台風14号 宮崎

▶ in 宮崎に関する話題 posted 2005.09.10 Saturday / 21:46

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幸い私の住むところは少し高台なので今回の記録的な雨をもたらした台風14号の水害からなんとか難を逃れる事が出来、被害と言えば断水くらいのものでした。
宮崎市内では一階が浸かるほどの水が押し寄せた小松地区、富吉町辺りは大変な被害だ。

台風14号 小松
  [宮崎市小松地区、建物半分程度まで水が押し寄せた。]

 市民としてなんとか協力しなければと、新聞でのボランティア募集の呼びかけを見て早速宮崎市災害ボランティア本部へ電話連絡を取り、指示を受けた富吉町ボランティア仮設支部へ向かいカミさんと2人で富吉地区の被災者宅で水害にあった荷物の移動等のボランティアを行って来た。
小松の惨状はテレビでも取り上げられ、また、実家の帰りにこの目でも見ていたが、それ以上とも思える富吉町の被害の大きさに正直驚いた。

家屋が密集しているせいもあるのだろうか、道路は水をかぶったとてつもない家財のゴミの山で車の離合も困難な位、これが1キロ近く続き、街は茶色の泥の街と化していた。

富吉町は避難指示も出る間もなく水が押し寄せて来たとの事、手伝いをしたお宅ではなんと冷蔵庫が棚の上に乗っていた。
水の力にあらためて驚かされた。

被災地の方は今は気をはって後片付けをしているだろうけど、後片付けが一段落した時、
心のケアが必要ではないだろうか・・

断水くらいは生易しいものだと思う。
お店へ行けば水は買える、給水車も近くに毎日来ているのですから・・。

観光面では・・

高千穂鉄道の鉄橋は流され、高千穂鉄道自体がなってしまうかも知れない。
鵜戸神宮の最短道であった海岸沿いの道も崩れ仮設工事は9月末頃まではかかるという。
萩の茶屋の南側斜面も大きくえぐられ崩れ去った。
県内内陸部道路は昨年の台風の修復も終えぬ内にまたしてもズタズタに寸断された。
椎葉村、諸塚村等の被害は想像を越えるもの・・。

この被害を県民一体となって乗り切らなければ・・。

:::::::::::追記:::::::::::::

萩の茶屋の山側斜面はおろか道路を隔てた彼岸花、萩の名所も土砂の山でした。

萩の茶屋 崖崩れ 

花の名所として長年愛されて来たところだけにぜひとも復活して欲しいものです。

 NHK連続テレビ小説「わかば」で、準一が宮崎空港へ向かうわかばの乗った車を追いかけ走ったあの道路はこんな状態に・・・。
 (休園中のサボテンハーブ園付近の道路)

サボテンハーブ園付近の被害01

サボテンハーブ園付近の被害02
(ここは海側の旧路で、国道(トンネルのバイパス)は問題なく通れます)

高千穂†延岡市を用事があり走ってきましたが、北方町辺りも悲惨な状況でした。
幸い道路は所々片側通行で、国道自体は通れましたが、ガードレール脇の柵とかは飴の様にヘシ曲がり、電線に流木が未だに引っかかっており、こんなところまで水が来ていたのかと、ただただその光景に驚くばかり。

TR01

TR(高千穂鉄道)鉄橋の流された跡を見た時、涙が込み上げてきた。
枕木下の敷石も流されいたるところで線路もずたずたであった。

TR高千穂鉄道04

TR(高千穂鉄道)の再開はもうないのだろうか・・ 
高千穂/日之影間だけでも観光列車としてなんとか復興して欲しいものだ。

関連リンク
next台風14号関連ニュース(宮崎日日新聞)
next土砂災害空撮写真等あり。
next日之影地区の災害の写真が掲載されたサイト
next高千穂鉄道サイトより被害状況を紹介したページ


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