記紀編さん1300年 〜神話のふるさと宮崎〜 |
【035】新春の禊 青島裸まいり前夜祭 夜宮(よいみや)夜神楽奉納祭 |
背景写真 青島神社鳥居 |
【追記】 今年、平成26年、宮崎市青島鎮座、青島神社の特別神事「裸まいり」の前夜に 夜神楽奉納祭が行われました。 写真を撮りましたので、ここ「記紀編纂1300年記念ページ」で一部の写真を紹介します。 青島神社に祀られる山幸彦(ヒコホホデミノミコト)は、無くした兄(海幸彦)の釣り針を探しに海神の宮へ行きます。 ※ この神話をご存知ない方は、当サイト内、青島神社のページをご覧ください。 釣針を見つけ、海神の宮でお暮らしになった後、青島におあがりになった日が、旧暦の12月17日と記されているそうです。 古くは、その前夜にお祭りを行い、一晩、夜を徹しながら神楽を御奉納、さらに地元青島の民たちが着るものを着ずに朝まで参詣をしたという特殊な神事だったようです。 このように、青島神楽は古くから舞われていたようですが、演舞者の衰退、人が減ってしまい、現在、青島神楽を継承している方は、今回、「鵜戸舞」の際、太鼓をたたいてらした、長友先生お一人となってしまったとの事です。 なんとか、その、かろうじて繋がった糸を残してゆきたいという思いから、この日、特別に青島神楽が一番、披露されました。 今回、舞ったのは、青島神社宮司のご子息(小3)とのことでした。 以上は青島神社 第20代宮司 長友安隆宮司のお話を参考に記載したものです。 (備忘メモ) 主催 青島裸まいり実行委員会 日時 平成26年1月12日(日) 時間 19:00〜20:30 場所 青島神社 拝殿前境内 内容 お祓い・元宮参拝・雅楽・神前神楽(朝日神楽・巫女神楽浦安の舞)・青島神楽(鵜戸舞) 野島神楽(星舞・いれん鬼舞) 観覧 無料 観覧席 イス100席設置 ほぼ満席 ふるまい 先着100名様へ甘酒(ノンアルコール)・青島てんぷらのふるまい有 (18:00〜ふるまい開始、定数に達し次第終了) 駐車場 有・無料 ※旧タチバナホテル跡地 |
青島神社 元宮(もとつみや)参拝かつてご参詣の折には、語らず、振り返らず、元宮(もとつみや)まで巡礼をしたそうです。 今回、神楽奉納の前に、古記にならい、元宮(もとつみや)まで青島神社 長友宮司先導のもと、巡礼しました。 元宮や、元宮までの参道(御成道)は、ライトアップされ、普段見る姿とは違い、幻想的でした。 |
雅楽 |
神前神楽
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巫女舞 浦安の舞 |
青島神楽 鵜戸舞鵜戸舞は、日南の方でよく舞われる神楽ですが、舞・囃子・唱教などは、潮嶽神社の同様の神楽番付「魚釣り舞」と似ている印象を受けました。(宮崎市観光協会サイトに書かれていた内容を転載します。) 青島神社のお神楽は伊勢神楽で工藤祐経の六代の子孫伊東祐持が日向の都於郡に下向したとき、長友家の先祖阿倍弥三郎がこれに従って伝えたと言われています。その後、一時衰えていたのを、天正十五年(1587)伊東藩が成立した際、長友玄藩(げんぱ)が復興したと伝えられています。鵜戸舞とは、女面の舞人が釣竿を用い漁をする豊漁を願う神楽です。 /転載おわり。 40年ぶりの青島神楽を見ることが出来、感無量です。
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野島神楽 星おろし |
今回の、特設駐車場は、あの青島橘ホテル跡地、宮崎の青島の観光にとって、いろいろな思いがある場所だけに、実際そこに立つと、なんだか感慨深いものがありました。 |
今回のギャラリーは、平成24年・25年撮影 「青島神社の裸まいり」+α以下の写真は平成24年・25年の 「青島神社の裸まいり」で撮影したものです。(裸まいりの写真はHサイズ1920pixまで拡大) |
河野知事も禊に参加されたようで、ご自身のブログで 裸まいりの事を書かれておりました。→ブログ記事(追記リンク) 企業・お店の幟やボディーペイント、今年より禁止となったようで、すっきりして良くなりました。 現在行われている 「青島神社の裸まいり」は、神社にまつられている山幸彦が長旅から帰ってきた時に、村人が服を着るひまもなく、裸で海に飛び込んで迎えたという言い伝えに由来しています。と説明されているようです。 平成26年度青島神社裸まいりの様子が、1月13日夜7時のNHKニュースエンディング部で全国放映されておりました。 新聞記事 青島神社の裸まいりのニュース&動画リンク。 → 朝日新聞 当サイト内関連リンク → 青島神社裸まいり(平成24年に書いたブログ記事) |
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宮崎の神楽に関するお勧め本の紹介 (私も愛読) |
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宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承 / 山口保明著 みやざき文庫2 鉱脈社 生活文化圏を踏まえ、 人々の祈りの原質を追求。 神楽なくして明けぬ国・宮崎県内の北から南まで全域の、 土地に根ざす神楽を紹介。 → 目次紹介 番付も収録して神楽鑑賞にも役立つ。 第11回宮日出版文化賞。 下記リンクよりamazon通販で購入できます。 送料無料です。(ページ作成時点の情報) 宮崎の神楽―祈りの原質・その伝承と継承 (みやざき文庫 (2))(外部) |
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。 宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。 私も一押しの本です。 天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) (¥724円 通常送料無料) ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で (一)日向神話のタブーに挑む。10 (二)高千穂論争、私はこう考える 26 (三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57 (四)妻をめとらば西都原 99 (五)アマテラスは宮崎出身? 126 (六)天孫族、海へ 146 (七)火を噴く神の山・霧島 172 (八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210 (九)薩摩半島はワタツミの国か 236 (十)旅の終わりに 265 宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク → 梅原猛さんに聞く |
歴史読本 2月号出版社: KADOKAWA; 月刊版 (2013/12/24発売)特集 古事記 日本書記 風土記の神々 特集ワイド 記紀の神々の正体 ご利益でみる日本の神さま 日本で唯一の歴史総合雑誌 歴史学の最新研究や学会のホットなテーマだけではなく、教科書に載らないような人物や事件まで古今東西あらゆる歴史を幅広く扱っています。月ごとにテーマが変わり読む人を飽きさせない歴史総合雑誌。全国の歴史関係の行事や催し、博物館展示などの最新情報も先取りして紹介。 寸法: 20.8 x 14.8 x 2 cm amazonで購入(送料無料) |
記紀編纂1300年記念 第2回神楽シンポジウム主催者に確認したところ、事前申し込み等は不要、受付は当日、会場で行うようです。 みやざきの神楽の魅力発信のために、国指定重要無形民俗文化財の銀鏡神楽、椎葉神楽、高原の神舞、高千穂の夜神楽の神楽関係者が一堂に会する「神楽シンポジウム」を開催。 開催日 平成26年2月16日(日)13:30〜17:00 【内容】 おもてなし神楽(数番公開)11:00〜 会場 (高千穂神社神楽殿) 神楽シンポジウム 13:30〜 会場 (高千穂町自然休養村管理センター) シンポジウムテーマ 集まり給え四方の人々"日向神楽 未来につなぐ神話の精神 基調講演 ユネスコ無形文化遺産第1号登録「早池峰神楽における伝承と観光交流」 講師:花巻市大迫総合支所長 中村良幸様 討論会(パネルディスカッション) 案内人 田尻隆介氏 高千穂町文化財保存調査委員 討論者 銀鏡神楽 (西都市) 高原の神舞 (高原町) 椎葉神楽 (椎葉村) 高千穂の夜神楽(高千穂町) 高千穂神楽の歩みと展望 高千穂神社宮司 後藤俊彦氏 |
記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI PhotoMiyazaki 宮崎観光写真 ページ作成者(MORIMORI)宛てメール MORIMORI 記紀編さん1300年 神話のふるさと みやざき |