船引神社のヤッコソウとヒマラヤザクラ
▶ in 宮崎の花 posted 2007.12.28 Friday / 00:08
ヤッコソウ
先日、清武のクス(大楠)で有名な清武町の船引神社でヤッコソウを撮影した。ヤッコソウはその寄生植物のひとつで、シイノキ属の植物の根に寄生する。
「やっこ 」に似た白い花を付けるのでこの名が付いたという。
ヤッコソウについての詳しい説明はこちらのページを参照してください。
何ともほほえましくユニークな姿をしていると思いませんか?
大阪の万博会場の「太陽の塔」にも形が似ているような・・。
「バンザイ」をしている様にも見え、とりあえず2007年のブログ最後の記事に相応しい写真かな・・とも。
例年、たしか11月頃で、今年は暖冬で遅れ気味なのでしょうか・・おそらくここ船引神社のヤッコソウは年明け正月でもまだ十分見る事が出来ると思います。
日中、船引神社へ初詣に出かけた際には是非ヤッコソウをご覧ください。
ヤッコウソウの生えている場所は神社裏、丁度大楠の左奥側に位置する部分で、[←ヤッコソウ]という標識が立っております。
大楠の根の保護等の為、一帯は立ち入り禁止となっておりますのでヤッコソウの近くには行けません。
視力のある人でしたら橋のような見物台からなんとか肉眼でもそれらしきものは見えますが、双眼鏡等を持参することを強くお奨めします。
ここで掲載したヤッコソウの写真は400mm(35mm換算600mm)の望遠レンズで撮影したものをさらに2倍程度にトリミング拡大したものです。
現在、宮崎県内でヤッコソウを見る場所としては延岡市の北に位置する熊野江町、熊野江神社境内のヤッコソウが現在、県内最大規模で有名です。
堀切峠の南に位置する内海地区野島神社裏にも国の天然記念物に指定されたヤッコソウの自生地(私有地)があったのですが、老木、台風等の被害等で「寄生元」のスダジイが枯れてしまったようで、現在は見る事が出来ないようで、養生中のようです。
最近はどうかわかりませんが国道に「内海のヤッコソウ自生地」という看板は残っておりました。
高岡町の瓜田ダムから高房山に至る遊歩道沿いにもヤッコソウの群生地が4†5箇所あるようです。
ヤッコソウ観察には双眼鏡を持参、誤って踏まぬよう近くには行かないよう、そっと遠くから観察をしたいものです。