
平成30年(2018年)椎葉平家まつり 鶴富姫法楽祭 〔宮崎県 椎葉村〕
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※記載された写真/文は 2018年「椎葉平家まつり」が、金・土・日3日間開催されていた時のものです。
このページは、宮崎県椎葉村で毎年11月に開催されている、「
椎葉平家まつり」 の中で、金曜の夜に行われる「
鶴富姫法楽祭」の写真(2018年に撮影した写真)を紹介したページです。
「椎葉平家まつり」全般、アクセスなどは上記リンク先をご覧ください。
また、「
平成27年に撮影した、鶴富姫法楽祭」の写真も併せてご覧下さい。
椎葉平家まつりは、平家の末裔(まつえい) 鶴富姫と源氏の武将 那須大八郎との悲恋をしのぶ3日間の壮大な平安絵巻です。
「
#鶴富姫法楽祭」は、その椎葉平家まつり期間中の、初日、金曜日の夜に、鶴富姫の慰霊と、椎葉平家まつりの安全を祈願して行われます。
土日の日中に行われる艶やか・賑やかな大和絵巻武者行列・郷土芸能パレードは違い、暗闇の中、静かに松明の下でとり行われ、ドラマチックな展開。中央ステージで厳かに行われる神事や琵琶・神楽など、昼間の祭りとはまた違った、素晴らしいものです。
鶴富姫(つるとみひめ)の恋物語
1185年(今から約800年程前)、壇ノ浦(だんのうら)では、平家と源氏の最後の戦いがくり広げられておりました。
壇ノ浦の戦いで平家は全滅、生きながらえた者は全国各地へと逃げてゆきました。
ある一行は、けわしい山を越え、肥後阿蘇路を経て山深いここ椎葉へとたどり着きました。
いつしかこの事は敵方(源氏)に知れ、源頼朝の命(追い討ち)を受けたのは「扇の的射」で有名な那須与一でしたが、与一はこのとき病気にかかっており、代わりにその弟那須大八郎宗久((なすのだいはちろうむねひさ・当時22)が、平家の落人を追って軍勢を率いこの椎葉を目指します。
ようやく椎葉にたどりついた那須大八郎がそこで目にしたものは、戦う気持ちを忘れひっそりと農耕をやりながら暮らす平家一門の姿でした。
那須大八郎は、追討を断念「椎葉の平家の残党は一人残らず討ち果たしました」と幕府に偽りの報告をします。
その後、那須大八郎はこの地に屋敷を構え、この場所で生活していこうと決めたのでした。
平家の落人達と共に生活するようになり、やがて、平家の鶴富姫と出会い、二人の間に恋心がめばえます。
二人は源氏と平家のかたき同士、しかし大八郎は愛する鶴富姫と生涯をともにすることを決め椎葉村に永住することを決意します。
しかし、ある日、幕府から「すぐに兵をまとめて帰れ」との命令がおります。
このとき、すでに鶴富姫のお腹には大八郎の子がやどっておりました。
大八郎は命令に従い戻らねばなりません。
椎葉の地を離れる日、大八郎は鶴富姫に「生まれてくる子が男なら私の故郷へ、女の子ならこの地で育てるがよい」と言い残し、刀(あまくにの太刀)と系図を渡し椎葉村を後にしました。
その後、鶴富姫は出産、生まれた子は女の子でした。
母となった鶴富姫はその子を大切に育て、その子が成長すると婿を取りました。
そして、愛してやまない大八郎の「那須」の姓を名乗らせたといいます。
ひえつき節
庭の山椒の木
鳴る鈴かけて
鈴の鳴るときゃ出てござれ
鈴の鳴るときゃ
なんと言うて出ましょ
駒に水やろうと
いうて出ましょ
和泉平家様の
公達流れ
おどま追悼の
那須の末よ
那須の大八
鶴富おいて
椎葉たつときゃ
目に涙よ


鶴富姫出発のときが参りました。鈴をならし、迎えの知らせをおくります。


鶴富姫は「上椎葉街道」を那須大八郎宗久待つ陣屋敷へと向かう
鶴富姫役は「御幣に乗る鶴富姫の御霊」を持ち、迎えのこしで陣屋敷へと向かいます。


鶴富姫と那須大八郎宗久の再開が叶う。
「御幣に乗って到着した鶴富姫の御霊」が、神前へと鎮座めされます。

神饌(しんせん)
神事が行われ、神饌(しんせん)、玉串奉納などが行われる。


平成30年の、鶴富姫役は、黒木晏夏(あんな)さん(写真右)、 那須大八郎役は、椎葉栄一さん(写真中央)、「観光しいば」は、甲斐朱音(あかね)さん(写真左)とのこと。

平家琵琶 鶴田流薩摩琵琶奏者 川嶋信子氏による、鶴富姫物語の琵琶演奏と語り

琵琶演奏が終わると・・会場が寂しくなってきた。

椎葉神楽

縁起もの「弓通し」
弓の間を通ると無病息災、特にこどもは夜泣きが止み健康にすくすく育つといわれている。

「椎葉民俗芸能博物館」に描かれた嶽之枝尾神楽「注連引き鬼神」と星空
翌日、夜明け間に出発する祭、星があまりに綺麗だったので一枚撮影。

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平成30年(2018年)椎葉平家まつり 鶴富姫法楽祭 〔宮崎県 椎葉村〕
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