えびの高原のノカイドウの写真 他
(宮崎県えびの市)
宮崎県 えびの市 えびの高原で撮影したノカイドウ キリシマミズキ 白ドウダン 鹿
えびの高原のノカイドウ生育地地図を
下部に追加しました。
2024年4月17日現在 えびの高原硫黄山周辺の噴火警戒レベルはレベル1です。
これまで同様、えびの市街地から、霧島市からの県道は問題無く通行出来ます。
小林市からの県道一号は、えびの高原の三差路〜不動池までは引き続き、徒歩による通行は出来ません。
小林市から方面から、生駒高原を経由する県道1号(小林えびの高原牧園線)は 土、日曜日の午前9時〜午後5時、屋根付きの車のみ通行可能です。
【2024年開花情報】例年より早い4/12より開花が見られ
GW前には見頃になりそうです。
世界でここだけに自生、えびの高原のノカイドウ
この「ノカイドウ」の写真は、えびの高原駐車場横にある案内板にお使いいただきました。
霧島連山の
えびの高原(標高1200m)では、毎年5月の連休の頃、
世界中でここの渓流沿いだけにしか自生していない貴重な植物、「
ノカイドウ」を見ることが出来ます。
ノカイドウは、ミヤマキリシマとともに
牧野富太郎博士が命名、野海棠、
野生の
カイドウを意味します。
ノカイドウはバラ科りんご属の落葉小高木、つぼみの時は濃い紅色、やがて淡いピンクの花となり、そして満開時には白一色の花となります
えびの高原キャンプ場付近〜つつじヶ丘付近の沢に自生
国指定天然記念物
えびの高原のノカイドウは大正12年に
国の天然記念物に指定されており、えびの高原キャンプ場付近から
ミヤマキリシマの群落で有名なつつじが丘周辺にかけての沢沿いで見ることが出来ます。(
下部にノカイドウ生育地マップ掲載)
一番の見頃は咲き始めの赤がまじる頃の数日間
ノカイドウは、蕾や咲き始めの頃の色が特に美しい花で5分咲き頃までのピンク色がかった時が見ごろと言っても過言ではないでしょう。
ピンク色の時期は1日か2日しかありませんので、観察に出かけるタイミングの非常に難しい花です。
満開になると白一色となり、いまひとつです。
ノカイドウの開花期間は一週間程度と大変短い花です。
りんごの仲間であり、秋には4〜6mm程の真っ赤な果実をつけるそうです。(食べられないとか。)
おそらくミカイドウと同じような実ではないかと思います。
ミカイドウ(ナガサキカイドウ)の写真(県総合運動公園で撮影)
絶滅危惧種
国RDB 絶滅危惧IB 類(EN) 宮崎県RDB
絶滅危惧IA
類(CR-r)
1
966年の調査時に約500株はあったという、ノカイドウは環境の変化や、シカの食害などにより年々減少、
1995年(平成7年)の調査では約半数にまで減少していたようです。
えびの市広報誌(2013年4月)の、ノカイドウの紹介(文:えびのエコミュージアムセンター)によると、
2013年現在、380株程度が確認されているとのことです。
柵による保護、増殖なども行われ、徐々に復活してきているようです。
追記(2014年5月3日) 5月2日付南日本新聞によると、ノカイドウを調査研究している元宮崎大学農学部教授の中尾登志雄さん(65)によると、
自生する親木は1966年の504株から、99年には346株に減少し、
2013年には256株に半減した。との事です。/ 追記おわり
ノカイドウの周囲には、シカの食害に対する防護柵が張られ、自らが柵に取り囲まれたところで見学するような場所もあります。
「野カイドウ」「自生」というイメージからすると「?」と思うようなところもありますが、保護は必要、致し方ないことなのでしょう。
香りも楽しんでみてください。
花は、ほのかに良い香りをはなちます、
鼻の届くような場所に花があるところがあれば、触れぬ様、そっとかいでみてください。
ノカイドウはそれほど集中して群生しているわけでもなく、また、約380株(2013年現在)あると言っても、幼木を含めていると思いますので、素人には数十程度かしか確認できないと思います。
桜のような花付き豪華さは無く、また株もポツポツと点在している感じですので、
過剰な期待はされないよう・・・。世界でここだけにしか自生していない貴重な花として、楽しんでください。
えびの高原にいらしたら是非、トレッキングを楽しんでください。
池めぐりコースがオススメです。
えびの高原は、標高1,200mほどあり、
気温は平地に比べ約5℃〜10℃低いです。風が吹くと、体感温度は1mあたり1℃低下します。それなりの服装で!!
News(
えびの高原のノカイドウ開花情報など、気がついた時点で更新・差し替え)
- 2019年4月29日付宮崎日日新聞によると、見頃とのこと。見頃は5月3日頃まで。
- 2016年4月26日現在、まだつぼみのようです。今年は5月に入ってからでしょうね。
- 2015年4月28日NHKニュースによると見頃で、まもなく満開、月初め頃まで見頃との事です。
- 2015年4月24日 宮崎日日新聞によると、開花をはじめたようで23日現在、一分咲き程度とのことです。
今年は、GW前半あたりが見頃となりそうな気がします。尚、現在、えびの高原は、硫黄山の火口周辺(半径1Km)規制により、小林市生駒高原側からのルート(県道1号小林えびの高原牧園線)は、えびの高原付近で通行止となっておりますので、えびの市より白鳥温泉経由(県道30号)、もしくは鹿児島側(霧島温泉郷)からのみのアクセスとなります。生駒高原では、ポピーが見頃と思います。
- 未来にのこしたい日本の花風景「池坊 花逍遥100選」に選出されたようです。
- 2014年5月7日 夕刻の、テレビ宮崎ニュースによるとノカイドウ見頃、今週いっぱい楽しめそうとのことです。
- 2014年5月4日 夕刻のNHK宮崎、テレビニュースによると、現在3-4分咲き、10日頃に満開になりそうとの事。
※ 個人的には・・ ノカイドウは満開前がおすすめです。
- 2014年5月1日 南日本新聞によると、ノカイドウはゴールデンウイーク後半に見頃を迎えそうとの事。
- 2014年4月29日現在、 えびの高原のノカイドウはまだ蕾のようです。
- 2013年5月2日 5月連休後半も楽しめそうです。花付きは木によってばらつきがあるようです。
- 2013年4月27日 4月26日現在、開花開始中。二年連続凶作でしたので今年は期待出来るかも?知れません。
- 2012年5月08日 7日、満開。 今年は、花付きがあまり良くないそうです。 10日頃まで楽しめるとか。
- 2012年5月02日 2日現在、ノカイドウはまだ殆ど蕾のようです。見ごろは連休明けてからになかも知れませんね。
- 2011年5月13日 ノカイドウは今週末(14・15日)あたりが見ごろとか。今年は裏年で花は少ないようです。
- 2010年5月02日 宮日新聞によると、えびの高原のノカイドウは1日現在5.6部咲き、連休中は楽しめそうとの事。
- 2010年4月26日 毎日新聞によると、えびの高原のノカイドウは3部咲き、29日頃には咲きそろいそうだとの事。
- 2009年4月26日 ノカイドウが見ごろをむかえてます。早めの見学を、GW後半は厳しいと思います。
- 2008年5月2日現在、えびの高原のノカイドウはまだ蕾のようです。おそらく連休あけ頃になるのではないでしょうか?
- 2007年撮影した画像4枚UPしました。私が撮影した時は僅か2本の木でしか咲いておりませんでした・・やはり裏年か?。
- 2007年は5月2日現在ノカイドウはポツポツ花を付け出したようですが「裏年」らしく花付きが悪いとの事でした。(情報元:5月3日付南日本新聞)
- 2006年 ノカイドウはGW前頃に開花をはじめた様で5月7日にはほぼ満開となっており、たくさんの花を観察できました。
みやざきの味と花101〜ノカイドウより一部引用
ノカイドウは漢字で書くと野海棠となり、野生の海棠ということになる。学名は「マルス・スポンタネア・マキノ」という。
マルスとは「リンゴの仲間」、スポンタネアとは「野生の」という意味で、実はノカイドウはリンゴの一種なのである。ただ、果実の大きさは1センチにも満たなく、普通のリンゴに比べるとはるかに小さいし、食べることはできない。ちなみにマキノとは、この植物の命名者である牧野富太郎のことである。
宮崎県高鍋町特有のカイドウ→
タカナベカイドウ
ノカイドウはこのくらいの色合いが美しい花です。
ノカイドウの花
2009年に撮影したノカイドウの写真4枚 (4月29日見ごろでした。)
2007年に撮影したノカイドウの写真4枚
2006年に撮影したノカイドウの写真
ここまで開いてしまうと ノカイドウの見ごろは過ぎた・・・という感もあります。
ノカイドウは小林市の「ひなもり台」にある「ひなもりオートキャンプ場」でも4月中旬頃見る事が出来ます。
ノカイドウは大阪の万博公園等でも見る事が出来ます。
世界に一つと、えびの高原だけ、とは、「自生のノカイドウ」が、ここだけという事です。
2013年撮影ノカイドウの写真追加
- 2013年5月1日、午後確認 -
今年は、花付きが良い木もいくつかありましたが、あまり咲いてない木も多かったような・・気もします。
今年は、回転扉から数十メートル歩いたところ辺りの二本のノカイドウが良く花が付いておりました。
花は開いて白くなってしまうとは思いますが、おそらく5月連休中も楽しめるのでは?と、思います。
余談ですが、つつじヶ丘等のミヤマキリシマは全く咲いておりませんでした。
えびの高原のノカイドウ生育位置マップ(現地案内板を撮影したもの。)
白ドウダンの花
九州に分布する落葉低木です。白灯台と書くそうで・・灯台が「ドウダン」に転訛してこの名が付いたそうです。
当サイト内、シロドウダン関連ページ→ 椿山森林公園で撮影したシロドウダンの画像
キリシマミズキの花と葉
キリシマミズキはマンサク科、トサミズキ属の落葉低木、高さ2〜3メートル程度。
九州では、霧島山系でしか見られず、霧島の春を代表する名花となっている。
標高800〜1,600m付近まで分布、韓国岳のえびの高原側と火口付近に多く自生する。
花の終わりの頃、写真のような約5cmのうちわ形で葉脈の走る美しい葉が出て来る。私はこの葉の方が好きだ。
ツルキジムシロと鹿(シカ)
えびの高原ではこの時期ツルキジムシロ (バラ科多年草) があちこちに黄色い花を咲かせている。
鹿がいた。 関連記事→えびの高原の鹿
ミヤマキリシマも開花を待つ
開花は5月末でしょうか・・。中にはこうやって既に咲いているのも1、2本ありましたが・・
キリシマミズキとシロモジの花の画像→キリシマミズキとシロモジの花
地表近くに可愛い黄色い花→えびの高原のツルキジムシロの花
小林市からのルート沿いで撮影したホウの花、他、画像 →ホウの花、他 ハイノキの花
ミヤマキリシマの画像
えびの高原で撮影したミヤマキリシマ 硫黄山周辺のミヤマキリシマ 韓国岳登山道付近のミヤマキリシマ
オオヤマレンゲも綺麗です。→ えびの高原のオオヤマレンゲ
夏にはノリウツギが咲きます。→えびの高原のノリウツギ
えびの高原へのルート沿いで撮影した紅葉 霧島の紅葉(えびの高原中心)
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2014年度 花旅みやざき ガイドブック 2014.3-2015.2 (全62P程)
→ 個人的には・・普通の画像の方が見やすいので作った 画像ページ |
2006.05Up-2013.04更新
ノカイドウの花 (宮崎県えびの市えびの高原)
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PhotoMiyazaki -
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