとらえ、円を描きながら、らせん状に上昇します。
群れをなしたこの状態があたかも柱のように見えるので、“鷹柱”と呼びます。
運がよければ真上、かなり近い位置に50†100羽程度の鷹柱が出来ます。
サシバは上昇を終えると、一羽、一羽と柱を離れ、南へと滑空をはじめます(“流れる”と称したりします)、サシバはこの後、鹿児島県の佐多岬辺りの上空を通り、命を賭け、さらに海洋上を南へと向かいます。
海上で力尽きてしまうサシバも少なくないと聞きます。

天高く南へ向かうサシバ達に、がんばれよ†と。

自然の営みに感動します。
今年も都城市の金御岳で「サシバの渡り」を見たいものです。

例年「サシバの渡り」のピークは10月10日の前後ですが、ネット等を見ると、北の天候が思わしくないのか、長野県の白樺峠でも例年より遅れ気味のようです。
今年はどうなのでしょうね。

金御岳から見た霧島連山高千穂の峰

掲載した縦写真は、そのサシバの大規模な渡りを見る事の出来る、都城市・金御岳から見た霧島連山です。
手前が都城盆地、霧島連山の中央に見える高い山が 高千穂の峰です。
この方角から見た霧島連山はどの方角よりも均整がとれ、実に美しい形をしております。


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