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平成27年度高千穂の夜神楽日程・神楽見学の留意事項など

▶ in ニュース・地域の情報他 posted 2015.10.08 Thursday / 17:51



高千穂の夜神楽」(国重要無形民俗文化財)が、今年も11月14日(土)押方(五ヶ村東)から始まり、来年2月6日まで、週末を中心に奉納されます。
高千穂の夜神楽(上田原神楽)1
〜 道行き神楽(御神幸) 〜
高千穂地方に伝承されている神楽は、天照大神(あまてらすおおみかみ)がお隠れになった天岩戸の前で天鈿女命(あめのうずめのみこと)が調子面白く舞ったのが始まりと伝えられています。
秋の収穫への感謝と翌年の五穀豊穣の願いを込め、夜を徹して33番の舞いが奉納されます。

下記は、ページ投稿現時点で高千穂町サイトに掲載されていた日程を記載したものです。日程等は、変更になる場合もあります。留意点等含め、最新情報等は、下部記載の高千穂町サイトで確認をお願いします。

平成27年度 高千穂の夜神楽日程(距離は役場からの距離)
月日地区(公民館)神社神楽宿距離 (km)駐車
台数
11月14日 (土)押方 (五ヶ村東)中畑五ヶ村西籾崎集会所850
11月22日 (日)上野 (上野)上野上野小学校跡体育館820
11月22日 (日)上野 (下組)柚木野甲斐 操 様宅560
11月22日 (日)下野 (下野東)八幡下野東公民館550
11月24日 (火)上野 (黒口)黒口黒口公民館950
11月28日 (土)向山 (秋元)秋元秋元公民館1230
11月28日 (土)岩戸 (上永の内)御霊井植 泉 様宅850
12月5日 (土)岩戸 (五ヶ村)神楽の館7100
12月5日 (土)三田井 (下川登)逢初天神下川登公民館1.550
12月5日 (土)押方 (山附)二上甲斐重尊 様宅730
12月12日 (土)岩戸 (野方野)石神野方野公民館9100
12月12日 (土)押方 (下押方)嶽宮下押方公民館3.530
12月19日 (土)三田井 (浅ヶ部)磐下大権現甲斐新一 様宅3.120〜30
1月9日 (土)河内 (下河内)熊野鳴瀧下河内公民館1350
1月16日 (土)向山 (尾狩)山中甲斐時守 様宅1250
1月23日 (土)田原 (下田原)広福下田原公民館1260
1月30日 (土)向山 (黒仁田)柘ノ滝黒仁田公民館820
2月6日 (土)田原 (上田原)熊野上田原公民館1030

※神楽宿の地図は、下段記載、高千穂町サイトを参照願います。

高千穂の夜神楽(上田原神楽)2
〜 舞入れ 〜

※地区によっては、日程の変更がある場合もあります。
※夜神楽は、午後2時頃の宮神楽、道行き神楽(御神幸)、舞入れ、御神屋始めに始まり、夜を徹して33番の神楽を舞い明かし翌日の昼頃に終了しますが、地区によっては時間や舞順が異なります。
※夜神楽の日程及び場所(神楽宿)は、毎年異なります。
※日神楽含め、日程・地図等は下記高千穂町サイトリンクを参照願います。
 ■ 平成27年度(2015年)高千穂の夜神楽日程表




高千穂の夜神楽(上田原神楽)3

高千穂の夜神楽(上田原神楽)4

高千穂の夜神楽(上田原神楽)5

神楽宿への「御神前」の目安

 高千穂神社で毎夜行われる、高千穂観光神楽のような、入場料のある観光向けの神楽では特に必要ありませんが、高千穂に限らず夜神楽の見学者は一夜の氏子として供物を持参、奉納するのが慣例です。
通常は神楽宿(神楽の開催されるところを神楽宿と呼びます。)に「受付」がありますので、初穂料(御初穂)として2〜3千円、または、地元の焼酎2,3本の寸志(御神前)を目安に、神楽宿へ納めます。
これは、神社でのお賽銭と同じ意味合い+ほしゃどん(神楽を舞う方)や神楽宿への方への感謝の気持ちであり、「ふるまい」の食事代やお酒の対価という意味合いのものではありません。


夜神楽のふるまいについて(高千穂町観光協会サイトより引用)

近年、本物志向から「村まつり」に参加される観光客の方々も年々増加し、 交流として「ふるまい」をする集落も増えています。

「ふるまい」とは、年に一度降臨される神々と里人が飲食を共にし、神人一体となる直会(なおらい)の儀式です。 参加された方々にカッポ酒や焼酎・煮物などの料理がふるまわれることがありますが、これは神事儀礼の一環であり、 村各々の考えで行われています。

また、初穂料やご神前は、神様や「ほしゃどん」、神楽宿への感謝の気持ちをあらわすものです。 「ふるまい」の食事代としての意味はありませんのでご了承ください。


その他、夜神楽見学の際の留意事項

神楽宿の多くは窓は開けっ放しです。屋根の下というだけで外気温とほとんど変わりません。かなり冷え込みますので、ひざ掛けや、ホッカイロなど、防寒対策を万全に!!!
地区によっては、神楽宿まで車のすれ違いも苦労するような狭い道があります。
街灯はほぼ無く、道は真っ暗ですので、暗くなってからの移動は十分ご注意ください。
1・2月などは、特に寒く、夜中頃よりフロントガラスはガチガチに霜で凍りつくこともありますで、車にはスクレイパー(こさいで霜を落とす用具)を積んでおいいた方が良いです。

地区によっては三脚(一脚)によるビデオカメラ撮影を禁止しているところもあるようです。ビデオやカメラの撮影は、見学の方の妨げにならないよう高さ、場所なを選ぶなど、気を使ってください。
三脚の設置や・フラッシュの使用はひかえた方が良いと私は思います。

夜、おなかが空いた時、何か食べるものを持参しておいた方が良いです。

あくまで、神楽は集落の方達の神事、そこに参加させて頂く、というスタンスです。

その他の神楽関連情報

以下の2つの祭りでも高千穂の神楽をご覧になれます。
天戸神社では、「天岩戸夜神楽33番大公開まつり」が開催されます。
■ 平成27年11月3日(月・祝) 10:00〜22:00 

高千穂神社の神楽殿では、「高千穂の夜神楽」を無料で公開する「神話の高千穂夜神楽まつり」が開催されます。
■ 平成27年11月22日(日) 午後 6時〜午後10時
■ 平成27年11月23日(月・祝) 午前10時〜午後11時
※11月22日、23日に「神話の高千穂夜神楽まつり」が開催されるため、毎夜8:00から開催されている、「高千穂神楽」は行われませんのでご注意ください。

当サイト内 関連 リンク

 高千穂神楽 関連ページ 高千穂神楽
 宮崎県の神楽全般 宮崎の神楽

今回掲載した神楽の写真は、過去に撮影した上田原(かみたばる)地区の神楽の写真でした。

高千穂の夜神楽を見学する前に、読んでおきたいお奨め本の紹介

高千穂の夜神楽の解説本ならまずはこれでしょう!!と私もオススメ・決定版と言えるべき本です。高千穂神社の後藤俊彦宮司も著者の一人です。

高千穂の夜神楽の本神楽三十三番―高千穂夜神楽の世界
(みやざき文庫 56)
著者:後藤俊彦,武田憲一,沼口啓美
価格: ¥ 1,728円
内容紹介:夜神楽の里で舞いつがれる三十三番を、 各演目ごとに登場する神を比定し、 土地の神話や伝承も織りまぜて、 その意味を説明。 併せて、 夜神楽の里の歴史、 里人の心意気を描く。 グラビアも圧巻。 単行本: 273ページ
出版社: 鉱脈社 (2008/8/29)
ISBN-10: 4860612752
ISBN-13: 978-4860612757


平成20年版 本書あとがきから一部引用させていただきます。

しかし高千穂の神楽は戦後いくたびかの危機があり消長があったにせよ、途絶えることはなく伝承されてきたし、いまなほ里人の力強い信仰と地域共同体の中で生きつづけてゐる。
 それは戦後日本が追い求めてきた美しく合理的な価値とは異なるものであり、時代にとりのこされてきた世界であるかもしれない。
それでも村の人々は辛抱づよく山畑を耕し、牛を飼い、僅かばかりの棚田に稲を作りながら、おおらかに誇り高く素朴に生きてきた。

いつとは知れぬ悠久なる昔より守り続けてきた暮しと文化を信頼し、天地自然の一切に対する畏敬の念を失わず、神々と共にありつづけることを誇りとしてきた文化の結晶が高千穂の夜神楽である。 

後藤俊彦 / 神楽三十三番 高千穂神楽の世界(平成20年8月の版)より


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