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サシバの渡り 金御岳

▶ in 風土、自然、他 posted 2007.10.06 Saturday / 13:23

アーカイブ ひむかブログ OLD2
ご覧の記事は、2007年〜2013年頃に書いたブログ記事です。
「忘れられる権利」の観点より、コメント欄は全て非表示にしました。
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サシバの渡り 金御岳 00

サシバ?

サシバ」と聞いてそれが鳥の名前である事がわかる人は少ないと思います。
私も昨年まで知りませんでした、実は「挿歯」を連想しておりました(^^)
「サシバ」は、タカ目タカ科サシバ属に分類される渡り鳥です。

サシバの渡り

サシバは4月頃に夏鳥として本州四国九州等へ来て、里山で繁殖や子育てをし、秋に東南アジアやニューギニア等で冬を越す為に再び3千キロの長い渡りを一斉に始めます。
天候等、諸条件にもよると思いますが、サシバの飛行速度は約40キロメートル、サシバの一日の飛行時間は約12時間だそうです。

都城市の金御岳は日本でも有数のサシバの渡りの観察ポイント

宮崎県都城市にある標高421メートルの金御岳はこの「サシバの渡り」のコースであり、日本中のサシバが南へ向かう途中にこの辺りを通る。
「サシバの渡り」を観測するのには絶好のポイントで「渡り」のシーズンになると県外からも多くの野鳥ファンが訪れます。

金御岳で秋のサシバの渡りがピークとなるのは例年10月10日をはさんで一週間前後です。
(日本野鳥の会宮崎県支部によると今年も20日頃まで観察出来そうとの事です。)

昨年(2006年9月10月)のDATA 
 9月19日†10月18日 16,350
 1,000羽以上が観測された日 
 10/3(1,402)10/6(2,562)10/10(2,709)10/11(1,037)

今年も10/5現在まで 5,964が観測されています。
(サシバの渡り数情報:日本野鳥の会宮崎県支部調べ)

おそらく今年も昨年同様にこれから1週間程度の内にピークを迎えると思います。
皆様も秋空高く昇る鷹柱を見学に出かけてみてはいかがでしょう。
(金御岳のサシバ観測ポイントまでは車で登る事が出来ます。)

「サシバの渡り」見学は朝、夜明け、日が昇る頃からをお奨めします。
ピーク時の朝は、付近の森に前日入りしたサシバが木の上に留まり、飛び立つタイミングを見計らっているシーンを間近に見る事が出来ます。
午後になると鷹柱、渡り(流れ)を含め、あまり見る事が出来ません。
肉眼でも確認できますが、双眼鏡等はお忘れなく。

 サシバの渡り 金御岳 01





撮影した写真など・・・作者のPR(^^)
Youtube MORIMORI



 サシバの渡り 金御岳 002

 サシバの渡り 金御岳 003

写真は都城盆地より金御岳に沿って駆け上がる上昇気流を受け、数百羽ものサシバの群れが頭上で激しく旋回しながら高く舞い上がっていく「タカ柱」です。(昨年撮影)

これは身震いする程に感動します。

金御岳で上昇気流に乗ったサシバは、鹿児島県の佐多岬辺りの上空を通り、命を賭け南へと向かいます。
海上で力尽きてしまうサシバも少なくないという。
目的地へのルートは、昼間太陽光線、夜間星座で方位を決めるという。

今年は全国的に例年と比べなかなか気温が下がらず、サシバの渡りは遅れているとの事。
台風が南洋にいたり、こちらの天候も良くなく、無事にみんな渡れるであろうか・・と、心配しております。

詳細は「金御岳のサシバの渡り」ページをご覧ください。

画像BBSにサシバ話題がありましたのでリンク。

 雲海に浮かぶ霧島連山
 
 [プチ雲海に浮かぶ高千穂峰をはじめとする霧島連山@金御岳]

霧島の名前は、このように連山が、都城盆地に発生する霧の中に浮かぶ島に見えたことから霧島と呼ばれるようになったという・・。 

  説もある・・・らしい。(サシバ見学の際、金御岳にて撮影)

*霧島連山の高千穂峰は照大御神(アマテラスオオミカミ)の命令での迩迩芸命(ニニギノミコト)が降り立った(降臨)ところつまり「天孫降臨」の地とも言い伝えられている。

(天孫降臨の地は、宮崎県北部に位置する西臼杵郡高千穂町の二説がある。)

NHK番組放送のご案内。
「秋 里山の音景色 †風が運んでくる実りのとき†」
 BShi 11月26日(月)午後10:00†10:45
 金御岳が約7分間ほど、サシバの渡り含め画面登場するそうです。

2008年に書いた記事→ サシバの渡り 都城市金御岳

ひむかブログ2[サシバの渡り 金御岳]







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