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記紀の道(西都市)で撮影した写真

都萬神社(つまじんじゃ)、御舟塚(みふねづか)、逢初川(あいそめがわ)、八尋殿跡(やふろでんあと)、無戸室(うつむろ) 児湯(こゆ)の池、鬼(おに)の窟(いわや)、石貫(いしぬき)神社、男狭穂塚(おさほづか)・女狭穂塚(めさほづか)




-記紀の道とは

記紀の道 ルート概略地図記紀はご存知のように日本で最古の文献といわれる古事記(712年)と日本書紀(720年)のことですが、その記紀に書かれている日向神話に登場するニニギノミコトとコノハナサクヤヒメにまつわる伝承地をひとつのルート(都萬神社より西都原古墳群まで)結んだものを観光ルート「記紀の道」として位置づけたものです。
ルート途中には駐車場等はありませんので、歩いて散策という感じのルートです。(片道約4Km徒歩1時間)

要所に案内板なども設置されており、迷うことは無いと思います。

記紀の道マップ右の記紀の道の地図(概略MAP)は都萬神社そばにあった案内板を撮影したものです。
また、その下のマップは西都市観光協会作成の記紀の道マップです。
(内容は、発行時点のものであり、先々変更になる場合があります。)
各画像・写真はクリックすると拡大します。

記紀の道、宮崎観光遺産にも登録されております。

関連リーフレット紹介 → 日本最古の恋めぐり(西都市観光協会発行)

記紀の道 主な所要時間概略(滞在時間含まず)

 ※以下の各リンクはgoogleマップへリンク

都萬神社】〜5分(230m)〜【御舟塚】〜20分(1,060m)〜【逢初川】〜1分(40m)〜【八尋殿の跡】〜7分(380m)〜【無戸室跡】〜1分(80m)〜【児湯の池】〜7分(320m)〜【石貫神社】〜10分(330m)〜【大山祇陵】〜16分(880m)〜【鬼の窟】〜11分(500m)〜【男狭穂塚・女狭穂塚】 
→ 時間距離参照元(西都市観光ボランティガイド協議会)
 

記紀の道で撮影した写真

-都萬神社(つまじんじゃ)

都萬神社記紀の道のスタート地点となる都萬神社は、コノハナノサクヤヒメを祭る。
承和4年(837)に官社となったという記録が残る古社で、海幸彦・山幸彦ら三皇子誕生の地とされ、縁結び、安産の神様として有名です。
皇子らを育てるために甘酒を与えたことから、日本酒発祥の地の碑もある。
境内の大クス(妻の大クス)は樹齢1200年を数える巨樹で、国の天然記念物に指定されている

-御舟塚(みふねづか)

御舟塚高天原から高千穂の峰に来降した天孫ニニギノミコト一行の舟が到着した場所といわれている。
かつてこのあたりは海であったのかも知れない。

(住宅街の一画なので見逃さないよう・。)

-逢初川(あいそめがわ)

逢初川(あいそめがわ)逢初川(あいそめがわ)

高千穂峰に降りられた天孫ニニギノ尊はこの地に移り住まわれますが、ある日散歩の途中この小川で水くみをしていたコノハナサクヤ姫を見初められ、結婚の申し込みをされた場所だと伝えられています。 古事記には「笠沙御前(かささのみさき)」がその出会いの場所と記されているが、鹿児島の野間半島と並んでこの周辺も有力な比定地とされています。
県北の高千穂町にも 逢初川(あいそめ川)がありますのでご覧下さい。 → 逢初川(あいそめ川)

-八尋殿跡(やひろでんあと)

記紀の道 八尋殿跡(やひろでんあと)ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが暮らすために、建てられた御殿の跡、縦横八尋(約15m程)であったことからこの地方の人たちが、八尋殿と名付けて跡地を保護しました。

約15m程=建坪約68坪とか

(逢初川(あいそめがわ)のごく近くです。)

-無戸室(うつむろ)

記紀の道 無戸室(うつむろ)記紀の道 無戸室(うつむろ)

ニニギノミコトはコノハナサクヤ姫と結婚、一夜明けると土賊征伐にお出かけになり数ヶ月してお帰りになると、姫はすでに身ごもっておりました。コノハナノサクヤヒメが一夜の契りで妊娠したことを知ったニニギノミコトは「国つ神の子ではないのか」と疑う。コノハナノサクヤヒメは、身の潔白の証として出入り口のない産室を作らせて火を放ち、「ミコトの子ならば無事に生まれましょう」とそこへ入り、ホオリノミコト(山幸彦)、ホデリノミコト(海幸彦)、ホスセリノミコトの三皇子(おうじ)を産んだ。 無戸室(うつむろ)は地元では火柱殿(ひじゅどん)ともいわれているそうです。
大きなクスの木も見ごたえあります。

- 児湯(こゆ)の池

記紀の道 児湯(こゆ)の池西都原台地でしみこんだ雨水が泉としてこの児湯の池に湧きだしています。
無戸室で生まれたホオリノミコト(山幸彦)、ホデリノミコト(海幸彦)、ホスセリノミコトの産湯を汲んだ池。

この「児湯」が現在の児湯郡の地名にもなっている。

鯉がたくさん泳いでおりました。
丁度赤トンボの季節で周囲にはたくさんの赤トンボたちが・
記紀の道 児湯(こゆ)の池周辺にて 赤とんぼの写真記紀の道 児湯(こゆ)の池周辺にて 赤とんぼの写真
記紀の道 児湯(こゆ)の池周辺にて 赤とんぼの写真記紀の道 児湯(こゆ)の池周辺にて 赤とんぼの写真



-鬼(おに)の窟(いわや)

記紀の道 鬼(おに)の窟(いわや)古墳コノハナノサクヤヒメに求婚した力自慢の鬼がいた。父のオオヤマツミ(大山積神、大山津見神、大山祇神)は「一晩で大きな岩屋を作ることができれば娘を与えよう」と約束する。鬼は奮闘して岩屋を作ったが、大山津見神はすきを見て岩をひとつ抜いて遠くへ投げ「これでは娘はやれない」と断った。

鬼の窟古墳 参照ください。

*記紀の道のルート的には最後の部分となりますが、時系列的にここに挿入しました。

-石貫(いしぬき)神社

記紀の道 石貫(いしぬき)神社コノハナノサクヤヒメの父、オオヤマツミ(大山積神、大山津見神、大山祇神)を祭る。鬼の窟から投げた石はここまで飛び、参道(一の鳥居のそば)にはその時の石とされるものが残されている。
記紀の道 石貫神社記紀の道 石貫神社
記紀の道 石貫神社記紀の道 石貫神社
記紀の道 石貫神社記紀の道 石貫神社

-石貫階段(いしぬきかいだん)

石貫階段石貫神社と西都原古墳群の間にある階段

昭和のはじめ頃、横浜で鉱山会社を営むある社長は石貫神社(いしぬきじんしゃ)の信者でした。
ある時、鉱山で大事故が発生しましたが幸い昼食時間で現場に誰も居なかった為、死傷者はありませんでした。
奇跡に近いことで、石貫神社(いしぬきじんしゃ)のオオヤマツミノカミのお陰だと、ますます信仰心を深め、昭和15年頃にこの階段を寄進したというものだそうです。参照元

整然と並んだ美しい石の階段は見ごたえあります。
石貫階段石貫階段

-大山祇命の陵墓

石貫階段を上ってすぐのところにある90号柄鏡式古墳
コノハナサクヤ姫の父であるオオヤマツミ(大山津見神)の陵墓と伝えられている。
 大山祇命の陵墓とされている 西都原古墳90号墳

-男狭穂塚(おさほづか)・女狭穂塚(めさほづか)

男狭穂塚(おさほづか)・女狭穂塚(めさほづか)男狭穂塚・女狭穂塚が記紀の道の終点となる、都萬神社から約1時間の散策コース。
二つの隣接する巨大古墳はそれぞれニニギノミコトとコノハナノサクヤヒメの陵墓と伝えられている。

近年の調査で、女狭穂塚は前方後円墳、男狭穂塚は前方後円墳の一種である帆立貝形古墳であることがわかった。

-記紀の道関連おすすめリンク

 本文は下記のページ・現地案内板等を参考に書きました。
 西都市観光案内・記紀の道(西都市のページ) 旬ナビ街道 (神のいた里西都)

 当サイト内関連リンク 日向神話神々の系図 西都原古墳群 西都古墳祭り(記紀の道を松明行列)
稚児ヶ池の古代蓮(大賀ハス)

梅原猛著「天皇家の“ふるさと”日向を行く」の中に、西都市を案内した西都原古墳を半世紀にわたり調査している宮崎の考古学者日高正晴氏のコメントとして記紀の道に関して下記のようなことが書かれている。

「これらの伝承はたいへん古いもので八百年も千年も前に古事記や日本書紀を読んで、この片田舎に記紀神話の舞台をデッチ上げた知恵者がいたとは思われない。」

ここで紹介した「記紀の道の立ち寄り処」の中には、住宅や畑の中の一区画に石碑だけという感じのところもあります、そういった意味では神話等に興味の無い方にとってはあまり魅力のないコースなかも知れません。その点はご承知おき願います。
オオヤマツミノカミについては 大山積神、大山津見神、大山祇神、大山祇命等の呼称があるようです。
他の神々もそうです。

- 記紀の道 関連ニュース記事など・・・


記紀の道沿いに菜の花植え付け

神話伝説の地を巡る西都市の「記紀の道」沿い、稚児ケ池のほとりに、地域の人たちや中学生ボランティアなどが約5反=0.5ヘクタールの畑に一株一株苗を植えつけました。畑は周辺を花で飾ろうと近くに住む人が提供。古代ロマン漂う散策路は、春には花で彩られます。
稚児ケ池周辺では、「記紀の道」の遊歩道の整備が進められ、2年後の春には完成するということです。

(情報元:2009年12月09日 UMKニュースより)


記紀の道 宮崎県西都市 


2008・10

その他の西都市関連ページ
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