椎葉平家まつり 〜 秋深まる奥日向に繰り広げられる平安絵巻 〜
「第13回 ふるさとイベント大賞」(一般財団法人地域活性化センター主催)奨励賞受賞
更新等の情報
【お知らせ】令和5年(2023年)の「椎葉平家まつり2023」は11月11日・12日「4年ぶりに開催予定とのこと。
11日 オープニングイベントや法楽祭
12日 大和絵巻武者行列や街頭パレードを予定。
コロナ禍前までは3日間でしたが、2日間になっております。
- 令和4年(2022年)は 新型コロナウイルス感染拡大の影響、そして、台風14号での甚大な災害を受け「開催中止」となりました。
- 2019年(令和元年)椎葉平家まつり チラシ (11/1 宮日新聞掲載 実行委員長あいさつ等追加掲載)
- 平成30年(2018年)鶴富姫法楽祭の写真のページ作成。
- 2018年(平成30年度)の「椎葉平家まつり」は、11月9日(金)・10日(土)・11日(日)でした。3日間で村の人口の8倍を超える約2万2,000人が訪れたとのこと。
- 鶴富姫法楽祭 ➡ 鶴富姫法楽祭の写真ページ 写真が多いので別ページ作成。

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椎葉平家まつりの歴史

源氏と平家が戦った壇ノ浦の戦いから800年の昭和60年(1985年)に、平家の末裔「鶴富姫」と源氏の武将「那須大八郎」との悲恋物語を題材に、地域振興と、この伝説を村民の誇りにしようと「
椎葉平家800年まつり」を開催、村内外の注目を集め大勢の見物客が訪れ、好評を博しました。(画像はその時のスナップ写真です(昭和61年1月椎葉村広報誌より))
これを契機とし、椎葉村では村おこしの一環として、2回目より名称も「
椎葉平家まつり」と改め、
毎年11月第2週の金・土・日の3日間、毎年行うようになりました。
現在では、
人口3,000人に満たない村に、観光客2万人を集める宮崎県下の一大祭りとして定着しております。
「椎葉平家まつり」は、 那須大八郎と鶴富姫のお話がベースにありますので、記載しておきます。
鶴富姫(つるとみひめ)の恋物語
1185年(今から約800年程前)、壇ノ浦(だんのうら)では、平家と源氏の最後の戦いがくり広げられておりました。
壇ノ浦の戦いで平家は全滅、生きながらえた者は全国各地へと逃げてゆきました。
ある一行は、けわしい山を越え、肥後阿蘇路を経て、山深いここ椎葉へとたどり着きました。
いつしかこの事は敵方(源氏)に知れ、源頼朝の命(追い討ち)を受けたのは「扇の的射」で有名な那須与一でしたが、与一はこのとき病に伏せており、代わりに弟の、那須大八郎宗久(なすのだいはちろうむねひさ・当時22)が、平家の落人(おちうど)を追って軍勢を率いてこの椎葉を目指したのでした。
ようやく椎葉にたどりついた那須大八郎、 そこで目にしたものは、戦う気持ちを忘れ、ひっそりと農耕をやりながら暮らす平家一門の姿でした。
那須大八郎は、追討を断念、「椎葉の平家の残党(ざんとう)は一人残らず討ち果たしました」と幕府に偽りの報告をします。
その後、那須大八郎はこの地に屋敷を構え、この場所で生活していこうと決めたのでした。
平家の落人達と共に生活するようになり、やがて、平家の鶴富姫(つるとみひめ)と出会い、二人の間に恋心がめばえます。
二人は源氏と平家のかたき同士、しかし大八郎は愛する鶴富姫と生涯をともにすることを決め、椎葉村に永住することを決意します。
しかし、ある日、幕府から「すぐに兵をまとめて帰れ」との命令がおります。
このとき、すでに鶴富姫のお腹には大八郎の子がやどっておりました。
大八郎は、命令に従い、戻らねばなりません。
椎葉の地を離れる日、大八郎は鶴富姫に「生まれてくる子が男なら私の故郷へ、女の子ならこの地で育てるがよい」と言い残し、刀(あまくにの太刀)と系図を渡し、椎葉村を後にしました。
その後、鶴富姫は出産、生まれた子は女の子でした。
母となった鶴富姫は、その子を大切に育て、その子が成長すると婿(むこ)を取りました。
そして、愛してやまない大八郎の「那須」の姓を名乗らせたといいます。
この大八郎と鶴富姫の住まいが、
那須家住宅(鶴富屋敷)であったと伝えられています。
椎葉へのアクセス・駐車場・主な地点からの時間
※2023/8/16現在、日向市方面から国道327号を利用する場合、椎葉村松尾地区で迂回が必要となっています。
住所:〒883-1601 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1818 (※鶴富屋敷の住所)
地図 (※河川敷特設駐車場位置)
GoogleMAP・
マップファン・
マピオン・

501 754 300
緯度経度 N=32.27.41.2 E=131.9.29.4(日本測地系)
- 福岡市内より車で約3時間30分
- 熊本市より車で2時間
- 御船・松橋ICより車で(山都町経由)約1時間50分
- 人吉市より車で約2時間20分
- 山都町馬見原から車で約40分
- 宮崎市より車で(東九州道経由)約2時間30分。
- 宮崎市より車で(R10・R327経由)約3時間10分。
- 宮崎市より車で(ひむか神話街道経由) 約2時間40分
- 延岡市より車で約1時間40分
- JR 日向市駅より
車で約1時間30分(R327経由)
バスで約2時間30分(上椎葉下車)
※平家祭り期間中のバスの時刻表は「2019年 椎葉平家まつり 駐車場・イベント会場案内チラシ(椎葉村発行)」を参照願います。
2019年(令和元年)の椎葉平家まつりは 11月8日(金)・11月9日(土)・11月10日(日)
2019年(令和元年) 椎葉平家まつり 会場案内チラシ プログラム
11月8日(金)
- 18:00〜20:45 鶴富姫法楽祭 (鶴富屋敷〜中央ステージ)
鶴富姫の慰霊と、椎葉平家まつりの安全を祈願して行われるものです。
鶴富姫が鶴富屋敷から大八郎の待つ陣屋敷へと向かい、つかの問の逢瀬がかなった後、神事や神楽が行われます。神事、琵琶演奏、神楽。
11月9日(土)
- 8:30〜 むらおこし物産カーニバル (中央ステージ)
- 8:30〜 児童生徒等各種作品展 (開発センター)
- 9:00〜 オープニングセレモニー(中央ステージ)
- 9:00〜 もくもくアスレチックコーナー(開発センター)
- 10:00〜15:30 ひろえば街が好きになる運動 (宮崎交通車庫前)
- 10:00〜16:00 ご当地グルメ展 (中央ステージ)
- 10:10〜12:00 やまびこ発表会(中央ステージ)
- 12:00〜12:20 平家琵琶ミニコンサート(鶴富屋敷)
- 12:10〜14:00 郷土芸能披露:ひえつき節保存会・山法師踊り、太鼓演奏(宮崎交通車庫前・中園本店前・中央ステージ)
- 12:50〜13:15 平家方お披露目(鶴富屋敷)
- 13:00〜 大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード(往路)
- 14:10〜 大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード(復路)
- 13:30〜14:00 鶴富姫と大八郎の逢瀬(鶴富屋敷)
- 15:00〜15:20 記念撮影(中央ステージ)
- 16:00〜18:00 日向ひょっとこ踊り・KEIKO DANCE SCHOOL
- 18:00〜20:30 郷土芸能の夕べ(中央ステージ)
11月10日(日)
- 8:30〜 むらおこし物産カーニバル (中央ステージ)
- 9:00〜 もくもくアスレチックコーナー(開発センター)
- 9:30〜10:30 ミニコンサート 宮崎学園高等学校吹奏楽部(中央ステージ)
- 10:00〜15:00 ご当地グルメ展(中央ステージ)
- 10:40〜11:40 平家の里・コンサート MRTラジオ公開録音 〜北山たけし 椎葉に歌う〜(中央ステージ)
- 12:10〜14:00 郷土芸能披露:ひえつき節保存会・太鼓演奏(宮崎交通車庫前・中央ステージ)
- 12:50〜13:15 平家方お披露目(鶴富屋敷)
- 13:00〜 大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード(往路)
- 14:10〜 大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード(復路)
- 13:30〜14:00 鶴富姫と大八郎の逢瀬
- 15:00〜15:20 記念撮影(中央ステージ)
- 15:20〜 閉会行事 (中央ステージ)
2019年(令和元年) 椎葉平家まつり 駐車場・イベント会場案内チラシ(椎葉村発行)
椎葉平家まつり スナップ写真
「椎葉平家まつり」のメインイベント、「大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード」を中心とした写真です。
「大和絵巻武者行列・郷土芸能パレード」の構成
椎葉神楽保存連絡会(先導:竹の枝尾神楽)
宮崎学園高校吹奏楽部、稚児行列、民謡会、地域婦人ひえつき節踊り 他
平家方(鶴富姫をはじめとする平家の公家侍女など一門)
源氏方(源氏の武将・那須大八郎率いる坂東武者)など総勢 約300人
※下記写真は、役場前〜鶴富屋 往復のパレードより構成しております。一部順が入れ替わっている部分もあります。(平成25年撮影)
パソコンでご覧の方は写真をクリックしてください。スマホなどで、もし拡大しないようであれば、写真下部の文字をタップしてください。
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やまびこ発表会
村内の子ども達が椎葉の郷土芸能などを披露。神楽や落語、山法師踊りなど、子ども育成会(小学生)の皆さんが出演。
各種作品展
オープニングセレモニー
開会式、村功労者・農林産物品評会表彰式、フォトコンテスト表彰などがおこなわれた後、、新 大八郎・鶴富姫・観光しいばの紹介、前、大八郎・鶴富姫・観光しいばからの引継ぎセレモニー等も行われました。
武者・お姫様の時と、全然イメージがかわりますね。
※ 時系列的には、前後しますが、オープニングセレモニー紹介は、ページ配置上、後にしました。
その他、駐車場のことなど。
国道沿いの河原に臨時駐車場(無料)が設けられます。 近くに停められたら、歩いて10分もかかりません、遠くなった場合でも無料シャトルバスが動いているので、安心です。
お昼は・・椎葉のお蕎麦を頂きました!椎葉の蕎麦は、やわらかい田舎蕎麦でおいいしいです。山菜おこわもおいしく頂きました。
椎葉平家まつり見学を終えて 〜あとがき〜
椎葉村の人口は、昭和35年(1960年)の10,879人をピークに減少の一途を辿っており、平成27年(2015年)5月現在、2,798人とのことです。
人口3,000人に満たないこの村に、毎年、万単位の観客が押し寄せる「椎葉平家まつり」、初めて訪ねましたが、納得しました。
椎葉村の方、一人ひとりが、おもてなし、この祭りを誰もが、盛り上げようとしているその姿に心打たれました。
夜の部も見たいですし、次回はゆっくり、泊まりで行きたいものです。
スタンプラリーにも参加、おつるちゃんの掲載された特製タオルをいただきました。感謝。
是非、皆様もお出かけください。
時間があれば、椎葉村に伝わる神楽や民俗芸能を四季の暮らしを展示した「椎葉民俗芸能博物館」や、「椎葉厳島神社」なども見学されると良いとます。
「緑の少年団」にいただいたツツジが翌年開花
椎葉村の
緑の少年団が、募金活動を行っておりましたので、少しだけですが、募金に協力したところ、背丈15cm位のツツジのポット苗木を頂きました。
帰宅後、早速宮崎市内の実家の庭に移植したのですが、翌年3月、ピンクの美しい花が咲きました。
当初、葉の大きさ等より、「ミヤマキリシマ」かなぁ?と思っていたのですが、花を良く見ると花びらが二重になって咲く園芸品種のようで、クルメ(久留米)ツツジ キリン(桃色二重咲)のようです。
写真は翌年撮影したものですが、この1年後には膝丈位まで育ち、さらに多くの花を楽しむことが出来ました。
これからも毎年、美しい花を咲かせてくれることでしょう。 感謝!
緑の少年団とは・・次代を担う子供たちが、緑と親しみ、緑を愛し、緑を守り育てる活動を通じて、ふるさとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていくことを目的とした、自主的な団体です。
→
リンク(椎葉村サイト内ページ)
2013年椎葉平家まつりの 主催・後援各団体等の紹介
主催 椎葉平家まつり実行委員会
後援 宮崎県・公益財団法人みやざき観光コンベンション協会・九州電力株式会社宮崎支社・宮崎日日新聞社・朝日新聞社・毎日新聞社・西日本新聞社・読売新聞西部本社・夕刊デイリー新聞社・NHK宮崎放送局・MRT宮崎放送・UMKテレビ宮崎・エフエム宮崎・九州旅客鉄道株式会社日向駅・雲海酒造株式会社・霧島酒造株式会社・日本たばこ産業株式会社
第30回椎葉平家まつり写真4枚追加
蕎麦自体も美味しいですが、椎茸の出汁が利いた汁は適度に甘く、絶品。
今年も緑の少年団に募金、サツキの苗をいただきました。
那須大八郎宗久・鶴富姫・観光しいば 引継ぎ
「椎葉平家まつり」は、宮崎県の “一村一祭(まつり)“にも選定されております。
− ページ公開 2014年3月 / 撮影 2013年11月9日(土) −
2015年10月スマホ閲覧対応
当サイト内 椎葉村関連ページ紹介
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椎葉村民家・那須家住宅(鶴富屋敷)|
上椎葉ダムと女神像公園|
椎葉厳島神社|
大久保の大ヒノキ(宮崎県指定天然記念物)|
八村杉(宮崎県指定天然記念物)|
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-Miyazaki sightseeing photograph collection-
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