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JR海幸山幸 宮崎交通 にちなん号運行開始

▶ in 宮崎観光関連Part2 posted 2009.10.10 Saturday / 23:59

アーカイブ ひむかブログ OLD2
ご覧の記事は、2007年〜2013年頃に書いたブログ記事です。
「忘れられる権利」の観点より、コメント欄は全て非表示にしました。
記事中のリンク切れもあろうかと思われます。ご了承を・・。
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海幸山幸

JR日南線「海幸山幸」運行開始

本日、10月10日よりJR九州日南線(宮崎†南宮崎間は日豊本線)において観光特急列車「海幸山幸」が運行を開始しました。

「海幸山幸」の愛称名は 潮嶽神社(日南市北郷)や青島神社(宮崎市)が舞台となっている「海幸彦」「山幸彦」の神話にちなんで付けられたもので、車体は2005年9月の台風14号被害もあり、2008年についに廃線となってしまった旧高千穂鉄道(TR)からトロッコ列車を購入して改装、床や座席の背もたれ、外装などに飫肥杉(オビスギ)をふんだんに使っている。
列車は2両編成で51人乗り、1号車(キハ125-401)「山幸」が指定席で定員21名、2号車(キハ125-402)「海幸」が定員30名で自由席となっている。
「海幸山幸」は10月10日より来年2月28日まで土、日、祝日と年末年始期間の毎日、宮崎駅―南郷駅(日南市)間(片道55.6km)を一日一往復します。(2010年3月以降は決まり次第、JR側より案内があるとのことです。)
詳細については下記を参照願います。

JR九州日南線にトロッコ列車を改装した観光特急列車海幸山幸号

海幸山幸の撮影ポイント

 早速行って来ました。(乗車したわけではなく・・外から撮影のみですが~~;)
「海幸山幸」ですので、やはり海、そして山と列車を一緒に撮るのが良いかなぁと考え、撮影場所を探すも、これがなかなか良い場所がありません。

海幸

海と海幸山幸(海のシーン)

JR日南線は海岸線沿いを走るってイメージありますが、実際には内陸部を走るのがメインで海沿いを走る区間は結構限られ、しかも海+列車となると、なかなか良い撮影ポイントがありません。
当初、鬼の洗濯板におりて、波打ち際から撮る予定でしたが、あいにく運行時間頃は潮は満潮に近く、鬼の洗濯板は水の中ときたもんだ(^^;)
良い場所を見つけきれず、時間は過ぎ、タイムリミットに。
結局、撮影は七ツバエを背景に入れた日南市隈谷川河口の鉄橋に移動。
ここは海幸山幸関連のパンフレットにも使われている、いわばJR日南線の定番撮影ポイントでもあります。
流石メジャーポイント、10分ほど前に到着した際には既に30名程写真愛好家の方がカメラを構えてらっしゃいました。

JR 日南線 海幸山幸 01 日南市にて

撮影場所:宮崎県日南市大字隈谷甲
MAP:Mapion
GPS:E=131.23.35 N=31.33.41
駐車:道路上り車線側沿いに広くなった路肩あり。
最寄の駅:油津駅、大堂津駅間(大堂津駅寄り)

流石、観光列車、この景勝区間は列車も超低速ゆっくり走りますので、私のような「にわか撮鉄」でもズームを操作しながら落ち着いて撮影できます。
天気が良いと、海の色や砂の色、そして空の色がとても綺麗なのですが・・この日は薄曇りで、共にさえない色でした。残念。
実際の列車の色は白なのですが、逆光気味で色バランスが美味くとれなかったか、若干灰色っぽく写っております。

「海幸山幸」下りはこの鉄橋を通過後、終点南郷駅まで行きます。
南郷駅が終点ですが、南郷駅は待機する側線が無い為、油津駅まで一旦回送、次の上り発車時刻前まで油津駅で待機するようです。
列車が行った後もこの回送列車を待ってらっしゃる方が多くいらっしゃいました。
乗客のいない列車は、こういうシーンの写真ではいまひとつかとは思いますが、列車自体に興味のある方は回送を待つのも良いかも知れませんね。
(尚、回送についてはこの先も同様のスケジュールかは不明です。)

山幸

山と海幸山幸(山のシーン)

海幸山幸号は県産の飫肥杉(オビスギ)を内装・外装に使っています。
と・・、あらば、飫肥杉(オビスギ)の綺麗に植林された山々を背景に・・という条件で、撮影ポイントを探すことに・・。
これがまたまた大変、人家があったり、電柱などの人工物があったり、なかなか良い撮影場所が無い、結局、山とは程遠いですが、オビスギ林が背景に入るポイントがあったのでそこで妥協、撮影したのが下記の写真です。

観光特急列車 JR 海幸山幸 02

左の川は「広渡川」です。
日南線は電化されておりませんので・・こういう上からのシーンも電線が無く、すっきりして良いです。





撮影した写真など・・・作者のPR(^^)
Youtube MORIMORI



観光特急列車 JR 海幸山幸 04

 撮影場所:宮崎県日南市大字殿所
 MAP:Mapion
 GPS:E=131.22.22 N=31.38.6(自信なし、目安)
 駐車:道路車線側沿いに広くなった路肩があります。
 最寄の駅:飫肥駅、内之田駅間(内之田駅寄り)

 事前に撮影ポイントの下調べをすべきだったのでしょうが・・毎度の行き当たりばったりでございます。(^^;)

にちなん号

宮崎交通の観光バス「にちなん号」

にちなん号 堀切峠海幸山幸の運行と共に、宮崎交通の観光バス「にちなん号」も本日より運行が開始されました。
観光バスにちなん号は海幸山幸運行日にあわせて運行されます。
にちなん号の詳細については
JR九州 日南線の観光特急列車「海幸山幸」+宮崎交通の観光バス「にちなん号」を参照願います。

海幸山幸撮影の帰り、220号線南バイパスで偶然「にちなん号」に遭遇、南バイパスから霧島方面を見ると、夕焼けに霧島連山高千穂峰がくっきりと浮かんでいるのが見えました。
「にちなん号」にお乗りの方も、旅の最後に思わぬ高千穂峰のお出ましで、さぞお喜びであったろうと・・。

にちなん号


JR海幸山幸号・宮崎交通にちなん号の感想など

廃線となってしまった高千穂鉄道(TR)のトロッコ列車がこうやってリニューアルされ、日南線を走る姿を目の当たりにすると、なんだか感慨深いものがあります。
高千穂へ天下った天孫ニニギノミコトの後を継いで日向二代目、山幸彦(ヒコホホデミノミコト)や海幸彦が蘇ったような・・。
自由席は結構混んでいるかな?と想像しておりましたが、外から見る限りそれほど混雑してそうには見えませんでした。(後で知りましたが、この連休3日間は自由席は乗車制限があり50名しか乗車できなかったようです。)
今週、下り方面は丁度満潮の時間帯の運行なので、鬼の洗濯板は殆どが海水の中です。(こればかりはどうしようもありません。)
観光バス「にちなん号」の乗客は多くは関係者らしき方で、しかも乗客は少ない印象を受けました。(土曜日という事もあろうかとは思いますが・・。)
「にちなん号」は私の知る限り殆どPRもされていないと思いますし、宮崎交通のWebサイトにも情報が一切掲載されていないようです、JRとの絡み等があるのでしょうか・・良くわかりません。

[追記10月16日] 宮崎交通サイトに「にちなん号」関連コンテンツが掲載されたようです。
JR九州「海幸山幸」連動企画「にちなん号」デビュー 宮崎交通サイトページ 09年10月16日掲載 / 追記終わり。

公共交通機関の不便な宮崎、公共交通機関をを利用して宮崎†日南の観光をするのも同様。時間も労力も金額も結構かかりますが、この海幸山幸号・にちなん号を使う事により、それぞれの車窓から日南海岸等の景色を楽しめ、「にちなん号」では「青島」「堀切峠(道の駅フェニックス)」「鵜戸神宮」にも立ち寄り観光、・・と、効率的にかつリーズナブルに一日観光が出来るようになりました。

海幸山幸観光きっぷ概要

有効期間:2日間 発売額:大人2,500円 こども2,050円
(特急「海幸山幸」指定席をご利用の場合は別に指定料金券(通常期大人片道500円)が必要)。

区間
JR 観光特急海幸山幸:宮崎駅†南郷駅(特急自由席利用)
宮崎交通 観光バスにちなん号:宮崎駅†北郷駅(飫肥・日南等を経由)

以下の3種より希望のルートを選んで利用。(往復共バスの利用は不可)
(1)往復をJR特急「海幸山幸」利用
(2)往路をJR特急「海幸山幸」+復路観光バス「にちなん号」利用
(3)往路を観光バス「にちなん号」+復路特急「海幸山幸」利用

(2)の「海幸山幸観光きっぷ」宮崎駅発、飫肥往復モデルコース
宮崎駅(11:10)- JR特急「海幸山幸」- 飫肥駅(12:16)
飫肥駅では20分停車、地元の人々が駅で特産品等を販売。
約2時間飫肥城下町の散策やお食事
(飫肥駅から飫肥城までは歩いても十数分の距離です。)
飫肥城下町(14:25)-観光バス「にちなん号」鵜戸神宮(15:00/15:50)- 堀切峠(16:15/16:30)- 青島(16:40/17:30)- 宮崎駅(18:00) (宮崎前泊、ホテルを出てゆっくり出発・JR宮崎駅乗り継ぎ観光等向け)

(3)の「海幸山幸観光きっぷ」宮崎駅発、飫肥往復モデルコース
観光バス「にちなん号」宮崎駅(9:00)- 青島(9:25/10:25)- 堀切峠(10:35/10:55)- 鵜戸神宮(11:20/12:20)- 飫肥城下町(12:55)
約3時間の飫肥散策やお食事
飫肥駅へ移動(歩いて十数分の距離) 
飫肥駅(16:15)- JR特急「海幸山幸」- 宮崎駅(17:21)
*日南海岸沿いの観光地での滞在時間も若干長く、飫肥の滞在時間も3時間以上と長く、ゆっくりお食事、記念館や飫肥城址、本丸跡等含め、ゆっくり、散策できると思います。(朝から一日じっくり観光向け)

海幸山幸関連お奨めリンク

【動画リンク】NHKおはよう日本「海幸山幸」誕生 Youtubeリンク
JR九州のページ 日南観光特急「海幸山幸」の旅 にも観光のコンテンツがあります。
日向神話と海幸山幸の文中、「高天原(タカマガハラ)と呼ばれる天上界から地上界の高千穂(※)に降臨したニニギノミコト。†中略†※高千穂は現在の高千穂峰とも、高千穂峡とも考えられています。」とありますが、ニニギノミコトは高千穂(渓谷)に降臨した訳ではありませんので、高千穂という表現はなんだかおかしい気がします。
当サイト内ページ→高千穂峰 高千穂峡
また、油津のページの下部、タクシーの案内の文章で「鵜戸神社」とありますが、これはおそらく「鵜戸神宮」の間違いかと思います。
明治維新の頃は「鵜戸神社」と呼ばれてはいたようですが・・。

観光効果は・・

冷静に考えてみれば、土日祝日等限定の一日一往復、しかも二両の列車とバスで呼びこめる人数はせいぜい一日100人程度(JRでは年間130日程度の運行を予定し、約9,000人の利用を見込んでいる。)+鉄道ファンであり、これだけで、これだけで観光効果を望むのは少々無理があるかも知れませんね。

[10月15日追記挿入]
10月15日付、宮崎日日新聞によると、「海幸山幸」運転開始後3日間で宮崎駅から乗車したのは220人、そのうち飫肥駅で降りたのは1割にとどまったとの事。今は、鉄道ファンがメインなのでしょうね。/追記終わり

「海幸山幸」「にちなん号」はあくまできっかけ作りではないかと、思います。
海幸山幸は報道等では良く「県南観光の起爆剤」と例えられます。
「不発」に終わらないよう・・このきっかけを生かすも殺すも観光関係者や、周辺地域の県民の方の意識次第かと思います。
皆で盛り上げましょう!関係者の方は旅番組等でも取り上げられるよう、是非積極的なアプローチをお願いします。

海幸山幸の壁紙

 天候もテクもいまいちですが・・旬なものなので(笑)
昔のテレビモニターサイズは一番上の4:3です。
サイズはお使いのモニターサイズを使ってください。

海幸山幸 壁紙 サムネイル NTSC 4:3
1024×768ピクセル
1280×960ピクセル
1600×1200ピクセル
海幸山幸 壁紙 サムネイル AVパソコン 16:10
1280×800ピクセル(WXGA)1280×768ピクセル(WXGA)
1440×900ピクセル(WXGA+)

海幸山幸 壁紙 サムネイル ハイビジョン 16:9
1366×768ピクセル(ハイビジョン)1920×1080ピクセル(フルハイビジョン)


*4:3のサイズにおいて上部に電線が写りこんでおりましたが、パソコンの壁紙目的という事もあり、画像処理にて削除させていただきました。

[追記10月26日]

12月5日より、2号車(海幸)自由席の内、30席が指定席に。

現状、指定席1号車(山幸)の21席、自由席2号車(山幸)の30席でしたが、絶えず一月先まで予約が埋まっており、運行開始以来、簡単には指定がとれない状況が続いております。
その対策としてでしょうか、本来自由席用車両であった2号車(山幸)の1号車寄りの10列(30席)を急遽指定席とするようです。
この変更により、自由席は僅か9席となります。

平成21年11月29日まで 指定席21席 自由席30席
平成21年12月05日から 指定席42席 自由席09席
News Release 09年10月23日

余談ですが・・海幸山幸って事で・・古事記関連本の紹介



古事記と日本の神々

決定版 古事記と日本の神々/吉田邦博 (著)

 単行本: 247ページ
 出版社: 学習研究社 (2009/10/14)
 ISBN-10: 4054043429
 ISBN-13: 978-4054043428
 発売日: 2009/10/14
 商品の寸法: 18 x 12.8 x 2.2 cm

当方撮影の高千穂峡等、いくつか写真をお使い頂きました。
ワンコイン(500円)、リーズナブルな価格設定となっております。

 amazon通販 リンク →決定版 古事記と日本の神々FILE 

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