平成30年度 伝統文化「神楽の祭典」五ヶ瀬町(5/8Page)
鞍岡祇園神楽保存会〔地神楽/手力/舞開き/酒こし神楽〕
鞍岡祇園神楽保存会
鞍岡祇園神楽は、鞍岡の祇園神社に伝承されている神楽で、その歴史は古く延喜式内の古我武礼神社の広庭で舞を舞ったのが始まりとされている。
1185年壇ノ浦の戦いに敗れた平家一門は九州山地に逃避行を重ね、鞍岡の地に辿り着き、それから更に山奥深くを探り椎葉に分け入った。この時、平家一族が伝えた京都の伎楽、雅楽、伊勢神楽などが伝来の神楽に浸潤し、時の進展とともに独特の体裁をもっ神楽となる。
神楽の調子は、白岩山の秘境に育つクルミの木を胴にして、奥山で獲れる鹿の皮を張り、麻の細綱を以って両端を引き締めた太鼓と、篠竹に穴をあけて作った笛、そして手拍子による都調の優雅なる音と妙なる調べが独特の神楽リズムとなって鞍岡神楽が形戒されたと伝えられている。
地神楽
神楽の最初に舞う、神庭を清める舞。
手カ
手力男の命の舞で、岩戸を押し開き天照皇大神をお迎えするカ持ちの神様。舞はそのカ強さと、これから天照皇大神をお迎えするという喜びに満ちた表現の舞。
舞開き
手カのたたら舞、由布の舞、拝みの舞。天照皇大神は、稚児が舞い、こうした舞が他に例を見ない独特の神楽となっている。
天の岩屋から子どもが扮する天照大神を手力男命が手を取ってお迎えする。
酒こし神楽
八岐大蛇を退治するとき、一夜酒を造ったとされる舞。
宮崎県内の神楽で、出雲系統、足名椎命と手名椎命が登場するのは珍しいのではないでしょうか、須佐之男命(スサノオノミコト)を祀る「祇園神社」ならではなのでしょうね。
高千穂の夜神楽に、一見似たようなシーンの男女の登場する「御神躰の舞」がありますが、あちらはイザナギ、イザナミです。
鞍岡祇園神楽関連リンク
➡ 「鞍岡祇園神楽」解説 / やまめの里 秋元治(外部)
➡ 祇園神社
※ 各解説は、当日頂いた資料(各保存会の口伝をもとに作成)より転載しました。
The contents of this site are written in Japanese only Please use English
translationsite.
【サイト内検索のご案内】
当サイト内には多くの神楽の関連ページ/写真があります。
以下より、当サイト内の検索が出来ます。
画像検索もできますので、写真を探すことも出来ます。
伝統文化「神楽の祭典」(五ヶ瀬町にて)鞍岡祇園神楽保存会
Reproduction or appropriation of HTML, images and photographs from within this site is prohibited.
Copyright © MORIMORI All Rights Reserved.
-
PhotoMiyazaki -
Back to Top