硫黄山(いおうやま) - 霧島・えびの高原 -
〜 PhotoMiyazaki宮崎観光写真サイトについて 〜
当サイトは、写真中心のサイトです。パソコンの壁紙サイズの写真も多く掲載、出来れば大きな画面でご覧ください。
主な写真は写真上をクリックすると、大きなサイズに拡大します。スマホ等でうまく拡大しない場合には、写真下の文字リンクをタップしてください。

(えびの高原・霧島周辺の火山情報ピックアップ)
-
2019年4月18日 えびの高原硫黄山周辺の噴火警戒レベルがレベル1へ引き下げられました。
今回開放される登山道:えびの高原〜韓国岳〜獅子戸岳 池巡り探勝路は六観音御池から甑岳など、但しえびの高原へ戻る周回は不可のように見えます。
詳細は えびの市サイトでご確認を。
当サイト内ブログに関連記事記載、➡ 2019年4月18日 霧島山・えびの高原(硫黄山)周辺の噴火警戒レベル1に引き下げ
- 霧島山(えびの高原 硫黄山周辺)では、11月3日、火山性地震が一日で106回を記録しましたが、11/6現在、減少傾向にあります。
〔えびの高原 硫黄山周辺火山性地震の推移〕
10/31 25回、11/1 24回、11/2 35回、11/3 106回、11/4 38回、11/5 29回、11/6 21回(22:00まで)※いずれも速報値
- 2018年10月19日付宮崎日日新聞記事より抜粋引用
硫黄山の調査を続けている九州大地震火山観測研究センター(長崎県島原市)の松島健准教授によると、山は8月から10月にかけて約2センチ隆起した。
地下の熱水だまりから地表へと続く割れ目の一部が詰まるなどして噴気が通りにくくなり、熱水だまりが膨張していることが要因の一つとして考えられるという。
松島准教授は「引き続き水蒸気噴火を起こす可能性はあるが、現在の状況では警戒範囲の1キロを超えて噴石が飛散するなど規制の範囲外にまで危険が及ぶことは考えづらい。仮にマグマ噴火に発展する場合は、火山性地震や火山ガスの増加などの予兆がある」と語る。
- 《2018年11月3日時点での道路・登山規制などの情報》
道路規制
「県道1号小林えびの高原牧園線」は、えびの市大字末永 展望所からえびの市大字末永間が通行止め(小林方面からえびの高原へは行けません。)えびの市側より、県道30号、鹿児島側の県道1号通行可能。
登山道関連
韓国岳:一般的な登山道である硫黄山経由の登山道は規制中、大浪池経由のみ登山可能。
池めぐりコース:六観音御池展望台まで、不動池方面および甑岳方面は利用できません。
甑岳:白鳥温泉下湯から、「アバンダントしらとり郷土の森」を利用したコースの登山のみ可能。
- 2018年5月1日 えびの高原(硫黄山)周辺の噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)に引き下げられ、規制範囲も1Kmとなりました。
- 2018年4月19日 15:39 えびの高原・硫黄山でごく小規模の噴火が発生しました。
気象庁は、噴火警戒レベルをこれまでの2から3の「入山規制」に引き上げました。硫黄山からおおむね2キロの範囲では、噴火に伴って飛散する大きな噴石と火砕流に警戒が必要です。
今回の規制で、えびの高原へ通じる道路3本はすべて全面通行止め、えびの高原一帯の施設はすべて、立ち入り禁止となりました。
硫黄山での噴火の記録は250年前の1768年の噴火以降初めてだということです。
➡ えびの高原 硫黄山西側、県道沿いで新たな噴気が・・
➡ えびの高原 硫黄山のライブカメラ集はこちら
➡ えびの高原 硫黄山ライブカメラ(MRT宮崎放送 UMKテレビ宮崎 MBC南日本放送カメラ)同時閲覧
- 2018年4月7日 えびの高原 硫黄山火口南西側で新たな噴気
➡ 当サイト内関連ブログ記事
- 2018年2月19日から硫黄山周辺で火山性地震が増加、気象庁は2月20日午前11時40分に火口周辺警報を発表、噴火警戒レベルを2に引き上げ、火口からおおむね1キロの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
- これ以前の、噴火活動関連の記事は➡過去ログページへ移動
《アクセス》えびの高原 硫黄山(いようやま)の場所
宮崎県えびの市大字末永
地図(マップサイトリンク):
GoogleMap Mapfan Mapion 
376 417 229
国土地理院地図リンク
緯度経度: N=31.56.36.8 E=130.51.14.6(日本測地系)
小林ICより 県道1号経由 約20Km 約30分
えびのICより 県道30号経由 約21Km 約35分
霧島温泉郷より 県道1号経由 約13Km約20分
硫黄山(いおう山)(標高1,310m)
1768年(明和5年/江戸時代)韓国岳の 北西から溶岩が流出し、形成された硫黄山(いおうやま)は、霧島の中では最も新しい火山体です。
前を通る県道1号線より、50m程度ですので、山というよりは、丘に登る感覚で登れます。
数十年前は、山のあちこちでガスが噴出しており、立ち入り規制されていた部分もありました。しばらく落ち着いておりましたが、2014年より再び活動、噴気も数箇所で確認されるようになり、現在立ち入りが規制されている部分があります。
山頂部には直径約100mの浅い火口がありますが、言われなければ火口というよりは、採石現場跡みたいな感じのところです。(下部写真参照)
霧島ジオパークサイトの説明によると
北側には溶岩じわ等、溶岩流特有の地形を残したデイサイト質の溶岩が観察できます。また、硫黄山では岩石が噴気活動で変質し、著しく珪岩化している場所もあります。
硫黄山では、明治30年頃から昭和37年まで硫黄を採掘してました。その方法は、火口から出る硫黄を含んだ煙を煙道≠ニ呼ばれる石を積んだ溝に導き、石に付いた硫黄を採るというものです。
最盛期の昭和30年頃には、毎月150トンもの硫黄が生産され、硫酸やマッチの製造に使われていたそうです。
霧島山・火山関連情報提供枠
New
霧島連山登山(入山)規制 登山道の規制情報
当サイト内 新燃岳・硫黄山火山活動関連 →
新燃岳噴火時系列
2022年(令和4年)3月27日、
新燃岳の噴火警戒レベルがレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。
2022年(令和4年)3月27日時点での 霧島連山の登山(入山)規制等

霧島火山防災マップ / 2019年2月7日監修:霧島山火山防災協議会
霧島・えびの高原などへ行かれる方は、2019年改訂版霧島山火山防災マップの一読を。
➡ 火山防災マップA1版 火山防災マップA4版 宮崎県サイト
環霧島会議の「霧島火山防災マップ」 より えびの高原周辺が火口となった場合
環霧島会議の「霧島火山防災マップ」を参照すると、大規模な噴火を想定しているのは、「新燃岳」、「高千穂峰の御鉢」「えびの高原周辺」「大幡池」の4ヶ所のようです。
その、えびの高原の火山噴火防災マップを見ると、火口は「硫黄山」のようです。
これを見る限り、火砕流や熱風から逃れるには、霧島温泉側へ非難した方が良さそうな気がしますが・・突然の大規模噴火では逃げる術もないかも知れませんね・・。
硫黄山の写真
各写真はクリックすると拡大します。
えびの高原周辺の散策・山歩きなどには、
下記の地図がお奨め!! です。
霧島屋久国立公園〔屋久島と分割・現在は霧島錦江湾国立公園〕えびの高原案内図
(PDFファイルです) by 企画:パークサービス自然公園財団
└ * 地図にある「森林の館・からくに荘」「ガソリンスタンド」は現在、閉館・閉店しております、ご留意下さい。
硫黄山火口
Googleストリートヴューによる、硫黄山見学
韓国岳登山道上空付近から(2017年12月)
不動池上空付近から(2017年12月)
甑岳上空付近から(2017年12月)
宮崎県へのアクセス情報関連リンク・ニュース等の紹介

宮崎の美しい花・神話ゆかりの場所などを紹介した動画の紹介
霧島の山一覧
(並びは山の歴史の古い順になっています。 参照資料:霧島ジオパーク推進連絡協議会パンフレット)
- (1)栗野岳(くりのだけ)1,094m 約20万年までに活動をしていた、現在の霧島山の中では古い火山のひとつです。
- (2)矢岳(やだけ)1,132m 栗野岳とほぼ同期に活動をしていた古い火山のひとつです。
- (3)獅子戸岳(ししこだけ)1,429m 10数万年前に活動して出来た火山で、山頂の西側に浅い火口のあとが残っています。
- (4)白鳥山(しらとりやま)1,392m 約10万年前に活動して出来た火山です。その後に起こった白紫池(びゃくしいけ)の噴火によって火口は殆ど埋まっています。
- (5)えびの岳(えびのだけ)1,292m 白鳥山と同じ頃に活動して出来た火山です。山頂には浅い火口が見られます。
- (6)大浪池(おおなみいけ)1,412m 水面の標高は1,239m。約5万年前の噴火活動で出来た霧島山の中では比較的古い火口湖です。
- (7)夷守岳(ひなもりだけ)1,344m 約4万年前に活動していた火山で、“生駒富士”とも呼ばれ美しい山の形をしています。
- (8)飯盛山(いいもりやま)846m 加久藤盆地が湖だった約3万年前に活動した火山です。
- (9)韓国岳(からくにだけ)1,700m 約17,000年前に出来た霧島山の中で最も高い山です。山の大きさのわりに火口が大きいのが特徴。
- (10)甑岳(こしきだけ)1,301m 韓国岳とほぼ同じ時代に活動して出来た山です。
- (11)新燃岳(しんもえだけ)1,421m 現在の霧島山の中では、最も活動的な火山のひとつです。2010年5月にも噴火をしています。
- (12)中岳(なかだけ) 1,301m 約1万年前に活動して出来た火山です。
- (13)高千穂峰(たかちほのみね) 1,574m きれいな山の形が特徴的で、約7,000年前に活動をはじめました
- (14)大幡池(おおはたいけ) 水面の標高は1,230m 噴火活動によって出来た火口に水がたまって出来た火口湖です。大幡山(標高1,353m)には、比較的最近に近い溶岩を噴出したあとが見られます。
- (15)御池(みいけ)305m 約4,600年前に起きた、霧島山の歴史の中で最も爆発的な噴火によって出来た火口湖です。
- (16)御鉢(おはち)1,408m 高千穂峰の西側で、約1,500年前から活動を始めた火山です。新燃岳と同じように、現在も活発な活動をしています。
- (17)硫黄山(いおう山)1,310m 江戸時代にえびの高原に出現した硫黄山は、霧島山の中で最も新しい火山です。
霧島ジオパークフィールドマップ
霧島えびの高原をまとめたダイジェストページはこちら → 霧島観光関連ページ
周辺の案内他 (当サイト内関連ページ)
えびの高原 えびの高原のミヤマキリシマ 霧島神宮 高千穂峰 ミヤマキリシマの画像 韓国岳登山
仮面ライダーのロケ地
余談ですが・・硫黄山は、仮面ライダー第40話 「死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー」のロケでも使われました。(放送は1972年(昭和47年)札幌・ミュンヘンオリンピックの年)
“ショッカーのスイス支部から死神博士が日本支部に着任。霧島と桜島の間に地下トンネルを掘って霧島火山帯を爆発させる計画を立てた。本郷猛は、2人の助手・エミとミカを日本へ送るが、死神博士の怪人スノーマンに捕らわれてしまう。2人を救うために現れた仮面ライダー2号。そして仮面ライダー1号も日本に駆けつけた!・・・ ”
その他の宮崎の写真も是非ご覧下さい(一部です)
-Miyazaki sightseeing photograph collection-
The contents of this site are written in Japanese only Please use English
translationsite.
えびの高原 硫黄山(いおうやま)(宮崎県えびの市)
- 2016 −