記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI     
        


 

記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ 
つれづれ つぶやき By MORIMORI

【036】 第一回 日本発祥地まつり(高原町) 平成26年2月11日開催

 
背景写真 高千穂峰をはじめとする霧島連山   

追記 → 平成27年 第二回日本発祥地まつり フォトコンテスト 募集のお知らせ







高原町において、 第一回目の「日本発祥地まつり」が平成26年2月11日建国記念の日に開催されます。

日本発祥地祭り開催のご案内 (内容は高原町観光協会サイトを参照の上記載)

 高原町は、神々しい高千穂の峰に抱かれ、皇祖 神武天皇ご生誕の地に創建されたと伝えられる狭野神社を始め、数多くの皇祖所縁の神社や史跡を持つ町。

 「日本発祥地まつり」では、狭野神社から皇子原公園へのご神幸行列を始め、国より重要無形民俗文化財の指定を受けている「高原の神舞」(狭野神楽・祓川神楽)を始め、高原町に伝わる棒踊りや奴踊り等、また、焼肉フェスティバルや農産物・観光物産の販売、神武天皇所縁の地を巡るウォーキングも等が企画されているようです。 出かけてみてはいかがでしょう。

※この事業は平成25年度「神話のふるさと みやざき」ブランド定着支援事業として宮崎県より補助金の交付を受けているとの事。

 

■ 第一回 日本発祥地まつり(高原町) 案内広告 表
[ 第一回 日本発祥地まつり 広告 ]



以下は、「日本発祥地まつり」の案内リーフレットに記載された内容より掲載

→ この広告のPDFはこちら(高原町サイト内ページ)

 ※文中の黄色文字は上記広告に対して、新聞記事等を参考に当方で更新追記・書換た部分です。
 
 まつりの概要

 平成26年2月11日
 狭野神社 、皇子原神社及び皇子原公園多目的広場
 夜の「神代の火祭り」は南狭野活性化センター横の水田
 上記を まとめた地図作成追加しました。位置は誤差あり、目安程度に → GoogleMap 

 開会行事及びご神幸行列   伝統芸能の発表(神楽・棒踊り・奴踊り等)
 たかはる神話街道ウォーキング  
 観光物産展・農産物販売
 焼き肉フェスティバル
 フォトコンテスト
 神代の火祭り(夜の部)

 主催:高原町観光協会 日本発祥地まつり実行委員会 0984-42-4560
 共催:高原町

第1回 日本発祥地祭り プログラム

昼の部
 ★参加者受付 (狭野神社本殿前) 8:00〜8:30
 ★狭野神社 建国記念の日式典 (狭野神社本殿) 8:40〜
 ★ご神幸行列出発 (狭野神社本殿前) 県内外の約700人が皇子原公園まで練り歩く 9:30〜
 ★たかはる神話街道ウォーキング出発( 狭野神社本殿前) 9:30〜
 ★日本発祥地まつり 「お神輿」出発 (皇子原公園神武の館) 9:50
 ★日本発祥地まつり 開会式 (皇子原公園多目的広場) 10:00〜10:15
 ★フォトコンテスト表彰式  (皇子原公園多目的広場) 10:15〜10:30
 ★伝統芸能発表及びステージショー (皇子原公園多目的広場) 10:30〜14:00
   ○伝統芸能の部
     狭野神楽・祓川神楽・狭野棒踊り・花堂・小塚棒踊り・狭野奴踊り
   ○ステージショー
     高原町文化連盟・紘呂(ひろ)しのぶショー
 ★焼肉フェステバル (皇子原公園多目的広場) 11:00〜13:30
   ○地元産牛肉、豚肉、ウインナーなど1パック「600 円」で販売(限定600パック) その場で焼いて食べられる。
 ★観光物産展・農産物販売
         野菜、果物、シイタケなどを販売する軽トラ市開催。(皇子原公園多目的広場) 10:30〜14:00
 ★日本発祥地まつり 閉会式 (皇子原公園多目的広場) 14:00〜14:30

夜の部
 ★神代の火祭り (南狭野活性化センター横17:30〜
       (南狭野活性化センターの住所:高原町大字蒲牟田5712番地844)


・ご神幸行列のルートは、狭野神社西門入口〜県道406 号線〜皇子原公園神武の館〜皇子原公園多目的広場を通ります。

※上記のプログラムは、都合により変更の可能性があります。
 

下記の内容は、時間等一部変更になった部分もありますので、上記文(黄色文字)を併せてご覧ください。
■ 第一回 日本発祥地まつり(高原町)案内広告 裏
[ 第一回 日本発祥地まつり 広告 ]

■ 天逆鉾(神話風色合いに写真を加工したもの)
[ 高千穂峰山頂の天逆鉾 (神話風に写真を映像加工)]

■ 高千穂峰 (夕景)
[ 高千穂峰 ]

■ 霧島東神社
[ 霧島東神社 ]

■ 皇子原神社
[ 皇子原神社 ]

■ 狭野神社の参道 神門より 
[ 写真 狭野神社の参道 神門より ]


祭りの情報など


「まちの姿」見に釆て / 高原町観光協会会長 竹之内昭一さん(78)(談)

2月9日付 宮崎日日新聞 全面記事 (著作権の関係で拡大なし) 高原は農畜産業を主体としたまちで、それらに比べて観光の対策は手薄だった印象がある。
神話や神社、温泉など素材はたくさんあるのに、それを活用できていない。
まずは町民自身が地域の魅力に気付き、「高原に生まれて本当に良かった」と誇りを持てるよう仕掛けることが大切。今回の祭りを、こうした意識醸成のきっかけにしたい。
 高原は人口減と高齢化の進行に歯止めがかからず、日高光浩町長が人口1万人復活を目指した定住・移住対策に力を入れている。町外の人にも祭りに足を運んでもらい、まずは「まちの姿」を見てほしい。
 そうすることで、雄大な高千穂峰やのどかな田園風景といった景観、地域に根ざした伝統芸能、人情味あふれる温かい人柄など、高原の魅力にじかに触れることができると思う。
 町民一体となり、準備を進めている。何事も最初が肝心。必ず第1回の祭りを成功させて来年以降も継続し、神話といえば高原と言われるように、知名度を高めたい。  
(転載元:2月9日付 宮崎日日新聞 全面記事より)

「第1回日本発祥地まつり」を前に2月1日、御神火が高千穂峰で採火。

五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願う「神代の火祭り」で使用する御神火が天孫降臨伝説の地、高千穂峰で採火された。
御神火は丸山裕次郎実行委員長(45)=県議会副議長 と、還暦や厄年を迎えた町民ら6人が参加。一行は皇子原登山口より向かう天孫降臨コースから高千穂峰に登頂。山頂にある山小屋で木製道具を使って火をおこし、ランタンに入れて持ち帰った。
火祭りは午後5時半から南狭野活性化センター横の田んぼで実施。木で阻んだやぐらに火をつける。
 丸山実行委員長は「地域の発展を願う火祭りとして、来年以降も続けたい。還暦と厄年を迎えた町民が採火し、火入れすることを恒例にできれば」と話している。(参照元:2月8日付 宮崎日日新聞 地域欄)

ご神行行列に、宮崎県シンボルキャラクター「みやざき犬」かぁくんが古代人バージョンで参加

みやざき犬かぁくんが古代人バージョンで参加予定との事。 → みやざき犬 おさんぽ予定

「日本発祥地まつりたかはる神話街道ウォーキング」参加者募集

参加希望者は、当日の午前8時〜8時半、狭野神社本殿で受け付け、午前9時半にご神幸行列とともに同神社を出発、皇子原神社やたかはる清流ランド、杜の穂倉などを経て皇子原公園まで10キロのコースを歩く。途中、杜の穂倉を含む農産物販売所にも立ち寄れる。参加料300円(プラス700円で焼き肉とおきぎりが付く)
問い合わせは同町観光協会 0984-42-4560 (参照元:2月9日付 宮崎日日新聞 )



「日本発祥地まつり」 関連リンク紹介 

インターネット上で見かけた関連情報などのリンクを記載する項目です。(順次追加予定)

■ まつりの夜の部で行う「神代の火祭り」の種火。「高千穂峰」の頂上で点火  高原町 facebook 



建国記念日の2月11日、高千穂町では恒例となった「神話の高千穂建国まつり」も開催されます。
 → 神話の高千穂建国まつりの広告(PDF)(高千穂町観光協会サイト内ページ)
天孫降臨“二つの高千穂”としても、「日本発祥地まつり」、毎年行われるようになると良いですね。

日南市の潮嶽神社では、春大祭が行われ、宮崎の春神楽の始まり、潮嶽神楽が奉納されます。



まつりとは関係ないですが・・高原町関連情報を二つ

今年、高原町は町制施行80周年

昭和9年(1934年)に町制施行に伴って村から町に昇格、10月5日「高原町」が誕生。
今年は、高原町が誕生して80年とのこと。10月5日には記念式典が開催されるそうです。

五つの宿泊施設利用者を対象に、1人1泊千円を助成する事業展開中

 高原町は昨年に続き、町内の五つの宿泊施設利用者を対象に、1人1泊千円を助成する事業を行っております。
この制度は高原町内の宿泊施設を利用する方に対し、その経費の一部を助成することにより、宿泊施設の利用促進を図るとともに、宿泊施設の経営の安定化及び地域経済の活性化を図ることを目的としたもの。

対象宿泊施設:湯之元温泉、極楽温泉匠の宿、皇子原温泉健康村、皇子原公園、御地キャンプ村コテージ・高床式バンガロー(コテージについての助成額は1泊1,000円、バンガローは1泊500円)
期間:平成25年11月1日から平成26年3月30日。 住所、年齢間わず誰でも利用可。1人につき3連泊まで可。
3月30日までですが、助成金の予算額(2,500,000円)に達した時点で、受付を終了。
(※注意)利用日の概ね2週間前までに申請。郵便・FAX・メールのいずれかで申請。
 詳細は → 高原町のページでご確認ください。



当サイト内、 高原町関連ページリンク紹介

高千穂峰 高千穂峰登山 東霧島神社 祓川神楽 狭野神社 苗代田祭ベブガハホ 皇子原神社 皇子原公園の彼岸花 霧島六社権現 霞神社





数枚ですが・・当日撮影した写真掲載します。

冠雪した霊峰高千穂峰 


■ 平成26年2月11日撮影 冠雪した高千穂峰
[ 平成26年2月11日撮影 冠雪した高千穂峰 まつりへ向かう途中高速道路SAにで撮影 ]
追記 情報:高千穂峰の標高は、平成26年4月1日より、1m増え、1574mへと訂正されます。(測定精度向上)


■ 冠雪した霧島連山
[ 霧島連山全体の写真 左 高千穂峰 右 韓国岳です。 中央の新燃岳から蒸気が出ておりました。 ]
〔追記〕火山噴火予知連絡会は2014年2月25日、「地下のマグマだまりが2013年12月頃から膨張する傾向にあり、今後の推移に注意する必要がある」と発表した。 早く終息してもらいたいです。


■ 第1回日本発祥地まつりリーフレット 表表紙■ 第1回日本発祥地まつりリーフレット 裏表紙■ 第1回日本発祥地まつりリーフレット 中■ 第1回日本発祥地まつりリーフレット 中
[ 当日頂いたリーフレット ] 協賛金及び協賛品のご提供者ご紹介は → こちら



- 神楽 国指定重要民俗文化財 高原の神舞(かんめ)-

修験色の強い高原の神舞(かんめ)この日も剣を使った舞が、狭野神楽、祓川神楽各一番披露されました。

■ 狭野神楽 踏剱
[ 狭野神楽 踏剱 / 第1回日本発祥地まつりにて撮影 ]


■ 祓川神楽 十二人剱(「舞い揚げ」部のみ披露)
[ 祓川神楽 十二人剱(舞い揚げ) / 第1回日本発祥地まつりにて ]



- 焼肉フェスティバル -

1パック600円のセットを購入、テーブルに用意された炭火のコンロで焼いて食べることができます。
■ 焼肉フェスティバル ■ 焼肉フェスティバル
[ 焼肉フェステバルの写真も・・地元産牛肉はトロトロ柔らかジューシー、さらに豚・鶏・ウインナー野菜付きで600円は安ーーぃ! ]



- 第1回日本発祥地まつりフォトコンテスト入選作品 -

高原町観光協会では、「第1回日本発祥地まつり」の事業の一環として「フォトコンテスト」を実施しました。
募集テーマは、「神武の里 たかはる」を感じさせる写真(風景・人物・まつり等)です。
今回、当方もフォトコンテストに応募していたのですが、最優秀賞を頂くことが出来ました。

以下は、今回の入選作品一覧です。画像は、当日の展示物を撮影したものです。(拡大は一枚のみ)
「題」の下に書いてある文は、それぞれ作者のコメントを転記したものです。

最優秀賞 (当方撮影)
鎮守の参道
狭野杉の中に差し込む光は神々しい。
優秀賞
「祓川神社」
荘厳 手に汗にぎる舞、無事に終わるのを祈った
優秀賞
「ベブガハホ」
どしゃぶりの雨の中、狭い空間の中で観客といったいになり笑いのひととき 五穀豊穣を願いました
入選
「祓川神楽」
国指定重要民俗文化財の祓川神楽です。
入選
「おごそかに」
大自然の中でのキンチョウ感が何とも言えません。
入選
「初冠雪」
薄い雪化粧の頂を望み悠久の時間(とき)を味わう
入選
「踏剱」
露光間ズームで撮影
入選
「高原至宝の舞」
狭野神社のシーンです。
入選
「狭野神楽」
夜を徹して行われる伝統行事、地域一願となってすばらしいと思います。末永く続くことを願っています。
入選
「古墳とひがん花」
太古の森 神々しい山々に囲まれた公園 美しいひがん花


「日本発祥地まつり」は、来年も開催予定との事です。
フォトコンテストも開催されると思いますので、皆様も応募してみてはいかがでしょう。


【追記】 広報たかはる3月号に「日本発祥地まつり」の記事がありました。 → 該当記事







宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 天鈿女命

今回のギャラリーは、現在、読売巨人軍が春季キャンプを行っております、宮崎市の「宮崎県総合運動公園」にある、記紀ゆかりのモニュメント「岩戸びらき開運の像」の写真をご紹介します。

実は先週、読売巨人軍の宮崎キャンプ情報を収集中、宮崎市にある宮崎県総合運動公園関連のサイトをチェック、そこで天鈿女命(アメノウズメ)「岩戸びらき」のモニュメントが運動公園内中央広場にあることを発見。 
これまで何度も見ていた、噴水のモニュメントが、そのようでした。 

像は白い石膏みたいな色なので、てっきり「洋風なビーナスか何か」思って、見過ごしていたようです。  

■ 宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 天鈿女命像

神話好きとしては、是非見に、撮りに行かねばと、近くなので行ってまいりました。
よく見れば、確かに、天鈿女命(アメノウズメノミコト)でした。

天香具山のマサキカズラを丸く束ねた冠を右手に掲げ、乳房をさらけ「あらわ」に天の岩屋の前で神憑かりになり、踊る、あの「岩戸開き」の一シーンでした。 

古事記によれば、天鈿女命(アメノウズメノミコト)は、天香具山(アマノカグヤマ)のヒカゲカズラをたすきにして肩にかけ、天香具山のマサキカズラを丸くたばねて冠とし、天香具山の笹(ささ)の葉を手に持って、天の岩屋の前で踊(おど)ったとされております。

冷静に考えてみると、場所柄(県総合運動公園内) マサキカズラを頭に被ってしまうと、見た目がオリンピア風?オリーブと間違えられそうなのであえて手に持たせたのかも? とか 勝手に想像したりもします。
 

■ 宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 天鈿女命像


■ 宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 天鈿女命像

足元を見ると、丸い 踏銘板が・・ 何度もここに来ているのに初めて踏銘板にも気がつきました。

くにづくりの泉
岩戸びらき開運の像
この噴水のモニュメントは、
日本の国づくりにまつわる日向
高千穂の“天の岩戸びらき”
の舞を表現しています。
昭和54年3月
宮崎県

■ 宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 銘板


■ 宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 天鈿女命

黒御影石のアーチは岩戸の洞くつを表わし、「天鈿女命(あまのうずめのみこと)」の”天の岩戸びらき”の舞を表現。
また、泉に林立する黒御影石は、日向高千穂地帯を形成している柱状石を表現し、湧き上がる噴水は力強い”いのち”を表わしています。さらに、噴水周囲のタイル模様は、太陽と日向灘の荒波を表わしています。
噴水の縁石には、旧橘橋の高欄に使われていた大理石を再利用しているとの事です。 参照元:宮崎県サイト

■ 宮崎県総合運動公園内 岩戸びらき開運の像 天鈿女命


この噴水のモニュメントは何度も見ておりましたが、神話に関したものとは、全く気がつきませんでした。
折角、いいものを残しているので、案内板などを設置されてみはいかがでしょう。
あと・・・天鈿女命の像、時代と共に結構黒くなった部分も見受けられました、予算があえれば、綺麗にして欲しいです。

私が今回訪ねた際には噴水は出ておりませんでした、省エネで最近出してないのかなー。
四六時中無駄に水をだして とは申しませんが、センサーとかで、人を感知し、たまに出したらよのになぁ〜。


当サイト内関連ページ 宮崎県総合運動公園 サンマリンスタジアム宮崎
運動公園内にある「サンマリンスタジアム宮崎」の3階席から高千穂峰が見えます。 
 → 写真(トリミングしているので小さいですが・・)




■ 「神武の館」にて アマテラスオオミカミとタヂカラオノミコト「岩戸開き」の神話の概要

世界の陽性と正義と平和を象徴する太陽の神、天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、弟の荒ぶる神、須佐之男命(スサノオノミコト)の乱暴ぶりに耐えかねて、怒って岩屋の奥に隠れてしまい、世界は闇に閉ざされてしまった。
 困った八百万(ヤオヨロズ)の神々が今後の対策を練ったのが天安河原(アマノヤスガワラ)。
神々は大いに困り、天の安河に集まって会議をした。思兼神の発案により、岩戸の前で様々な儀式を行った。
芸達者の天鈿女命が賑やかに舞い踊り、それを肴に皆でその周りで宴会を始めた。
その騒ぎに興味をしめした天照大御神が岩戸を少し開いたところを、手力雄命(タヂカラオノミコト)が岩戸を開け、投げ飛ばし、世に再び光が戻った。

※写真は、高原町皇子原公園内、神武の館にある展示物を撮影したものです。


天鈿女命の部分の神話記述は下記。

「槽(うけ)伏せて踏み轟こし、神懸かりして胸乳かきいで裳緒(もひも)を陰(ほと=女陰)に押し垂れき。」
天鈿女命がうつぶせにした槽(特殊な桶)の上に乗り、背をそり胸乳をあらわにし、裳の紐を股に押したれて、女陰をあらわにして、低く腰を落して足を踏みとどろかし(千草を巻いた矛(日本書紀)、笹葉(古事記)を振り)、力強くエロティックな動作で踊って、八百万の神々を大笑いさせた。その「笑ひえらぐ」様を不審に思い、戸を少し開けた天照大神に「あなたより尊い神が生まれた」と天鈿女命が言い、天手力雄命に引き出して貰い、再び世界に光が戻った。

皇子原公園内にある「神武の館」

皇子原公園にある「神武の館」には、人形で日向神話の各シーンが再現された展示物があります。(観覧無料)
■ 「神武の館」


■ 「神武の館」にて 入り口の神楽面の戸


■ 「神武の館」にて 日向神話展示物 01


■ 「神武の館」にて 日向神話展示物 02





皇子原公園パンフレット ひむか神話街道〜神武天皇ゆかりの地 高原をたずねて〜 高原町マップ






以下は 関連話題 余談です・・




「神話のふるさと みやざき」ブランド定着支援事業補助金関連 (紹介)

宮崎県サイト内リンク
平成25年度「神話のふるさと みやざき」ブランド定着支援事業補助金にかかる事業募集のご案内について
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/shoko/kikihensan/info/page00006.html
平成25年度「神話のふるさと みやざき」ブランド定着支援事業補助金 採択事業
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/shoko/kikihensan/info/page00007.html


以下は 上記リンク先内容の一部抜粋

「神話のふるさと みやざき」ブランド定着支援事業補助金

目的
宮崎県は、古事記や日本書紀に描かれた日本発祥にまつわる日向神話の舞台であり、多くの伝説や伝統文化、史跡等が残されている。
記紀編さん1300年記念事業を官民挙げて展開し、これら本県の宝の磨き上げ、情報発信、地域の活性化を図る。

補助対象事業の内容
市町村観光協会などの民間団体、企業等が自ら実施する、各地域の特色ある歴史文化資源に着目した次の事業を募集します。
(1)神話・伝説、神楽などの伝統文化、史跡等を活用し、地域住民が地域を挙げて取り組むイベントや情報発信、広報媒体の作成などを実施する事業
(2)歴史文化資源を題材とした、県民向けの研修会や活用方法についての検討会、シンポジウムなどを実施する事業

補助率、補助限度額

1.補助率等
 補助対象経費の額から入場料等収入を控除した額の3分の2
2.補助限度額
 1,000千円


採択事業一覧

NO.申請者(実施主体) 実施予定期間 事業概要の順

1 西米良魅力アップ協議会

H25.7.8〜H26.1.31
西米良村の「神話と民話」を生かし、村を活性化させるため、3つの事業を実施。
 【1】 マスコミ等を対象とした神話モニターツアー
 【2】 人材育成や県内語り部との連携のための組織づくり、情報発信による観光客
  受け入れ態勢の強化
 【3】 神話チラシの作成・配布(3万部)

2 記紀編さん1300年延岡実行委員会

H25.7.1〜H26.3.31
延岡市が神話の聖地であることを広く発信するため、3つの事業を実施。
 【1】 神話・神社等マップ作成事業(1万部)
 【2】 神話巡りバスツアー(2回)
 【3】 記紀編さん1300年記念講演会

3 記紀編さん1300年記念事業高千穂町実行委員会

H25.7.8〜H26.3.31
神話や伝説、史跡など高千穂の宝の磨き上げや情報発信を行い、地域の活性化や将来の町づくりに繋げるため、2つの事業を実施。
 【1】 博多座9月公演「アマテラス」と高千穂町観光PRタイアップ
 【2】 神話講座(神話ガイド育成事業)

4 一般社団法人諸塚村観光協会

H25.7.8〜H26.2.28 
諸塚神楽を地域の住民が宝として再認識し、その継承に向けて知恵を出し合い協力してゆく気運を高めるとともに村内外に向けたPRをするため、4つの事業を実施。
 【1】 外部専門家を招いた村民向けの神楽勉強会
 【2】 諸塚神楽の解説パンフレット作成・配布(5千部) → 画像
 【3】 神楽伝承体験ツアーの実施(2回)
 【4】 雑誌広告掲載による神楽・ツアーのPR

5 伊勢ヶ浜門前にぎわい「いち」実行委員会

H25.7.8〜H26.2.28
神話・伝説に触れるイベント等を開催し、「ひゅうがお船出海道」ゾーンとしての観光地の磨き上げと誘客を図るため、3つの事業を実施。
 【1】 大御神社例大祭における体験イベント、獅子舞
 【2】 勾玉・おきよ丸づくり体験イベント(5回)
 【3】 プチガイドツアー

6 高原町観光協会

H26.2.11 
住民の誇りや郷土愛を醸成し,あわせて観光振興と地域活性化を図るため、下記の内容の「日本発祥地まつり」を実施。
 【1】 伝統芸能(神楽、棒踊り、奴踊り等)の発表
 【2】 ひむか神話街道ウォーキング
 【3】 観光物産展等

7 一般社団法人日南市観光協会

H25.7.8〜H26.3.31
記紀をてこに観光誘客を図るため、3つの事業を実施。
 【1】 日南市のホテル・旅行業者、タクシー会社などを対象とした宣伝マンの育成
  (座学:2回、現地研修:1回)市民を対象としたガイド育成支援(座学:5回、現地研修1回)
 【2】 神楽などの郷土芸能を一堂に集め、披露する記紀編さんのつどい
 【3】 記紀編さんチラシの作成(1万部)



宮崎県には、結果の報告(実際行われた内容、人出など、成果、これから期待される成果なども結果報告として、まとめて県民に知らせて欲しいです。




(写真 2月5日追加)





【036】 第一回 日本発祥地祭り(高原町) 2月11日開催



2014/2/4



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筆者オススメ本の紹介

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛 

文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。
宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。
私も一押しの本です。
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)
(¥724円 通常送料無料)
 ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で

(一)日向神話のタブーに挑む。10
(二)高千穂論争、私はこう考える 26
(三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57
(四)妻をめとらば西都原 99
(五)アマテラスは宮崎出身? 126
(六)天孫族、海へ 146
(七)火を噴く神の山・霧島 172
(八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210
(九)薩摩半島はワタツミの国か 236
(十)旅の終わりに 265

宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク 
→ 梅原猛さんに聞く





記紀編さん1300年の節目、神話のふるさと宮崎県の宝を、お披露目 私設ページ


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