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記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ つれづれ つぶやき By MORIMORI
【049】 霧島の神社 新年 霧島六社権現参り
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新春の、霧島六社権現霧島には霧島山を囲むようにして、霧島六社権現(きりしまろくしゃごんげん)と総称される、神社があります。元々は、霧島の山岳信仰から始まったものと思われますが、薩摩藩の編さんした「三国名所図会」には、6世紀 欽明天皇の時代に、慶胤と名乗る真言宗の僧侶が、高千穂峰と火常峰(御鉢)との中間にある背門丘に霧島に鎮まる神々の社殿及び別当寺華林寺を建立した、と伝えており(霧島六社権現諸説)、これがはじまりと思われます。 その後、霧島山(御鉢や新燃岳)の度々の噴火、焼損で、途絶えたり、移動したりしました。 後の天暦年間(947〜957)に天台宗の僧「性空上人」が霧島に入り、開山、現在の六社が確立されたのではないかと思われます。 → 詳細は霧島六社権現ページを参照してください。 関連地図 Googleマップに示した地図 霧島六社権現 ※ 五十音順に掲載 ■ 霧島神宮(鹿児島県) 西御在所霧島六所権現 別当・華林寺 所在地 鹿児島県霧島市 ■ 霧島東神社 霧島東御在所両所権現 別当・錫杖院 所在地 宮崎県高原町 ■ 霧島岑神社 霧島山中央六所権現 別当・瀬多尾寺 所在地 宮崎県小林市 ■ └ 夷守(ひなもり)神社 夷守大権現 別当・宝光院 明治六年、(霧島岑神社に合祀) ■ 狭野神社 狭野大権現社 別当・神徳院 所在地 宮崎県高原町 ■ 東霧島神社 東霧島大権現 別当・勅詔院 所在地:宮崎県都城市 「三国名所図会」では、上記六社の他に、以下の三社についても述べている。 ■ 荒武神社 霧島山不動明観寺 霧島山の南門 所在地 宮崎県都城市 ■ 安原神社 安原霧島大権現 所在地 宮崎県都城市 ■ 山田神社 華舞六所権現 所在地 宮崎県都城市 この他にも、白鳥神社、霞神社など・・諸説ありますが、ここでは、現在、一般的に「霧島六社権現」(霧島六所権現)と称される、最初に記載した五社(夷守(ひなもり)神社は合祀につき、現存するのは五社)の写真を紹介します。 今回は、神仏習合を感じさせる写真もいくつか掲載しました。 |
記紀編さん1300年記念 神話巡りバスツアー 【都城・高原コース】の紹介 |
主催:公益財団法人 みやざき観光コンベンション協会 催行:宮交観光 2015年2月、3月の土曜日 宮崎市発着 料金1,980円(昼食付) 大人気の神話巡りバスツアー・新コース! 霧島六社権現「東霧島神社」「狭野神社」を巡ります! その他にも霧島酒造「霧の蔵ブルワリー」の見学や関之尾滝も見学! → 詳細はこちらのページ参照 |
霧島東神社(高原町)境内手前にある高千穂峰登山口近くに建立された「性空上人」像 とクスノキです。「神仏習合」の空気を感じることの出来る神社です。 |
霧島岑神社(小林市細野)車で本殿脇にある駐車場まで行けますが、ここは是非、一旦参道前の仁王像まで戻り、参道を歩いてお参りください。 |
東霧島神社(つま霧島神社)(都城市高崎町)拝殿前には、お灯明などがあり、お香の香りが漂っております。ここもかつての神仏習合を、感じる社です。 |
狭野神社(高原町)狭野神社、参道右手には、かつての別当・神徳院跡の標識や、その頃の名残の 仁王像があります。 |
霧島神宮(鹿児島県霧島市)霧島神宮の御本殿は江戸時代 正徳5年(1715年)に島津家第21代島津吉貴公により造営されたもので、今年、平成27年(2015年)に、造営300年を迎えます。 平成27年10月には、造営300年の記念大祭の斎行を予定、併せて境内整備等の記念事業が順次行われております。 各所で工事が行われておりました。 駐車場横にある、ヤマグチ株式会社様の看板(縦1.8m、横18m)に、当方撮影写真(春夏秋冬)をお使いいただきましたのでご紹介。 |
宮崎県 河野知事のFB リンク河野知事も霧島六社権現に参られたようで、フェイスブックに書かれてらっしゃいました。河野しゅんじページより 霧島六社権現のうち狭野神社、霧島東神社、東霧島神社の三社参り。 |
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天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06![]() 宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。 私も一押しの本です。 天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) (\724円 通常送料無料) ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で (一)日向神話のタブーに挑む。10 (二)高千穂論争、私はこう考える 26 (三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57 (四)妻をめとらば西都原 99 (五)アマテラスは宮崎出身? 126 (六)天孫族、海へ 146 (七)火を噴く神の山・霧島 172 (八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210 (九)薩摩半島はワタツミの国か 236 (十)旅の終わりに 265 宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク → 梅原猛さんに聞く |
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