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松尾の大イチョウ(銀杏) 宮崎県の巨樹 (椎葉村)


宮崎市の位置 松尾の大イチョウ(銀杏)の場所
宮崎県東臼杵郡椎葉村松尾 地図 マップファン 
緯度経度(日本測地系) N=32.28.50.1 E=131.14.57.9  天気予報

松尾の大イチョウは、通じる道は狭く、また案内板もあまり無い為、見逃したか?・非常にわかり辛らかったです。
インターネット検索等でも調べましたが、椎葉村観光協会含め良い案内地図が見あたらなかったので、下記に地図サイトへのリンクをいくつか記載しておきます。記憶を頼りに、後日調べたものですので、もしかすると間違っているかも知れません。

地図リンク GoogleMap / GoogleMap(拡大・航空写真で見ると良い) / 国土地理院地図リンク 
緯度経度 日本測地系(Tokyo) N=32.28.50.1 E=131.14.57.9 / WGS 84測地系 N-32.29.2.7 E=131.14.49.3

今回私は大イチョウ東側の道路より行き、広場(ゲートボールなどに使っているようです、当日は進入禁止のロープがあった。)がある付近の迷惑にならないような広さのある路肩に車を停め、坂道を50m程歩いて行きましたが、後日、ネットで地図・航空写真を見ていて気付いたのですが、もしかすると、途中で左折せず、まっすく行って逆側(西側)から行くコースがあるのかも知れません。
大イチョウ直近には駐車場はありません。付近には車を折り返すポイントも無かったような気がしますので、ご注意下さい。

松尾の大イチョウ 宮崎県指定天然記念物(昭和44年指定) 


椎葉村 松尾の大イチョウ(宮崎県指定天然記念物) 〔04〕樹高 31.2m、根回り 4.98m
松尾集落で旧藩時代庄屋を務めた松岡家の屋敷跡にある、樹齢約700年と推定されているイチョウの巨木。

イチョウはイチョウ科の落葉樹で雌雄異株ですが、このイチョウは雌株で、根元に向かって大小さまざまな*乳垂(ちだれ)が数多く見られることで、、学術上も貴重なものであるといわれています。
*乳垂(ちだれ)とは・・
下記の写真を見ていただくとわかりますが、イチョウの幹・枝に乳房状のものがいくつも下がっています。気根(きこん)といい、空中に伸びる根の事です。

見学当日は、10月後半、まだ少し、色づきはじめた頃でした。
背景が良く、松尾の大イチョウは非常にいい絵になる場所にあります。
撮影時刻頃は逆光であったのが残念。
後ろは斜面、前はこんな感じですので、撮影場所が限られ、かなりのワイドレンズを使わないと全景は撮れないと思います。右の写真は、つなぎあわせ合成で作成したものです。

椎葉村には、国指定の巨樹、八村杉(天然記念物) 大久保の大ヒノキがあります。
時間があれば、こちらも見学すると良いと思います。
ブログ記事(同じような内容ですが) → 八村杉と大久保のヒノキ(椎葉村)

椎葉村大久保の大ヒノキは、筆者も一押しの巨樹です。是非訪ねてみてください。

[松尾の大イチョウの写真]


クリックすると1280pixに新しいウインドウで拡大します。

椎葉村 松尾の大イチョウ(宮崎県指定天然記念物) 〔01〕椎葉村 松尾の大イチョウ(宮崎県指定天然記念物) 〔02〕
椎葉村 松尾の大イチョウ(宮崎県指定天然記念物) 〔03〕椎葉村 松尾の大イチョウ 葉 〔05〕

椎葉村 松尾の大イチョウ 主幹 〔06〕椎葉村 松尾の大イチョウ 乳垂 〔07〕
椎葉村 松尾の大イチョウ 乳垂 〔08〕椎葉村 松尾の大イチョウ 乳垂 〔09〕



松尾掛庄屋跡「松岡久次郎邸跡」 〜後狩詞記」を著した民俗学の祖 柳田国男も当家に投宿〜


大イチョウの前に 松尾掛庄屋跡(松岡邸)がありました。明治41年7月13日、民俗学の祖、当時の法制局参事官、柳田国男は南郷村から笹野峠を超え、椎葉村巡検一週間の第一夜をここ松岡邸に止宿したそうです。
昭和30年頃までは人が住んでいたようですが、現在は廃屋となっており、家屋東側の一部がだいぶ崩れておりました。
以下の説明は、現地案内板より引用したものです。
松尾掛庄屋跡「松岡久次郎邸跡」「元和年間(1619年)那須三人衆の鷹巣山支配による豪族の反乱「椎葉山十三人衆の乱」を鎮定の後徳川幕府は、椎葉山中を幕府領として庄屋制度を設けて阿蘇大宮司に預けたが、明暦二年(1656年)辞退により人吉相良藩に預けた。
 この時の掛庄屋は、松尾、大河内、下福良、不土野の4村に設けられた。ここが、松尾の掛庄屋跡で代々松岡家が受け継いできた。 当時の松尾村は、神門(南郷村)との関わりが深く駄賃付けにより交易が続けられてきたが、特に当松岡家では、一時50頭近くの馬を飼い、その名声は遠く富高(日向市)佐土原まで馳せていた。
 また、明治41年(1908年)7月13日には、民俗学の祖であり「後狩詞記」を著した柳田国男が当家に投宿している。
 なお、当家の大銀杏は、古くから広く知られ、笹峠を越えてここの大銀杏の葉の色を見れば、農耕の時期がわかると言われている。

平成10年11月12日 
椎葉村教育委員会椎葉村観光協会




(参考)宮崎県の巨樹の定義

宮崎県は県内の巨樹・古木・群落の分布状況、生育の状態及び生育環境の実態を調査し、その結果を1992年に発表した。 その調査に当たって「巨樹」の定義を、幹周りを基準とする大きな木、および樹齢を基準とする古い木の総称とし、その基準を次のように規定している。

〔1〕地上からの高さ1.2mの幹周りがおおむね3m以上で、由緒ある樹木。
〔2〕地上からの高さ1.2m未満で幹が分岐するものは、最も大きな幹の地上からの高さ1.2mの幹周りがおおむね2m以上で、他の幹周りとの合計がおおむね3m以上で、由緒ある樹木。
〔3〕推定樹齢が100年を経ているもので、由緒ある樹木または珍しい樹木。

宮崎県の巨樹 松尾の大イチョウ(銀杏) (椎葉村) 


2012/11(撮影は10月)


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