太陽中岳(霧島山系)登山 

中岳登山(霧島山系) 

ルートMAP(地図) 霧島連山中岳高千穂峰隣に位置し韓国岳への縦走コースでもある。
あまり特徴の無い山ですが、南東面山裾にミヤマキリシマの群落があり、5月中より6月上旬にかけ辺りは赤、ピンク、白色の花で全山が染っていました。
新燃岳噴火の降灰による被害が心配されます。
 高千穂河原から中岳までは約一時間。
高千穂河原ビジターセンター (一般的な登山口)
 鹿児島県姶良郡霧島町 MapionMap  GPS N=31.52.55/E=130.53.54 辺り
 国立公園霧島略図 1 (自然保護対策協議会発行)
 国土地理院提供地図リンク
 霧島エリアマップ(霧島屋久国立公園〔屋久島と分割・現在は霧島錦江湾国立公園〕霧島地域略図 企画:パークサービス・自然公園財団)

霧島山登山縦走

やはり霧島の楽しみは山歩きでしょう。初心者でも安心のコース等、霧島の山歩きは多彩です。
えびの高原〜高千穂の峰の縦走も出来ましたが、2011年の新燃岳噴火で現在は出来ません。

霧島連山縦走コース 距離・時間

中岳への登山は禁止です。

News
〔情報〕 火山噴火予知連絡会は2014年2月25日、「地下のマグマだまりが2013年12月頃から膨張する傾向にあり、今後の推移に注意する必要がある」と発表した。 マグマだまりの膨張のほか、2013年12月〜2014年1月には、新燃岳に隣接する 大浪池及び韓国岳付近を震源とする地震が発生し、新燃岳の火口直下でも2月20日頃から地震が増加しているとのこと。

2013年10月22日、新燃岳の噴火警戒レベルが2へ下げられました。これを受け、即、高千穂河原〜中岳、獅子戸岳〜大幡池など、1Kmエリア外になるであろう登山道に入れるかというと、そうでは無く、今後は、県が地元市町など関係機関と連携して、登山道や周辺環境の安全確認を行うとともに、修復、新たな看板の設置等必要な措置を行った上で、登山道の一部解除が行われることになります。

10/23 鹿児島テレビニュースによると、一次調査登山の結果、中岳の山頂付近は50cmほど、火山れきが積もっていて、どこが登山道なのか分からない状態で、滑落するおそれのある場所も複数確認されたとのこと。このため鹿児島県などでは、当面、登山道を一般開放せず、火山れきを除去したり補修をした後、改めて開放するかどうか検討するということです。

登山道は、長年使っておりませんので、整備に時間がかかり、登山道開放までは時間がかかるかもしれません。

レベル2は、前回、新燃岳が大噴火を起こした2011年1月26日以前の状態に戻った、ということであり、「終息宣言」では無いことを認識しておかなかればなりません。


中岳中腹探勝路 2013年4月27日開放

高千穂河原から中岳中腹までの「中岳中腹探勝路」が、2013年4月27日より一般開放されました。
この中岳中腹探勝路は新燃岳に近く(新燃岳火口から2.3Km〜3.2Kmの範囲にある)、2011年の爆発噴火の際は周辺にも大きな噴石が降ったようで、登山道に70cm程の噴石(火山弾)が落ち、直径約2mのクレーターが出来たりしました。

新燃岳再噴火の際は、噴石被害等のリスクを伴う地帯ですので、情報を収集の上、ご自身の判断で入山をお願いします。
新燃岳の噴火レベルは3火口から2K規制のままですので、引き続き中岳への登頂は禁止です。

中岳中腹は霧島の中でもミヤマキリシマの群落が多い地帯でしたが、2011年の新燃岳噴火による噴石、降灰、火山ガスで痛み、枯れてしまったものもありますが、これから年月をかけてまた復活してくれるものと思われます。
火山活動と共に生きるミヤマキリシマですからね。

New
川崎の女性ら2人 規制中の登山道で遭難騒ぎ (2013/10/27記)
霧島中岳中腹探勝路2013年5月1日 写真レポ

News

霧島連山登山規制情報

 こちらのページを参照してください。 → 霧島山登山規制情報(概略図あり)
専門家は、「新燃岳火口縁を通る霧島連山の縦走(韓国岳→高千穂峰)は、(2011年のマグマ噴火から)10年単位で考える必要があるであろう」との見解を示しています。





高千穂河原にて 2013年3月撮影 


新燃岳の2011年大噴火以来、遠ざかっていた、高千穂河原、2013年3月久々行ってきましたので写真をいくつかご紹介。
噴火警戒レベルが下がると良いのですが・・・落ち着いてきたかなと思ったら、火山性地震が1年ぶりにまた増えたり・・・。

高千穂河原から見た中岳の様子 / 枠内拡大写真
中岳の様子 中岳拡大

中岳登山口の橋 川は火山灰 / 中岳登山口の看板 / 2013年に新設された避難壕(SHELTER)

中岳登山道前の橋 川には火山灰が堆積中岳登山道使用禁止の看板 高千穂河原 避難壕 (SHELTER)

〔 2013年3月撮影 高千穂河原に設置してあった注意の看板 〕

高千穂河原設置 注意 看板 2013年3月撮影

上の現地案内板を撮影した画像は、クリックすると全文拡大。

以上が 2013年3月撮影


霧島山の火山活動や天気の急変に注意を!チラシ (PDF) 当方撮影の雲海写真も・・
環境省が登山口に設置した赤外線カウンターで調査した2009年の中岳登山者は2万2200人だったようです。





新燃岳が噴火する前に撮影したものです。


墳石・降灰・火山ガスで中岳中腹のミヤマキリシマは甚大な被害を受け、現在はこのような姿を見る事は出来ません。
10年くらい? 噴火がなければミヤマキリシマもやがて元のように復活するかも知れません。


霧島 中岳登山(整備された石段)霧島 中岳登山(真っ赤なツツジ)霧島 中岳登山(石畳)霧島 中岳登山(中岳が見える)
高千穂河原登山口(970m)ビジターセンター横を通り、中岳(1345m)へ向かう、しばらく、林の中を歩く道はよく整備された石畳、石段の遊歩道。種々の花々が目を楽しませてくれる。

霧島 中岳登山(中腹の丘へ出る) 霧島 中岳登山(木の道)霧島 中岳登山(開放感たっぷり)霧島 中岳登山(御鉢を従えた霊峰高千穂峰)
20分程度登ると林を抜け、視界が開けた台地へ出る。この辺りはミヤマキリシマのオンパレード、ふり返ると高千穂峰が。やぱり高千穂峰は霧島を代表する山だ、と感じさせる美しさです。

霧島 中岳登山(見事なミヤマキリシマ) 霧島 中岳登山(中岳が近づいて来た)霧島 中岳登山(ちょっと休憩)霧島 中岳登山(ミヤマキリシマに囲まれた通路)
目の前の丸い丘のような山が中岳、この辺りには休憩するテーブル&ベンチが点在している。この辺りまでは難なく来れるので少し山を歩いてみたいというハイキングにも最適なコースだ。

霧島 中岳登山(緑もきれいだ) 霧島 中岳登山(丘の上は遊歩道が整備されている)霧島 中岳登山(中岳への道)霧島 中岳登山(結構急です。)
しばらくは緩やかな坂道を中岳へ向かって歩く。やがて中岳の急斜面が見えて来る。この辺りの標高は1100m。

霧島 中岳登山(岩場をよじ登る感じ)霧島 中岳登山(上側より撮影)霧島 中岳登山(上側より撮影)霧島 中岳登山(登って来た裾野を見る)
いよいよ中岳への登りだ。いきなり さながら岩登りという感じ、登山道は狭いが、足場はしっかりしている。雰囲気が良い。

霧島 中岳登山(雲がかかって来てしまった)霧島 中岳登山(ふたたび裾野を見る)霧島 中岳登山(中岳山頂)霧島 中岳登山(山頂付近のミヤマキリシマは未だの様だ)
もうすぐ山頂というところへ来た頃に雲がかかってきてしまった。 今まで見えていた高千穂峰も全く見えず。
山頂へ到達するも視界悪く、見えるであろう新燃岳、獅子戸岳、韓国岳等の山々も全く見えず。 ・・・残念!
新燃岳まで歩き、撮影後折り返す予定でしたが、この天気では・・と・・あきらめ、この日は早々に折り返した。
その後別ルートで新燃岳へ登った) 尚、中岳山頂最高部は三等三角点1332.4mより12.6m高く、1345m

霧島 中岳登山(ミヤマキリシマの群落)霧島 中岳登山(ミツバツツジ?)霧島 中岳登山(ツツジ?)霧島 中岳登山(ミヤマキリシマと高千穂峰)
中岳登山の際撮影したミヤマキリシマの画像は別途ページで公開しておりますが、未公開分含め数枚こちらにも掲載しておきます。




-霧島連山 中岳登山-

  
-霧島連山関連リンク

登山ルート等案内 山の案内 > 霧島山系の案内  霧島連山ウォーキングルートマップ(霧島キャッスルホテルサイト)
Google MAP〜サテライト表示〜霧島連山中岳 天気予報(YAHOO!)


 
「カッコウ」・「ホトドキス」等野鳥の鳴き声聞きながら
大自然を満喫、気分良い山歩きでしたが・・・。
大きい音でラジオをかけ、大声で話すマナーの悪い
年配のグループ写真家達も・・ あれはイカンです。

当方のブログ記事より関連話題
ミヤマキリシマ霧島登山

ページを作成するにあたり一部参考にした資料
「みやざき百山」 日本山岳会宮崎支部

2005/05

霧島の山一覧

 (並びは山の歴史の古い順になっています。 参照資料:霧島ジオパーク推進連絡協議会パンフレット)

  • (1)栗野岳(くりのだけ)1,094m 約20万年までに活動をしていた、現在の霧島山の中では古い火山のひとつです。
  • (2)矢岳(やだけ)1,132m 栗野岳とほぼ同期に活動をしていた古い火山のひとつです。
  • (3)獅子戸岳(ししこだけ)1,429m 10数万年前に活動して出来た火山で、山頂の西側に浅い火口のあとが残っています。
  • (4)白鳥山(しらとりやま)1,392m 約10万年前に活動して出来た火山です。その後に起こった白紫池(びゃくしいけ)の噴火によって火口は殆ど埋まっています。
  • (5)えびの岳(えびのだけ)1,292m 白鳥山と同じ頃に活動して出来た火山です。山頂には浅い火口が見られます。
  • (6)大浪池(おおなみいけ)1,412m 水面の標高は1,239m。約5万年前の噴火活動で出来た霧島山の中では比較的古い火口湖です。 
  • (7)夷守岳(ひなもりだけ)1,344m 約4万年前に活動していた火山で、“生駒富士”とも呼ばれ美しい山の形をしています。
  • (8)飯盛山(いいもりやま)846m 加久藤盆地が湖だった約3万年前に活動した火山です。
  • (9)韓国岳(からくにだけ)1,700m 約17,000年前に出来た霧島山の中で最も高い山です。山の大きさのわりに火口が大きいのが特徴。
  • (10)甑岳(こしきだけ)1,301m 韓国岳とほぼ同じ時代に活動して出来た山です。
  • (11)新燃岳(しんもえだけ)1,421m 現在の霧島山の中では、最も活動的な火山のひとつです。2010年5月にも噴火をしています。
  • (12)中岳(なかだけ) 1,301m 約1万年前に活動して出来た火山です。
  • (13)高千穂峰(たかちほのみね) 1,574m きれいな山の形が特徴的で、約7,000年前に活動をはじめました
  • (14)大幡池(おおはたいけ) 水面の標高は1,230m 噴火活動によって出来た火口に水がたまって出来た火口湖です。大幡山(標高1,353m)には、比較的最近に近い溶岩を噴出したあとが見られます。
  • (15)御池(みいけ)305m 約4,600年前に起きた、霧島山の歴史の中で最も爆発的な噴火によって出来た火口湖です。
  • (16)御鉢(おはち)1,408m 高千穂峰の西側で、約1,500年前から活動を始めた火山です。新燃岳と同じように、現在も活発な活動をしています。
  • (17)硫黄山(いおう山)1,310m 江戸時代にえびの高原に出現した硫黄山は、霧島山の中で最も新しい火山です。


霧島ジオパークフィールドマップ


「霧島ジオパーク」 霧島連山一帯は、2010年9月14日、日本ジオパークに認定されました。


当サイト内検索(画像も)出来ます。


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みやざき
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