新田神楽(にゅうた神楽) (新田神社)宮崎県新富町新田神社で撮影した新田神楽(にゅうた神楽)(新田神社奉納・太々神楽)の写真を紹介します。
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新田神社![]() 地図:GoogleMap Mapfan Mapion ![]() 緯度経度:32度4分38.81秒 131度25分36.55秒(日本地理系) 御祭神 彦火々出見命 (ヒコホホデミノミコトは山幸彦としても知られる日向三代の二代目です。) 御例祭 2月17日 (新田神楽を奉納) 11月3日(秋祭) 新田神社 御由緒社名を正八幡ともいう。 天正5年(1577年)、*都於郡城(とのこおり城)主、伊東氏(12代目)が島津軍に破れ米良に向かって敗走した際の兵火にあい、宝物、本殿等が焼失し、これ以前の詳らかな記録は残っていない。その後、島津氏がこの土地を領すると慶長11年(1607)に神殿を再興、祭祀料と十石、宮司屋敷一ヶ所を寄贈した。 明治4年新田神社と改称し、郷社に列せられる。以来旧新田村民の信仰篤く鎮守の神として崇敬を受けている。 また、7月27-28日には新田一円を巡り、御神幸祭が行われ、名物の「いぶくろ」が行列を先導する。 以上 現地でいただいた資料(新田神社・新田神楽案内記)を参考に付記 *当サイト内関連ページ→ 都於郡城址(とのこおり城址) 新田神楽(2020年9月 宮崎県民俗文化財指定)![]() 神楽(綱切)通称「蛇切り」 烏帽子に白毛頭、白鉢巻を巻く。髭をたくわえた赤面で、白舞衣に赤襷を掛け、緋色の大口袴の 装束、帯刀し御幣つきの杖と扇で舞い始める。 歌「八雲立つ 出雲八重垣 つまごめの」「抑も抑も 須佐之男の明神とは我が事なり」 綱蛇二体を交差させ、四隅で氏子が引く。「毎年に驕る大蛇(おろち)」を切って清浄のふく殿におさめん」と歌い終えると、刀を抜き、綱蛇を削ぎ、威嚇、牽制しながら蛇切りを行う。 |
平成21年度新田神楽 (神社外の神庭で舞われた舞のみを記載) ●→着面の舞 |
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1 | 繰りおろし | 9:15 | 二人舞 | 写真 5枚 | |
2 | ● | 鬼神 | 9:53 | 一人舞 | 写真 5枚 |
3 | ● | 大神かぐら(神武神楽ともいう) | 10:13 | 七人舞 | 写真 22枚 |
4 | 岩通し | 12:01 | 三人舞 | 写真 5枚 | |
5 | 四人地舞 | 12:21 | 四人舞 | 写真 2枚 | |
6 | ● | 七鬼舞 | 13:07 | 七人舞 | 写真 30枚 |
7 | 華舞(花の舞とも記し結界ともいう) | 13:34 | 二人舞 | * 穂北神楽 | |
8 | 四人剣 | 13:54 | 四人舞 | 写真 3枚 | |
9 | ● | 鬼神舞 | 14:34 | 一人舞 | * 穂北神楽 |
10 | ● | 中之手(かんなぎ) | 14:59 | 一人舞 | 写真 14枚 |
11 | 一人剣 | 15:33 | 三人舞 | 写真 5枚 | |
12 | ● | 磐石 | 16:08 | 二人舞 | * 穂北神楽 |
13 | ● | 神楽(綱切ともいう) | 16:35 | 一人舞 | 写真 29枚 |
14 | ● | 手力 | 17:05 | 一人舞 | 写真 9枚 |
15 | ● | 戸開 | 17:16 | 一人舞 | 写真 10枚 |
繰りおろし![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
鬼神![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
大神かぐら(神武神楽ともいう)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
岩通し![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
四人地舞![]() ![]() |
七鬼神![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
四人剣![]() ![]() ![]() |
中之手(かんなぎ)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
一人剣![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
手力(たぢから)![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
戸開(とびらき)天岩戸を開けるところです。![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
新田神楽 (三十二番構成) ●→着面の舞 |
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1 | - | 御清め | 神事 | 18 | - | 諸神祭 | 神事 |
2 | - | 御祈念招神 | 神事 | 19 | ● | 御笠荒神 | 一人舞 |
3 | 壱番舞 | 二人舞 | 20 | 問神主 | 二人=うち荒神 | ||
4 | 華舞(花の舞、結界) | 二人舞 | 21 | ● | 大神神楽(神武神楽) | 七人舞=うち神主 | |
5 | ● | 鬼舞 | 一人舞 | 22 | 四人地舞 | 四人舞 | |
6 | 繰りおろし | 二人舞 | 23 | ● | 七鬼神 | 七人舞 | |
7 | ● | 鬼舞 | 一人舞 | 24 | 曲舞 | 二人舞 | |
8 | 将軍舞 | 二人舞 | 25 | ● | 鬼神 | 一人舞 | |
9 | ● | 柴荒神 | 一人舞 | 26 | 綱地舞 | 二人舞 | |
10 | 問神主 | 二人=うち荒神 | 27 | ● | 綱荒神 | 一人舞 | |
11 | 四人剣(刀神師) | 四人舞 | 28 | 問神主 | 二人=うち荒神 | ||
12 | 中央 (地割) | 一人舞 | 29 | ● | 神楽(綱切) | 一人舞 | |
13 | ● | 中之手(かんなぎ) | 一人舞 | 30 | ● | 手力 | 一人舞 |
14 | 一人剣 | 三人舞 | 31 | ● | 戸開 | 一人舞 | |
15 | - | 御祭典 | 神事 | 32 | 諸神放楽 | 一人舞 | |
16 | 岩通し | 三人舞 | 33 | - | 神送り | 神事 | |
17 | 御笠地舞 | 二人舞 |
新田神楽 あとがき 新田神楽は子供たちも多く舞い、太鼓等も子供たちが中心に担当する神楽でした。 後継者不足で悩むところも多いと聞きますこういった神楽や伝統芸能、何よりこうして子供たちが受け継いでくれる事に大きな意義があると思います。 今年より来年、来年より再来年と練習、経験(人生の経験も)を積み、舞に磨きがかかって行く事と思います。 高学年になると、かなり切れのある、見ていて何度もうまいなぁ・・と、うならせる、大人顔負けの舞もありました。 多くの皆様はやはり神楽(綱切り)=通称「蛇切り」が一番のお目当てのようで、午後から人も増え始め、蛇切りのある夕刻頃になると神庭の周りは地元や近隣のカメラ愛好家の方たちを含め多くの見物人で一気に膨れ上がりました。 いかんせん初めての「新田神楽」撮影、かっても解らず、一瞬を捕らえるのは至難の業。 周りの方にいろいろ教えていただき、なんとか蛇切りも一応撮影は出来たものの、連写がもう少し早ければ、良いシーンを捉えられたと思うのですが・・、いかんせんこのカメラ、動きのあるものの撮影はたいそう不得意な機種なもので・・・ と、機材のせいにする(笑) 中之手(かんなぎ)は西都周辺の神楽の「神和(かんなぎ)」と似た印象でした。神武、七鬼神等、面の舞が盛りだくさんという印象を受けた神楽でした。 【 令和6年追記 】以前は、中之手(なかのて)だったと思のですが、令和6年にリリースされた宮崎県文化財課の記録ビデオなどには(かんなぎ)と振りがながついているようです。 戸開の頃、丁度「天岩戸」のあたりに日が差し込んで良い感じでした。 春大祭の33番舞は、「太々神楽(だいだいかぐら)」と呼ばれているようです。 車でなければカッポ酒(焼酎)いただいたのになぁ・・残念!(^^) |
宮崎の神楽に関するお勧め本の紹介 私の愛読書です。) |
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