古事記編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI    
      
 


古事記編さん1300年(宮崎)関連 つれづれ つぶやき

【005】 〜日向(ひむか)神話旅パンフレット(小冊子)〜

宮崎県作成パンフレット 「日向(ひむか)神話旅」のご紹介


宮崎県立図書館では、島根県立図書館、奈良県立図書情報館と協力し、各々の地域の観光資源について展示を行うで「古事記編さん1300年記念図書館交流展示」 という企画を行っております。
 
 以下のスケジュール。
  1期 宮崎県内関連 7月 3日(火)〜7月17日(火)
  2期 島根県内関連 7月18日(水)〜7月31日(火)
  3期 奈良県内関連 8月 1日(水)〜8月14日(火)

 詳細は 宮崎県立図書館のページ参照

ここまで ・・・ 前ふり (^^;)

先日、行きましたところ、このほど宮崎県が作成した「日向神話旅」〜300年の時空を超えて、神々の世界へ〜 というパンフレット(小冊子・無料)も配布されておりましたので、頂いてきました。表紙のイメージ等を紹介します。
※日向は“ひむか”と読みます。

日向神話旅」の項目は以下のとおり
ようこそ、神話の舞台へ 国産み  天岩戸隠れ 天孫降臨 木花佐久夜姫 海幸山幸 神武東征 宮崎の神楽 てげうめっちゃが、みやざき!!  交通アクセス(背表紙)

夏休み、お子様と日向神話の勉強、そしてゆかりの地を訪ねてみるのも良いかも知れませんね。

日向神話旅」は右のWebsiteでもご覧になれます。 → miyazaki e-book

※ 追記 平成25年9月、「日向神話旅」の第二版目となる、更新バージョンが出来ました。
   → 日向神話旅












「日向神話旅」は A5版 表紙含め全20ページです。

当サイト内に関連ページのあるものについてはリンクを挿入。地図リンク等もありますのでご覧ください。


表 日向神話旅 / 背・交通アクセス

ようこそ、神話の舞台へ 系図

古事記とは? 日本書記との違いは? 「神話にふるさと」みやざき 〜古事記と宮崎県〜 日向神話の概要 神々の系図
背景 高千穂の雲海





国産み

天岩戸隠れ(あまのいわとがくれ)

江田神社 阿波岐原みそぎ池「御池」 岩戸隠れ神話 天安河原 天岩戸神社





天孫降臨(てんそんこうりん)

木花佐久夜姫(このはなさくやひめ)

天孫降臨の地「高千穂町」「高原町」 二上神社 くしふる神社 高千穂神社 高千穂峰天逆鉾 狭野神社 霧島東神社 当サイト内関連ページ 高千穂 霧島 都萬神社 記紀の道 木花神社
当サイト内関連ページ 西都原古墳群





海幸山幸(うみさちやまさち)

神武東征(じんむとうせい)

青島神社 潮嶽神社 鵜戸神宮 駒宮神社 宮崎神宮 皇宮屋 日本海軍発祥の地の石碑 立磐神社





宮崎の神楽

てげうめっちゃが、みやざき!!

高千穂の夜神楽 椎葉神楽 米良神楽「銀鏡神楽」 高原の神舞(狭野神楽・祓川神楽

当サイト内関連ページ 宮崎の神楽
宮崎牛 みやざき地頭鶏 うなぎ 宮崎ハマユウポーク 宮崎獲れ伊勢海老 日向夏 完熟マンゴー 冷や汁 チキン南蛮 レタス巻き 肉巻きおにぎり チーズ饅頭 佐土原鯨ようかん 焼酎


















霧島の峰より奥の霧はれて 現れ出づる襲(そ)の峰の神




今回の Kojiki1300 Anniversary Gallery は 高千穂峰 関連3枚


高千穂峰山頂の天逆鉾(あまのさかほこ)

鉄あるいは銅製、長さ138cm、周囲26cm 霧島東神社(宮崎県高原町鎮座)の社宝です。(山頂も境内です。)

夕暮れの霧島連山 高千穂峰の夕景 

霧島連山の中でも、ひときわ美しいのが高千穂峰(1574m)、神々が降り立つ天孫降臨の神話が生まれたのもわかる気がします。 私は都城高崎長方面からの姿が均整がとれ、特に美しいように感じます。 霧島連山の夕景

祓川神楽 (国指定重要無形民俗文化財 高原の神舞(かんめ)) 番付 宇治

高千穂峰の周囲には、平安時代に整備された「霧島六社権現」という6つの社寺がありました。その中の狭野神社・霧島東神社が高原町にあり、この2つの神社及び氏子の家には、「狭野神楽」「祓川神楽」が伝承されています。その2つの神楽を総称して「高原の神舞(かんめ)」と呼んでいます。 詳細は→ 高原の神舞   祓川神楽 


高千穂峰に関して、宮崎県の観光サイト「旬ナビ」より、アニメーション → Web 以下は引用


「ニニギノミコトが降臨した「筑紫(ちくし)の日向(ひむか)の高千穂のくしふる峰」。古事記、日本書紀にも出て来るこの天孫降臨の地・高千穂峰が、高千穂町か霧島の高千穂峰か、今も結論は出ていませんが、霧島連峰の最南端にある高千穂峰には、ニニギノミコトが降臨した際に突き刺したといわれる「天の逆鉾(逆鉾)」が現在も残っています。また、日本書紀には「日向のくし日の高千穂の峰」と記されており、「くし日」は火山を意味することから、高千穂峰がその地であるとする理由の一つとなっているようです。

登山ルートは高原町から等、いくつかありますが、鹿児島県側、高千穂河原からの登山コースが一般的。頂上に座する天の逆鉾は、三叉(みつまた)の剣で鉄あるいは銅製、長さ138cm、周囲26cmの大きさとなっており、
一説によると奈良時代には既にあったとされています。この剣は、イザナキとイザナミの「天の沼矛(あめのぬぼこ)」であるとか、ニニギノミコトが雲の上から地上に降り立つ場所をさぐるために使った後、山頂にさかさに立てたものであるとする説も残されています。

1866年、慶応2年 には坂本竜馬が妻おりょうと日本初の新婚旅行で霧島を訪れ、この逆鉾を見るために高千穂峰に登ったとか。いずれにせよ、天孫降臨にまつわるといわれる天の逆鉾は、昔から多くの人々の歴史ロマンをかき立てる姿だったのでしょう。」  引用おわり

天孫降臨地は・・ 霧島 ?  高千穂町 ? どちらもありそうなところです。
古事記では、「筑紫の日向の高千穂のくじふるたけ」
日本書紀では 「日向の襲の高千穂の峰」 「日向の高千穂くじふるの峰」 「日向のくじひの高千穂の峰」 「日向の襲の高千穂くじひ二上峰」「日向の襲の高千穂そほりの山峰」


7月15日より、高千穂峰へ登れるようには・なりましたが・・
2011年1月末よりの新燃岳の活発な噴火活動により、長い間高千穂峰は入山(登山)禁止となっておりましたが、2012年7月15日より、鹿児島県霧島市高千穂河原からの登山道が開放され、高千穂峰へ登れるようになりました。
宮崎県側の登山道(皇子原(高原町)・霧島東神社(高原町)・夢見ヶ丘(都城市)の各ルート)は登山道の整備が必要で、開放までもうしばらくかかるようです。
新燃岳の火山活動の終息宣言がは出ておりません。警戒レベルは昨年の噴火時と同じレベル3のままです。

登山は自己判断にでお願いします。こちらに詳しく書いております。→ 7月15日霧島の登山道一部開放






まったくの余談ですが・・・  

余談ですが・・ 高千穂峰と言えば 坂本龍馬がおりょうと、薩摩を訪れた際(これが日本で最初の新婚旅行と云われる)、高千穂峰に登ったのは、1866年(慶応2年)3月29日(新暦5月13日)。
宮崎日日新聞のRAPIA(らぴあ)という冊子8/9号、ニュースいまむかし という項目で、高千穂峰の記事がありました。
「NHKの大河ドラマ「竜馬がゆく」のロケが高千穂峰山頂で行われ、おりょう役の浅丘ルリ子は登り切った。この撮影の問、天の逆鉾を囲んでいるコンクリート製の柵は 江戸時代には存在しないとして、おはらいのあと逆鉾を移動した。
柵は紀元2600年事業として昭和15年、大政翼賛会が宮崎市平和台の八紘之基柱と同時に造った。」
大河ドラマロケの為に逆鉾を移動したという お話は初耳でしたので、Web検索してみると、岩波書店のサイトに、この時のNHK大河ドラマ「竜馬がゆく」演出を担当された、和田勉さんのお話がありました。 参照元
「ヒーロー竜馬(北大路欣也)とヒロインおりょう(浅丘ルリ子)が,メデタク結婚して,その新婚旅行に出かけるくだり.これは司馬遼太郎さんの原作に従って,鹿児島県と宮崎県の境にある高千穂峰にした.頂上に天の逆鉾(さかほこ)がある.海抜1500メートルほどで,ロケをするにはちょっとつらい.で,その手前にある約600メートルの山の頂上を高千穂峰の山頂部分に見立ててロケをした. とはいえ600メートルの山登り.ロケ隊は早朝出発だ.カツラは頭を締め付けるので,頂上に着いてから着けるつもりだった.ところが! 浅丘ルリ子いわく「あたしは出発の時からそうしておきます」.彼女は,締め付けられたカツラ頭の状態で600メートルを登り切るのであった.しかもひそかに笑いながら.」
ここでは、天逆鉾については触れておりませんが、高千穂峰の手前にある山でロケ?
考えるとするならば、御鉢のことでしょうか?
しかし、高千穂河原 970m 御鉢 1,408m 高千穂峰 1,574m  600mという数字がどこからも出てこない・・
高千穂峰山頂から約600m手前って事かも知れないです。御鉢まで逆鉾を下ろしたのでしょうか・・・?

記録によると、龍馬が登った江戸時代の天逆鉾は、3本の刃先部分が折れて無い時代の逆鉾。
折れた刃先の部分を修復したのは、戦後になってからとの事です。

最近では、一昨年の大河ドラマ「龍馬伝」でも高千穂峰でもロケが行われました。(この時は、刃先の無い、江戸時代の天逆鉾レプリカを持参したようです) 「エクスカリバーよろしく風」の天逆鉾を抜きさす演出はどうかと思いましたが・・ 。 
 → 過去に書いたブログ記事

偶然と思いますが・・・ 2010年7月27日の竜馬伝ロケから丁度半年後の1月27日 新燃岳が 15:41 1822年(文政4年)、以来189年ぶりに爆発的噴火(マグマ噴火)しました。  → 新燃岳2011年噴火時系列

 


2012/07/18

【005】 日向(ひむか)神話旅パンフレット



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古事記関連 オススメ本の紹介 天皇家の“ふるさと”日向をゆく  古事記  梅原 猛 


天皇家の“ふるさと”日向をゆく

この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真もとても良いです。
宮崎の方なら、ぜひ読んでおきたい一冊、私も一押しの本です。

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天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) (\660円 通常送料無料)
古事記現代語訳古事記 (学研M文庫)梅原猛著 (\546円) も同時にいかがでしょう。現代用語で、実にわかりやすいです。
 (価格等の情報は記載時点のものです。最新情報は 上記リンク先で・・。)



天皇家の“ふるさと”日向をゆく の内容 

索引 本書より引用

 一 日向神話のタブーに挑む 10
 二 高千穂論争、私はこう考える 26
 三 神代の国際都市・高千穂を歩く 57
 四 妻をめとらば西都原 99
 五 アマテラスは宮崎出身? 126
 六 天孫族、海へ 146
 七 火を噴く神の山・霧島 172
 八 乾坤一擲、東征の旅へ 210
 九 薩摩半島はワタツミの国か 236
 十 旅の終わりに 265


 *乾坤一擲(けんこんいってき) 運を天にまかせて、のるかそるかの大勝負をすること。



記紀編さん1300年の節目、宮崎県の宝を、お披露目 私設ページ


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