五ヶ瀬町、浄専寺のしだれ桜
▶ in 宮崎の花 posted 2008.04.13 Sunday / 11:01
浄専寺のしだれ桜が見頃
五ヶ瀬町浄専寺のしだれ桜が先週より見ごろを向かえている、ここのしだれ桜は何度訪れても感動する。
浄専寺のしだれ桜は幹周り約3m、高さ約15m、樹齢250年†300年とも言わるれ、宮崎県天然記念物にも指定、浄専寺(浄土真宗のお寺です)の第九代住職が、西本願寺参りの帰りに京都祇園のから苗木を持ち帰ったものと伝えられています。
五ヶ瀬町一帯のシダレザクラの祖とも言えるこの浄専寺の三重塔西側に鎮座するシダレザクラの巨木はとりわけ有名ですが、境内にはこれにひけをとらない大きなシダレザクラが何本もあり、見ごたえ十分、お寺という事もあり周りの景観も桜を引き立ててとても絵になります。
どこかのWebPageで“まるで平安絵巻のような華麗な風景に酔いしれる”と書いてありましたが、まさにそんな感じです。
三重塔西側のシダレザクラは上記のように正面付近からが枝ぶりもよく美しい姿をしていると思います。
浄専寺だけでなく三ヶ所神社や個人宅のシダレザクラも楽しめる
今回、いつものように浄専寺とお隣の三ヶ所神社、歩いて一分程度のところにある原田家のシダレザクラも見てまわった。
浄専寺と隣接する三ヶ所神社では500本もの種々の色のシダレザクラ等が楽しめる。この時期だと歩道沿いに植栽された多くのアカバナミツマタもまるで手毬のような珍しい形のオレンジ色の花をたくさんつけており同時に楽しめます。
椿も350本あるそうなのですが、この時期はあまり目立ちませんでした。
三ヶ所神社はこれから咲くシャクナゲでも有名、境内をはじめ園内に12,000本もの築紫しゃくなげや西洋しゃくなげが植栽されています。
三ヶ所神社殿に施された全国的に見ても大変貴重とされる彫刻も是非ご覧下さい。
熊本県の一心行の大桜も見ました・・が
実は今回、五ヶ瀬町から車で1時間程度で行ける熊本県の一心行の大桜にも足をのばした。
一心行の大桜は過去の台風被害で中心付近の枝が折れてしまい、形がMの字のように不恰好になってしまっておりましたが、それでも横に広い、こんな大きな桜を見たのははじめてで、樹齢400年、歴史の重みを感じる流石に素晴らしいものでした。それにしても見物人が多い事(昨日は2万人の人出とか)、駐車場500円(育成費)・警備誘導員や道路も臨時交通規制をするなどシスティマテックに観光地化されておりました。
浄専寺やその周りの情緒豊かな優雅なこれぞ日本の桜という風景をのんびり見て感動した後だっただけに、周りがなんだかあまりにも今風に公園化され、人も多く、放送含め、騒々しく、撮影意欲も全くわかなくなってしまいました。
当初ライトアップも撮影する予定でしたが、結局、一心行の大桜は観光向けWeb素材用に一周りし、撮影した後、ライトアップを待つこともなく現地を後に、再び浄専寺へと向かいました。
再び五ヶ瀬町・浄専寺へ
西の空に日が沈む頃、再び浄専寺入り。撮影にいらしていた熊本にお住まいの夫婦の写真愛好家の方と駐車場で談笑、やはりその方も一心行の大桜を見てから日中にこちらにいらしたようですが、五ヶ瀬の桜の方が色のバリエーションや華やかさと規模(お隣の三ヶ所神社等含め)を考えるとそのご夫婦の方も一心行の大桜より、こちらの方がお気に入りのようで、シダレザクラの開花時期は何度か五ヶ瀬へ足を運んでらっしゃるようです。
浄専寺の桜ライトアップ写真
ライトアップした夜の浄専寺の桜の写真を4枚掲載します。すべての写真はクリックすると新しいウインドウで拡大します。








