記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI     
        

 

記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ 
つれづれ つぶやき By MORIMORI

【037】 宮崎県PV [美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 高千穂町

映画監督、河瀬直美さんによる「神話のふるさと みやざき」宮崎県プロモーションビデオ 3本目が公開

秋元神社(高千穂町)背景写真拡大    
 



 宮崎県とみやざき観光コンベンション協会は、記紀編さん1300年記念事業の一環として、日向神話の魅力と本県の風土を紹介する「神話のふるさと みやざき」のプロモーション映像(PV)をカンヌ国際映画祭のグランプリ受賞など、世界的にも実績のある映画監督、河瀬直美さんに依頼、製作を進めており、昨年、「美しき日本  宮崎 神が降りし日向の国 日南市」と「美しき日本  宮崎 神が降りし日向の国 高原町」二本を公開、今回、新たに「美しき日本  宮崎 神が降りし日向の国 高千穂町」が2014年02月20日にリリースされました。

 経緯など詳細は昨年書いた記事 「宮崎県のプロモーション映像を映画監督の河瀬直美さんに依頼」 参照

 以下が今回、ID 「Nippon Archives」により、Youtubeにアップロードされたものへのリンクです。
PC・回線に余裕のある方は、画質をHD720p 画面を全画面設定に変更の上、ご覧ください。


[美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 高千穂町 4:24






[美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 高千穂町 テキスト&シーンキャプチャ紹介



- 神の国のぬくもりは、神々を迎え、共に舞い遊ぶ夜神楽の里にあります。 -

回のロケ地は、高千穂町 秋元神社 向山地区夜神楽(神楽宿は個人宅) 国見ヶ丘などです。
ロケ日は、平成25年11月29日〜12月1日の3日間です。


神話の里に息づく、神々と一体となる神遊び「高千穂の夜神楽」

日本神話の舞台として知られる高千穂町には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れや天孫降臨など、数々の伝説が息づきます。この神話のふるさとで、古くから神々-に奉納されてきたのが、国の重要無形民俗文化財にも指定されている「高千穂の夜神楽(よかぐら)」です。
夜を徹して奉納される三十三番の神楽には、天孫降臨の先導役を務めた猿田彦命(さるた-ひこのみこと)の厳かな一人舞「彦舞」や、天岩戸にお隠れになった天照大御神の出現を-祈る天鈿女命(あめのうずめのみこと)の優美な舞「鈿女(うずめ)」、柴に乗り、神遊-びをして興じる瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の力強い舞「御柴(おんしば)」などがあり-、神話のなかの神々が総出演します。里の人々は、神楽の舞手、設え、警護、賄いなどの役割を分担し、神々と一体となるこの神遊びを継承してきました。
紙吹雪の舞う美しいフィナーレで幕を閉じる一夜の神事は、神の国ならではの"もてなしの心"、ぬくもり、そして、生きる力と喜びを今に伝えています。

Present by 宮崎県(制作2014年2月)

以下は、動画を見ることの出来ないネット環境の方へ、「語り」をテキスト化、映像をキャプチャしたものです。


神が降りし日向の国 高千穂町 「語り」 テキスト


〜神が降りし日向の国〜
高千穂町

ここは、宮崎県高千穂町 街の中心部から山間の道を深ーい渓谷に沿ってわけいると、秋元集落にたどりつきます。
神楽宿に到着すると、もうすでに地元の人達が集まって明日から始まる準備です。
女の人達はまかないの準備、男の人達は、神様をお迎えする場所の設え。こどもも一生懸命。

最後の作業が終わると、いよいよ神様のお出ましです。

『』内は、ホシャの方の語り・・
まつりは、人間の原点じゃないかなーて思います。
ですから、あの、命がずーと続いているその中においてですね それぞれ自分の祭りがあるわけですね。

やっぱり、こちらに来て頂いたひとはみんなやっぱり氏子に、氏子さんですよと いうような捉えた方をして、みんなで一緒にですね、村を守って行きましょうというような感じでですね、ま、なって行くといいなと思ってますし 
私的には神様に近づく、って考えてます。
で、人間は神様にはなれないのですけど、近ずくことは出来ると思います。
面をつけますよね。面をつけてこの面の中から、あの、神楽を舞うときに見る姿、これは面をつけないで見る時と、面を着けたとき見る時、違うんですよ。 神楽は、一言で言うと神様に近ずくことが出来るって言うんですかね。

もし、あの 秋元に神楽が無かったらですね、やっぱり こー なんか 芯がないようなですね どうなるのかなーと思いますけどね。
生きてるんだなーていう、その実感と、それを神庭の中に入った時ぱーと頭の中が真っ白くなる。これは神様に近ずいたかな、というような感じがするし、やっぱり人生というか、他の人には経験の出来ない、そういう感じですねー。』 

三十三番の神楽を舞い、神様と一体となった村人を私は美しいと思う。
涙が出るほどに欲している温もりは、高千穂の奥深ーい山間の秋元という村にありました。

ここに美しき日本があります。



監督・撮影・語り:河瀬直美 音楽:ハシケン
2014(株)ジェイアール東海エージェンシー/1stAvenue/(有)組画


シーンキャプチャ






 関連ページ 宮崎県PV [美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 日南市/高原町(2013/9/28記)
 以前公開されたものは下記(Youtube)
 [美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 日南市 4:24 http://youtu.be/ZGrScDh6v4  
 [美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 高原町 3:52 http://youtu.be/2mz1dNWALKI
 

当サイト内 関連ページ
 高千穂観光全般 高千穂神楽 秋元神社 国見ヶ丘
 






高千穂 神話 神楽 関連の 動画二点紹介


高千穂、神話、神楽に関する動画2点をさらに紹介します。




楠ちゃん投稿動画コンテスト応募作品 #09 「天孫降臨」

#09 「天孫降臨」 0:59

宮崎県動画ポータルサイト「宮崎県庁 楠並木ちゃんねる」という動画サイトがあり、そこで実施した、一般からの投稿動画コンテスト、「好きなので...CM作っちゃいました」 で 最優秀賞となった作品です。
毎夜、高千穂神社神楽殿で舞われている「高千穂神楽」のプロモーションビデオという感じです。
タイトルは「天孫降臨」のようですが、映像内容からすると、「岩戸開き」あたりの方が相応しいのでは?と思ったりもします。
 


「日本のこころ」 祭 (まつり) NipponArchives より

「日本のこころ」 祭 (まつり)3:54

 伊勢神宮 日本のこころ / 伊勢神宮 式年遷宮広報本部 
 高千穂町の天安河原と高千穂の夜神楽が取り上げられております。

 自然と共に生きていた日本人は、神々をもてなし祀ることで、感謝と畏敬の念を表しました。

神々をもてなすことが原点とされる、日本の祭り

祭りというと賑やかで楽しい行事という印象がありますが、自然と共に生きていた日本人にとって非常に重要な意味を持っています。
祭りの語源には、神様を「祀る」「奉る」「待つ」など諸説あります。日本の祭りは多種多様ですが、その原点は「神を迎え、もてなし、お送りする」ことにあります。日本神話の中に祭りの起源とされる物語があります。
<須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴を見かね、天照大御神(あまてらすおおみかみ)が岩屋に籠ると、地上が闇の世界となってしまう。神々が祝詞を唱えたり踊ったり楽しげに騒いで天照大御神を外にお出しすると地上に光が戻った>
という「天岩屋隠れ」のくだりで、この神々の儀式が祭りの象徴とされているのです。
自然や神やあらゆるものに感謝と畏敬の念を表し、生きる力をいただく祭りには、謙虚に生きていた先人たちの心と願いが込められています。

Present by 伊勢神宮 式年遷宮広報本部(制作2012年03月)





【エコの作法】 第66話「添う×高千穂」 オープニング より

【エコの作法】 第66話「添う×高千穂」 オープニング 2:28

以前、メインページでも紹介しましたが、BS朝日の番組の予告編です。 
映像が綺麗です。
BGMに使われておりますバッヘンベルのカノン、ドビュッシーのアラベスク(1番)は私も大好きな曲です。
ナレーター、竹内さんの声も落ち着いていていいですね。
神楽のシーンは、岩戸地区にある「神楽の宿」でのロケかと思います。











今回の Galleryは、高千穂の神話にまつわる像を中心に見てまわるナイトツアー? 
 
昨年11月、毎夜開催されている、高千穂神楽を見に行きましたが、紅葉などの観光シーズンも重なってでしょうか、開演20分前位には立ち見含め溢れるくらいの大盛況でしたので、辞退。 ナイトウォーク 「神話の像」達を見てまわりました。
観光客の方は、神楽へ出かけたからでしょうか、高千穂の夜の街は車も殆ど通らず、ひっそり、いい雰囲気でした。

■ アメノウズメ像 道の駅高千穂
天鈿女命(アメノウズメノミコト)(道の駅高千穂) 
ナトリウム系のオレンジ色の光源で照らされているので、黄色っぽい色になってしまいます。
「古事記「では天宇受売命と書き、「日本書紀」では天鈿女命と書かれているようです。


■ 鈿女(ウズメ)像 高千穂神社前交差点
「天鈿(ウズメ)」 (高千穂神社前交差点近く)


■ 手力雄(たぢからお)像 
「手力雄(タヂカラオ)」(高千穂商工会議所前 がまだせ市場入り口)


■ 戸取り(ととり)像
「戸取(ととり)」 (城山交差点付近)


■ コノハナサクヤヒメ像
「コノハナサクヤヒメ」 (ビジネスホテル かなや前)

2007年七夕の日に起きた、コノハナサクヤヒメ 失踪(神隠し)事件を思い出します。
コノハナサクヤヒメからのメッセージ〜神話の里高千穂を舞台に起きた“神隠し事件”〜



■ 高千穂神社
高千穂神社 
左の二本の杉は夫婦杉、右奥が神楽殿です。


■ 鉄製狛犬 吽■ 鉄製狛犬 阿
高千穂神社 「鉄造狛犬1対」 国指定重要文化財

鉄造狛犬1対
源頼朝が天下泰平祈願のために畠山重忠を代参派遣、多くの神宝を奉納、この時重忠によって奉納されたものとされています。像高およそ55cmで、一般に鉄像は銅像に比べて複雑な形の鋳造や細部の仕上げが困難であるとされましたが、当品は同時代(鎌倉時代)の木彫のものと比較しても遜色なく、その鋳造技術は鉄造遺品中出色のものとされ、昭和46年6月22日に国の重要文化財に指定されました。

狛犬(こまいぬ)について・・・
多くの神社には、御祭神を守護し、侵入してくる魔からガードする目的で狛犬(こまいぬ)が置かれています。
狛犬は、獅子(しし)や犬に似た日本の獣で、想像上の生物とされています。

飛鳥時代に日本に伝わった当初は獅子で、左右同じ姿でしたが、平安時代になって、それぞれ異なる外見を持つ獅子と狛犬の像が対で置かれるようになりました。現在では両者を併せて狛犬と呼ぶのが一般化しているとの事です。

一般には左右一対で、向かって右側が獅子像で「阿形(あぎょう)」で口を開いており、左側の狛犬像が「吽形(うんぎょう)」で口を閉じ、古くは角を持っていたようです。
阿(あ)・吽(うん)の形は日本で多く見られる特徴であり、仁王像と同様、日本における仏教観を反映したものと考えられています。 

Wikipediaを参照の上記載 



■ 高千穂神社境内 秩父杉
高千穂神社境内にある 「秩父杉」

宮崎の巨樹百選  樹齢:800年 / 樹高:55m / 幹回り:7.15m
境内に800年程前、鎌倉将軍 源頼朝の命で秩父の畠山重忠が代参し植えたとされる「秩父杉」があります。
畠山重忠は高千穂神社への参拝だけを目的に高千穂を訪れたそうです。




【037】 宮崎県PV [美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 高千穂町



2014/2/24


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筆者オススメ本の紹介



神楽三十三番―高千穂夜神楽の世界

神楽三十三番―高千穂夜神楽の世界

(みやざき文庫 56) [単行本]
後藤 俊彦 (著), 武田 憲一 (著), 沼口 啓美 (著)
みやざき文庫2 鉱脈社
夜神楽の里で舞いつがれる三十三番を、 各演目ごとに登場する神を比定し、 土地の神話や伝承も織りまぜて、 その意味を説明。 併せて、 夜神楽の里の歴史、 里人の心意気を描く。 グラビアも圧巻。
高千穂の夜神楽見学前に、是非読んでおきたいおススメの一冊です。
目次ページを作りました。 → 目次のページ
下記リンクよりamazon通販で購入できます。
送料無料です。(ページ作成時点の情報)
神楽三十三番―高千穂夜神楽の世界



宮崎の神楽に関するお勧め本の紹介 (私も愛読)

宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承 宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承 / 山口保明著
みやざき文庫2 鉱脈社

生活文化圏を踏まえ、 人々の祈りの原質を追求。 神楽なくして明けぬ国・宮崎県内の北から南まで全域の、 土地に根ざす神楽を紹介。  → 目次紹介
番付も収録して神楽鑑賞にも役立つ。 第11回宮日出版文化賞。

下記リンクよりamazon通販で購入できます。
送料無料です。(ページ作成時点の情報)
宮崎の神楽―祈りの原質・その伝承と継承 (みやざき文庫 (2))(外部)


天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛 

文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。
宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。
私も一押しの本です。
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)
(¥724円 通常送料無料)
 ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で

(一)日向神話のタブーに挑む。10
(二)高千穂論争、私はこう考える 26
(三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57
(四)妻をめとらば西都原 99
(五)アマテラスは宮崎出身? 126
(六)天孫族、海へ 146
(七)火を噴く神の山・霧島 172
(八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210
(九)薩摩半島はワタツミの国か 236
(十)旅の終わりに 265

宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク 
→ 梅原猛さんに聞く







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