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平成22年度 高速道路無料化社会実験計画(案) 宮崎県の高速道路について等の利用、活用策を宮崎県などが公募中 前頁[目次]次頁-

Date: 2010-02-03
更新:2010-08-31





平成22年度 高速道路無料化社会実験計画(案)宮崎県下で無料になる予定の高速道路

【追記 2011.6.2】 高速道路の無料化実験は6月19日で終了しますが、記事は残しておきます。  

国土交通省は平成22年(2010年)2月2日、2010年度から社会実験を実施する高速道路無料化の対象路線を発表しました。このページではその中から宮崎県下の高速道路の実験区間の情報を中心に書きます。今回の(案)の詳細は下部記載の国土交通省発表資料等をご覧ください。

 追記: その後書いた記事 
宮崎自動車道(えびのJCT〜宮崎IC間)、6月より無料化実験区間に
宮崎県内の高速道路無料実験 東九州自動車道 門川IC-日向IC間 12月4日開通もご覧ください。
宮崎県内 高速道路 無料実験区間図

宮崎県はどこの高速道路が無料実験対象?

2月2日(案)の時点では 
延岡南IC〜門川IC間 (3.7Km) 延岡南道路区間
西都IC〜清武JCT間 (26.9Km) 東九州道区間
  以上、二区間のようです。

一部共同通信等の報道で宮崎県の高速道路の多くが・・と誤解を招く報道をしております、今回の対象区間は県内高速道路の3割以下(スタート時)でしかありません。

無料実験期間は?

平成22年6月?〜平成23年3月末日
実験開始日は、料金システム改良など準備状況を勘案して設定と公式発表されておりますが、インタビューに対し、開始時期について国土交通省の前原大臣は「6月からの予定」と述べたようです。(その後6月28日からに決定)

期間中に新たに開通する東九州自動車道の二区間

ご存知のように、東九州自動車道は現在工事中です(紆余曲折ありますが・・)、現在のところ、最新情報としては・・平成22年(2010年)中に以下の二区間の開通が予定されております。
高鍋〜西都 12Km 2010年8月お盆頃迄に開通。(その後7月17日に開通予定となった)
門川〜日向 14Km 2010年末迄に開通。
(12月4日開通予定)

高速道路の無料化実験は平成23年(2011年)3月末日まで行われる予定ですので、東九州道の工事がストップしない限りは、上記二区間が実験期間中に開通することになります。
話題になっておりませんが、上記二区間も含めるよう、陳情しておいてほしいものです。
(未開通区間に付き、有料/無料の差などのデーターという面では難しい面があるかも知れませんが・・・。)

(その後、6月16日の報道によると、高鍋〜西都・12Km(7月17日開通予定)、門川〜日向・14Km(12月4日開通予定)が追加となることが決まりました。


余談ですが・・
県高速道対策局によると、上記二区間(門川〜日向、高鍋〜西都 )の完成で宮崎市と延岡市の間の移動時間は現在の約2時間から30分短縮され約1時間半になるとのことです。(その後30分短縮ではなく、20分短縮との報道も・・)
延岡宮崎市間の残る工事区間、日向〜高鍋間(33km)は、2012年-13年度(12年度に都農-高鍋、北川-延岡間、13年度に日向-都農間)の開通を見込んでおり、これが完成すると宮崎市延岡市間の移動時間は1時間10分程度になる見込とのことです。

左図は、宮崎県の高速道対策局のホームページ、高速道路に関する資料集にある地図を参考に作成しました。




現在の通行料金等の情報 地図サイトへのリンク・経度緯度情報(アバウトです)も記載


延岡南IC(E131.40.8/N32.31.36)〜門川IC(E131.39.52/N32.29.563) (3.7Km) 250円(延岡南道路)
西都IC(E131.24.56/N32.3.54)〜宮崎西IC(E131.21.54/N31.56.11) 16.8km 600円 (東九州道)
西都IC〜清武IC(E131.21.45/N31.51.52) 24.7km  800円 (東九州道) 
清武IC〜宮崎IC(E131.24.59/N31.51.58) 8.4Km 350円(宮崎道)
西都IC〜宮崎IC 33.1Km 1000円
    └西都IC〜(26.9Km・東九州道)〜清武JCT〜(6.2Km・宮崎道)〜宮崎IC 

西都ICから宮崎西IC、清武IC間は無料となる。(11月17日より高鍋ICから)
高鍋インターチェンジの場所は小丸川近く、木城町に近い内陸部→ 高鍋IC(E131.29.28 / N332.9.5)(11月17日より)
国道10号線から高鍋ICへのルート →宮崎県サイト(PDF)

西都IC〜宮崎ICの場合、現在ETC利用土日祝(500円)がすべての日ETCなしでも(300円?)になる

例えば西都原古墳群コスモスを満喫して?青島方面へ向かう場合、高速道路は西都IC〜宮崎ICを利用すると思いますが、この場合清武JCT〜宮崎IC間(宮崎自動車道)は今回の対象外区間となり、区間の通行料金(おそらく350円?)が課せられると思います。
宮崎IC〜清武JCTが実験区間に含まれていれば良かったのですが・・・。

延岡南道路の250円は距離も短く、なんだか割高な感じがしまして、宮崎市方面から高千穂方面に行く際にはいつも一般道(国道10号線)を走り、松原町交差点(E131.41.7/N32.31.15)を左折して延岡南IC(E131.40.8/N32.31.36)から北方IC(E131.32.16/N32.34.11)まで(ここは現在も無料区間)乗っておりました。
(朝日新聞によると、同区間の交通量は1日平均5,820台(2008年度)に対し、並走する国道10号線は30,000台前後とか。)
時間帯によっては結構渋滞もある場所ですし、渋滞が少しでも緩和されるといいですね。

今回の社会実験(一部の高速道路の無料化)に対し、宮崎県の東国原知事は「社会実験をするのもいいんですが、無料化の。その前にしなきゃいけないことがあるでしょう。高速道路をリンクさせること、通すことですね。細切れのところをやっても、それはまあ、このニュートラルな判断ができるのかなという感じはしますけどね」とTVインタビューに答えた。

普段、車を利用する私はは、今は断片的でもいいから無料化して、そして東九州道を大分まで順次つないって欲しいという希望です。車で行くには大分はとにかく遠いです。宮崎市からだと、長崎市の方が近いという感覚です。
しかし、無料化については運転公共交通機関との共存、さらに排出ガス(環境問題)等いろいろトータル的に考え無かればならない部分もあります。
同じ台数が同一間を高速利用すれば走行時間的にも短くなりますし、一般道などの信号によるストップ&ゴーはなくなりますので燃費は改善されると思いますので環境面では有利と思われます。
しかし、無料になれば、普段、車を使わない方も加わり、台数はおそらくかなり増えるではないかと。
普段、公共交通機関を利用されている方までもが、車を使うようになることも予想されます。

そういったものを調査する上での社会実験とは思いますが・・・

→ 高速道路無料化に関する意見書 議員提出議案(2009年12月) 宮崎県サイトより
→ 無料化実験 料金や整備の在り方議論を 県北の産業界は歓迎 実験区間選定に疑問 宮崎日日新聞社説

平成22年度高速道路無料化社会実験計画(案) (国土交通省 2010年2月2日発表)


1.概要

流通コストの引き下げを通じた生活コストの引き下げや、産地と消費地へ商品を運びやすくするなどによる地域と経済の活性化を目的として、高速道路の原則無料化の方針のもと、社会実験を通じて影響を確認しながら、平成23年度より段階的に無料化を実施する。
このため、地域経済への効果、渋滞や環境への影響を把握することを目的として、平成22年度より高速道路無料化の社会実験を実施する。

2.実験内容

(1) 対象区間
初年度の実験は、予算や以下を総合的に勘案して対象区間を選定。

 (1) 首都高速、阪神高速道路を除く高速道路
 (2) 休日上限1000円による渋滞発生頻度
 (3) 他の交通機関への影響
 (4) 高速道路ネットワークの状況(有料・無料の連続性など)

以下を除く区間を主な対象として実験を行う。
三大都市圏及び札幌、仙台、広島、福岡の各都市圏内の路線及びこれを相互に連絡する路線、並びにこれと県庁所在地を結ぶ路線合計1,626km(約18%※)
※首都高、阪高を除く高速道路の全体供用延長に対する比率

(2) 対象車両
全車種(現金利用者を含む

(3) 実験期間
実験開始日※〜平成23年3月末日
※実験開始日は、料金システム改良など準備状況を勘案して設定。(その後6月28日からに決定)

(4) 効果計測について
・高速道路や一般道路の交通量、渋滞等の変化を計測するため、実験開始の前後で全国調査を実施。・また、地域経済への効果、他の交通機関への影響等について、調査・分析を実施

全国では、以下の高速道路が今回の高速道路無料化の実験の対象となる予定です。


全国の無料対象区間地図

(地図はクリックすると大きく拡大します。)

国土交通省のページより


一覧表 (道路名/区間)

北海道
道央自動車道 士別剣淵〜岩見沢
深川留萌自動車道 深川西〜深川JCT
道東自動車道 本別・足寄〜占冠、夕張〜千歳恵庭JCT
日高自動車道 沼ノ端西〜苫小牧東
東北
青森自動車道 青森東〜青森JCT
八戸自動車道(百石道路を含む) 下田百石・八戸〜安代JCT
秋田自動車道
(琴丘能代道路・秋田外環状道路を含む)
八竜〜秋田中央
日本海東北自動車道 河辺JCT〜岩城
東北中央自動車道(湯沢横手道路・米沢南陽道路を含む)※湯沢〜雄勝こまち、主寝坂道路、新庄〜野黒沢は 無料で供用中 横手〜湯沢、東根〜山形上山、南陽高畠〜米沢北
釜石自動車道 東和〜花巻JCT
山形自動車道(※湯殿山〜月山は無料で供用中) 酒田みなと〜湯殿山、月山〜山形北
北陸
日本海東北自動車道 荒川胎内〜新潟中央JCT
関東
東水戸道路 ひたちなか〜水戸南
八王子バイパス 打越〜相原
新湘南バイパス 藤沢〜茅ヶ崎海岸
西湘バイパス 西湘二宮〜箱根口・石橋
箱根新道 山崎〜箱根峠
中央自動車道(東富士五湖道路を含む) 大月JCT〜須走
中部横断自動車道 双葉JCT〜増穂
中部
西富士道路 西富士〜富士
安房峠道路 中ノ湯〜平湯
伊勢自動車道・紀勢自動車道 津〜伊勢・紀勢大内山
近畿
舞鶴若狭自動車道 小浜西〜吉川JCT
京都丹波道路 丹波〜沓掛
中国
松江自動車道・山陰自動車道(安来道路を含む)※東出雲〜松江玉造は無料で供用中 米子西〜東出雲、松江玉造〜出雲・三刀屋木次
岡山自動車道 北房JCT〜岡山JCT
浜田自動車道・山陰自動車道(江津道路を含む) 江津・浜田〜千代田JCT
広島呉道路 仁保〜呉
四国
松山自動車道※大洲〜大洲北只は無料で供用中 松山〜大洲、大洲北只〜西予宇和
高知自動車道 高知〜須崎東
九州
八木山バイパス 穂波東〜篠栗
東九州自動車道(椎田道路・宇佐別府道路、日出バイパス、延岡南道路、隼人道路を含む)※曽於弥五郎〜末 吉財部は無料で供用予定 築城〜椎田、宇佐〜日出、大分米良〜佐伯、延岡南〜門川、西都〜清武JCT、末吉財部〜加治木
道路開通後追加:高鍋〜西都(7月17日開通予定)、門川〜日向(12月開通予定)
大分自動車道 日出JCT〜速見、大分〜大分米良
西九州自動車道(武雄佐世保道路・佐世保道路) 武雄JCT〜佐世保中央
長崎バイパス 古賀市布〜川平
南九州西回り自動車道(八代日奈久道路・鹿児島道路)※日奈久〜芦北、薩摩川内都〜市来は無料で供用中 八代JCT〜日奈久、市来〜鹿児島西
沖縄
沖縄自動車道 許田〜那覇

情報元 国土交通省ページ

平成22年度 高速道路無料化社会実験計画(案)について平成22年2月2日
平成22年度高速道路無料化社会実験計画(案)(PDF 地図等もあり)


余談 ではありますが・・・


2月3日のローカル新聞(宮崎日日新聞)挿絵、これ、どう見ても距離がおかしいです。
延岡南-門川間は僅か3.7kmしかないのに西都-清武間26.9Kmより長く見えます
参考まで下記図一番短い区間に見える、長崎バイパスの区間でさえ15kmあります。

読者にわかりやすく、意図的にデフォルメするのは理解できますが、
新聞という性格上、長さが逆転するのはあまり良くないと思います。

高速道路無料実験区間 新聞さし絵

この図だけ見ると、北九州から東側(日豊線側)の無料高速を乗り継ぎで南下もいいかも?
と思われる方もいらっしゃると思いますが、実は見た目より結構無料区間は短く、
しかも途切れ途切れなので、時間はかなりかかるかと思います。


今回の実験はETC非装着車も対象なので、混雑期はインターチェンジ付近で渋滞するかも知れませんね。

くどいようですが清武JCT〜宮崎IC間を含め無料化して欲しかったです。
宮崎市中心部をバイパスして通れますので物流効率あがりますし、市内の混雑も緩和されると。
宮崎市内の混雑回避という意味では、一ツ葉有料道路の無料化が一番効果的な気がしますが
一ツ葉有料道路は国では無く、県の管轄、工事費返済中、無料化まで、あと10年かかるとか・。

6月28日、ヤフーマップが高速道路の表示中、無料実験路線の部分を識別できるようにしました。

余談・・・国道10号線とは別に、尾鈴サンロードという農道もあります。


追記:県によると、2010年6〜12月の平均利用台数は
西都IC−宮崎西IC間は1日当たり平均5・6倍と激増。
延岡南IC−門川ICは実験前の3・7倍となったようです。

平成22年度 高速道路無料化社会実験計画(案)宮崎県下で無料になる予定の高速道路





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