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神話高千穂トロッコ鉄道

▶ in 宮崎に関する話題 posted 2006.01.07 Saturday / 09:08

アーカイブ ひむかブログ OLD1
ご覧の記事は、2005年〜2006年頃に書いたブログ記事です。
「忘れられる権利」の観点より、コメント欄は全て非表示にしました。
記事中のリンク切れもあろうかと思われます。ご了承を・・。
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[お知らせ]
神話高千穂トロッコ鉄道に関する最近の話題は、当サイト内関連ブログ記事
「神話高千穂トロッコ鉄道」支援金募集をご覧ください。

神話高千穂トロッコ鉄道・高千穂峡にあったものを撮影(2010年4月)

2005年の台風14号による被害で第三セクターとしての存続を断念した高千穂鉄道(TR)の経営を引き継ぐ為に、高千穂町の経済団体が中心となり1月6日準備室を設立したそうです。

高千穂鉄道の廃線は、高千穂観光にとっても大きな痛手、このまま廃線になるのだろうか・・・
なんとかならないものだろうかと思っていたが、これは非常に喜ばしいニュースです。

準備室は、高千穂町観光協会、高千穂町商工会、旅館組合、高千穂地区建設業協会、JA高千穂地区、西臼杵郡森林組合の代表14名で構成。

計画によると、新会社は町観光協会を中心に3500万円、町民からの公募で1500万円の資本金5000万円で設立。
高千穂鉄道から経営権の譲渡を受ける。
28人の社員は出来る限り再雇用する方針とか。

トロッコ列車をメーンとした観光鉄道を主力に営業
当初は 被害の少なかった 高千穂†日之影温泉駅間(12.4キロ)で運行。
新会社は高千穂観光協会が中心となり、4月1日の設立、15日からの運行開始を目指す。

新会社設立への課題は山のようにあると思うが、自分達の手で何とかしようとという士気に大いに期待したい。
一株二万円で個人出資も募るようだ・・。

昨年暮に書いた記事より引用

高千穂鉄道を観光鉄道として、復活してくれないだろうか。
高千穂-日之影間だけでも良い、逆に観光に特化するならその方が良い。
従来のダイヤだと高千穂へ車で行き、延岡を往復する、もしくは途中下車で折り返し、と言うパターンであろうが、乗り継ぎ時間等を考えると観光の為に乗るにははかなり時間的に難しいのが実情であった。

高千穂-日之影間を数十分毎に往復したらどうだろう。
スピードもゆっくり、周辺の景色を楽しみながら。
これなら高千穂へ車で行き、鉄道観光をする方もかなり増えると思うのだが。

観光鉄道は、現在 日本では 
嵯峨野観光鉄道、黒部峡谷鉄道、大井川鉄道井川線がある。


高千穂鉄道 200504

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撮影した写真など・・・作者のPR(^^)
Youtube MORIMORI



思えば第三セクターTRになる前の、国鉄時代、延岡から高千穂までの高千穂線をさらに延長、熊本県高森町まで結ぼうという九州横断鉄道建設計画があり、昭和48年延長約23kmのトンネル工事までやっていたのだが・・時代の流れか・・・
トンネルの駅

その後高千穂鉄道(TR)第三セクターでの経営となりました。
利用者も近年は少なくなり毎年約6,000万円の赤字を計上し続けていた。
地元紙によると内訳は 運輸収入約1億8,000万円、人件費1億2,000万円 修繕費6,000万円とか・・
台風被害がなくとも廃線という話は既に出ていた状況でもありました。
 

神話高千穂トロッコ鉄道


新会社の社名は「神話高千穂トロッコ鉄道」に決まったようだ。

 

高千穂鉄道17年の歴史に幕 社員26人を解雇


2006年02月01日報道

第3セクターによる経営を断念した高千穂鉄道は31日、17年の歴史に事実上、幕を下ろした。
26人全員を解雇。
26人のうち、2人(会社清算に当たる小川修一専務、JR九州から出向していた社員一人)は清算事務のため1日からTRに再雇用されるが、清算後の保障はなく、残り24人の就職先もまだ決まっていないという。

神話高千穂トロッコ鉄道」の設立時(4月1日)には、社員の再雇用が予定されているが、条件など具体的な話はこれからになるという。
 

走れトロッコ列車準備室


発起人代表:高千穂町観光協会 会長 佐藤 公一(さとうこういち)
設立会社名:神話高千穂トロッコ鉄道株式会社
設立予定日:平成18年4月1日(土)
当初運行予定区間:高千穂駅から日之影温泉駅
室長 高千穂町商工会会長:興梠 亘 (こうろきわたる)

神話高千穂トロッコ鉄道 設立委員会の初会合が2月2日開催されたようだ。
設立委員会代表は佐藤公一・高千穂町観光協会長。
設立委員会は新たに2人の発起人を加え計5人。

下限5000万円の資本金の内訳
高千穂町観光協会 3000万円、高千穂町商工会200万円、高千穂町旅館業組合100万円
計3300万円。残1700万円は関連事業所などに協力を求める。

会社発足後に増資を広く募る予定。

2/11追記

その後運行を予定している区間の鉄橋が老朽化している事が判明し、急遽全国から10億円の支援金を募ることに決めたそうだ。

盛り上がる地元に対して高千穂鉄道の筆頭株主でもある県は冷静・・

厳しい再開への道と題した2月11日 宮崎日日新聞朝刊記事によると、旧高千穂鉄道の筆頭株主である県は
“「線路や車両、施設は高千穂鉄道の財産。その処分方法まで取締役会で決まっていない。」と事業譲渡を前提に話を進める発起人の動きに釘を刺す。”

また、鉄道譲渡には国土交通省の許可が必要で、

“九州鉄道運輸局鉄道部計画課の矢野課長は
「申請があれば新会社が安全に運行できるのかを審査する。資金力に問題があれば、車両更新ができるかなど安全に疑問が生じる。」”

と話しているという。

兎にも角にも安全は第一
いろいろクリアすべき問題は山済みだろう、納期(再開日)にとらわれず確実に
着実に復旧へ向けがんばってほしい。

2/15追記
 

「神話高千穂トロッコ鉄道」3月設立予定


当初目標とした出資金5千万円のめどが付き3月初旬に会社設立手続きを予定。
一株二万円で募集予定だった個人株主については、出資者が50人以上になると手続きが煩雑になる為、新会社設立後に増資の形で受け付ける。

3/02追記

朝日新聞記事によると、手続(事業基本計画の国交相に提出・鉄道事業者としての認可申請等)および復旧工事(日之影温泉駅周辺の鉄路は約200メートルにわたって地盤が崩れている)にかかる日数が現時点で見通せず、「運行開始は当初予定より遅れることも予想される」と事務局は話しているという。

3/16追記

3月15日高千穂観光協会で出資者ら22人による「神話高千穂トロッコ鉄道」創立総会が開かれた。
代表発起人佐藤公一氏(神楽酒造社長)の社長選出や取締役、監査役を選出。
4月15日の運転再開(高千穂†日之影温泉駅間 12.5K 5駅)を目指すことを確認。

代表取締役 
佐藤公一 神楽酒造株式会社社長
取締役 
中藪紘三 高千穂町旅館業組合組合長
興梠亘 高千穂町商工会会長
戸高久治 株式会社高千穂交通社長
佐藤光義 株式会社千穂の家社長
三國岩男 高千穂酒造株式会社社長
上田耕市 株式会社虎屋社長
原田宗慶 高千穂町観光協会事務局長


4/04追記

2006年04月03日付け宮日新聞によると 高千穂鉄道(TR)を民活で引き継ぐ神話高千穂トロッコ鉄道の運行開始日が清算業務の遅れのほか、国の認可、鉄路補修などの日程も重なり、予定より大幅にずれ込む状況になっているそうだ。
尚、これ以外にも日之影温泉駅付近の補修も3週間はかかるとされており、月内の運転開始は極めて厳しい状況であるとの事。

4/19追記
2006年4月18付け、宮日新聞によると・・現在までまだ高千穂鉄道(TR)から経営権や線路、駅舎などの資産が継承されておらず、運転延期を決めている「神話高千穂トロッコ鉄道」は、資金調達の為に枕木などの1口オーナー制度の導入を検討中だそうです。
同社は今回の運転再開を目指す区間内(高千穂―槙峰間、その先にある綱ノ瀬橋梁を含む21.5Km区間)にある鉄橋の塗装費用や経営資金等で8億2500万円が必要と試算。
国土交通省から経営権の委譲などの認可が下りれば募集を始めたいとする4年間で約8億円を集める構想の1口オーナー制度の内訳は 枕木1本5000円、レールを留めるいぬくぎ1本2000円、鉄橋の塗り替え面積1平方m当たり2万円で募集する予定とか。


高千穂鉄道線路と菜の花

譲渡はなかなかスムーズに進まないようです。
今度は譲渡に際しての両社の法人税負担等の問題も新聞に出ておりました。

台風14号で被害を受け経営断念した第三セクター「TR(高千穂鉄道)」が運転再開を目指す民間会社「神話高千穂トロッコ鉄道」への資産譲渡の際にトロッコ社に2億1千万円、TR(高千穂鉄道)は約1億6千万円の法人税と事業税がかかるという試算を出していることが6月21日わかった。
TR(高千穂鉄道)がJR九州から資産譲渡された際は特例法により各資産1円と算定され税負担は生じなかったが、今回全国初の三セク鉄道から民間への資産譲渡は双方に多額の税がかかることが解り 両社や関係自治体の譲渡協議は難航運行再開も大幅に遅れそう。(2006.06.22 西日本新聞より一部引用)

このような災害による経営断念と言う特別の背景があり、しかも公共性のあるもの・・。
臨機応変、これこそ特例でみてもらえないものだろうか・・・。


6月29日
県議会総合交通流通対策特別委員会で答弁した村社秀継 県地域生活部長は「神話高千穂トロッコ鉄道」への国の事業認可について「(トロッコ鉄道と)国との協議が十分されていない印象。
認可の見通しは分からない」と厳しい見解を述べた。(情報 毎日新聞)


7月01日

高千穂鉄道、廃止含め9月に結論

高千穂鉄道 黒木睦郎社長(高千穂町長)は6月末の株主総会後の記者会見で「9月初めには(神話高千穂トロッコ鉄道への)鉄道施設の譲渡か貸与、もしくは廃止のいずれかを決めたい」と述べた。
また、「今後は(鉄道資産の)貸与などを考えたいが、名案がない」とも述べ、運行再開の可能性が極めて低いことも改めて示した。 (情報 日本経済新聞)
 

神話高千穂トロッコ鉄道 運行支援を


神話高千穂トロッコ鉄道は運行に必要な2億円の資金公募を21日より始めた。
資材の費用を支援者に負担してもらうオーナー制度を導入。
枕木、鉄橋塗装 一口 2万円 
レールを固定する犬クギ 一口 1万円
この他 一般支援金 5千円 など。

同社は「今後2カ月をめどに2億円を集めたい」としている。

受付 問い合わせは神話高千穂トロッコ鉄道 0982-72-3216 
詳細が書かれたWebPage→http://www.torokko.jp/menu01.php

最新話題は、当サイト内関連ブログ記事「神話高千穂トロッコ鉄道」支援金募集をご覧ください。
ひむかブログ|神話高千穂トロッコ鉄道

【2009年7月追記】

高千穂鉄道は復旧のめどが立たず、残念ながら2009年3月に会社は清算となってしまいました。

2008年12月にJR九州が 2003年から「トロッコ神楽号」として延岡―高千穂間(50K)を走らせていたディーゼルカー2両(TR400形車両)2両を計1億4000万円をかけて購入・改修、2009年観光特急列車「海幸山幸」として日南線に復活する事となりました。

木製観光列車「海幸山幸」はTR高千穂鉄道のトロッコ列車を改装

高千穂鉄道のトロッコ列車ですが、残り2両は解体、高千穂町と宮崎県日之影町に2両、阿佐海岸鉄道(徳島県)に1両を無償譲渡されたようです。


この記事へのコメントは終了しました。
以下はいままで頂いたコメントです。


MORIMORI 2006/02/10 11:52 PM

hiro_0503さん>
先の台風、hiro_0503さんところは被害ありませんでしたか?。
宮崎県内の被害は大きかったですね。
秋に紅葉撮影にと思って出かけた「わにつか渓谷」も土石流で壊滅的でした。
サボテンハーブ園の数百メートル先の道路などはパニック映画に出て来る様なシーンさながらでした。

https://www.pmiyazaki.com/blog_old1/img/20101103_662856.jpg
https://www.pmiyazaki.com/blog_old1/img/20101103_662855.jpg

旧TR高千穂鉄道の場合、台風来ずとも経営が思わしくなく、このまま行くと廃線と言う声も昨年辺りからありました。
不謹慎な言い方かも知れませんが、今回、地元の方達で何とか存続しようと言う、そういう機運、きっかけ作りとしては逆に良かったのではなどと考えたりもします。
プラス指向で・・。

ところで私も巨樹を見に、屋久島行きたいです(~~)


hiro_0503 2006/02/10 7:39 AM

お久しぶりです。元気ですか?

昨年の台風の影響凄いですよね。
高千穂鉄道は続けてほしい、そう思いながら
被害の大きいだけに 復活が大変ですよね。^^;



MORIMORI 2006/01/14 2:43 PM

わかまつさん>なるほど延岡南道路なるものがあるのですね。
ニュース等で延岡の道路が開通したとか聞いてはいたのですが、どこから
どこまでとか、土地勘のない私にはいまひとつピンと来ませんでした(~~;)
注意点等含め、情報ありがとうございます。次回使ってみます。


わかまつ 2006/01/13 11:40 PM

MORIMORIさん、こんばんは、
私が高千穂に行く時は門川から延岡南道路を走って行きます。
以前の延岡南道路は門川から走って行くと延岡市街地南までしか行く事
ができませんでしたが現在は延岡の松山橋(延岡市の北方町寄り)の
ところあたりで降りる事が出来ます。南道路を降りたら松山橋を渡って
218号線です。ですから信号の多い市街地を通らなくて218号線にのれます。
でもこの延岡南道路は分岐点の標識が手前の方から出されていなくて
分岐点に標識があるだけと言っていいくらいです。失敗している方が多い
みたいなので要注意です。鳥栖のインターチェンジほど緊張しませんが、、、、
門川から250円を払って走る価値はあると思います。


MORIMORI 2006/01/13 10:29 PM

わかまつさん>延岡市街地を通らず高千穂方面へ行くにはどのコースを通るのでしょうか。
以前ETOランド?下日之影辺りへ抜ける狭い道を通って、精神的に疲れ、二度と通らんぞ†急がば廻れ と当方は硬く誓い? 最近は毎回延岡経由です。


わかまつ 2006/01/12 11:52 PM

こんばんは、
高千穂鉄道は仮称”高千穂神話鉄道”として再スタートの準備をする
みたいで、またトロッコ列車に乗れるかなと期待できそうです。
私は高千穂駅から延岡駅までトロッコ列車に乗ったけど観光列車なら
高千穂†日之影間が丁度いい距離かなと思ったりします。人の目を引
く景色も高千穂†日之影間に集中しているようだし。

道路も日向市の方からだと延岡の市街地を通らなくて高千穂に行ける
ようになってるのでトロッコ列車がまた走ってくれるといいな。


MORIMORI 2006/01/09 10:30 PM

Yes!@福岡さん>高千穂鉄道、多少明るいきざしってところではないでしょうか。
実際会社の引継ぎとなると、法的な諸問題含めいろいろ大変みたいです。
なにしろ鉄道、安全面が第一ですからね。
安全面はプロに任せて、運営面でボランティア等が参加できる面があれば積極的にボランティアを導入するのも一手段かも知れませんね。


Yes!@福岡 2006/01/09 1:39 AM

MORIMORIさん、どうも†。
高千穂鉄道は再建断念と思われてただけに、わずかですが明るいきざしが見えた感じでしょうか?確かに課題は山積してますが、あの車窓からの景観はなかなか見れるもんじゃないと思います。
日之影温泉駅ももっとアピールして高千穂と面白い観光コースが出来るんじゃないかな†。



〔追記〕高千穂観光ブログの紹介

その後、開設した高千穂町話題に特化した高千穂観光ブログもご覧ください。






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