

高千穂峡内 おのころの池周辺で、ホタル
▶ in 高千穂峡 posted 2016.05.25 Wednesday / 07:07
高千穂観光協会サイトによると、5月23日現在、高千穂峡内のおのころの池周辺で、ホタルが舞い始めたとのこと。
おのころ池周辺でホタルを育成に取り組む
高千穂町でホタルと言うと、毎年6月にホタル祭りも開催されている「山附渓谷」が有名ですが、高千穂峡では、昨年「おのころ池」周辺にゲンジボタルの幼虫1,000匹を放流、養殖して観光の目玉にしようと、ホタルの育成に取り組んでいるようです。高千穂峡おのころ池周辺のピークは5月末
高千穂峡のホタルは、5月末頃が鑑賞のピークとなるようです。ホタルが舞う時間帯、19:30(夕暮れ時)〜21:00の間、自然環境保護の為、周辺の街灯を消すとのことですので、行かれる方は足元にご注意を。
明かりを放つものは可能な限り自粛を。
誤解を招きそう・・・添付されたホタルの写真
ところで、高千穂観光協会サイト掲載された、この、 「高千穂峡のホタルを見に行こう。」という記事 に、掲載されていた「高千穂峡を無数にホタルが飛ぶ見事な写真」ですが、この写真を見ると、これほど多くのホタルが「同時に」真名井の滝近くで舞っているのだと、誰しも「勘違い」、「誤解を招き」そうな気がします。470枚の写真の「比較明合成」(コンポジット)
この素晴らしい高千穂峡のホタルの写真は、「第49回キヤノンフォトコンテストでグランプリ」を受賞した延岡市の甲斐靖一さんの作品「峡谷の蛍」です。この写真は「比較明合成」(コンポジット)という手法を用いており、この写真は30分間に470枚の写真を撮影、それをデジタル合成したものとのことです。
写真だけ見ると、すごい数のホタルですが、30分間、470枚の写真の合成であれば、一瞬一瞬の間でとらえると、それほどホタルは飛んでいないと推測されます。
「比較明合成」(コンポジット)の方法を簡単に説明
以上の文を読んだだけでは、何のこっちゃ?と思われる方も多いと思いますので、わかりやすく、簡単な説明を下記に書きます。以下は、約20枚の写真で「比較明合成」(コンポジット)したヒメボタルの合成写真のサンプルです。(撮影地:県内某所)

〜 20枚合成写真 〜
まず、薄暗い時に三脚に固定したデジタルカメラで背景になる写真を撮っておきます。

暗くなってから、ホタルの写真をタイマー付きレリーズ等で、一定数自動で撮ります。
→ タイマー付きリモコンは社外品がわりと安く購入できます。
以下は二枚だけ例として掲載。


個別の写真1,2(実際目にするホタル)ではこの程度なのです。
撮影後、PC上で合成対象となる写真を選び、写真データーを専用のコンポジットソフト(比較明合成フリーソフト SiriusComp等もあります。)を使いデジタル合成します。

20枚合成すれば、それなりに賑やかに見えますね。
最近のカメラは、コンポジットを内臓、パソコンを使わずに簡単にカメラ内で合成出来るものもあります。
また、背景(高千穂峡)との明るさ、ホタルの飛ぶ時間、明るさなどのバランス等を考えると、こうういった写真は一枚モノでは実現不可能でしょうね。
周囲が真っ暗なら、背景を気にしないのなら、合成をせずとも長時間露光で撮れます。
→ 関連ブログ記事(ヒメボタル)(合成なし5分露光)宮崎県内某所にて
ホタルの写真とは、こんなものだと、わかって見れば良いのですが、転載の転載・・で、やがて写真が一人歩き、それを見た方が、現地で、あれぇ??今年は全然飛んどらんね〜ということにならなければ良いのですが・・・。
追記:おりしも、翌日(26日)の宮崎日日新聞地域統合欄に、串間市のヒメボタルの話題が掲載されておりましたが、写真そばには「長秒露光撮影したものを比較明合成」と記載されておりました。
こういった写真を公式サイトに掲載するのでしたら、同様に「比較明合成」の注記が必要ではないでしょうか。
高千穂ファンなので あえて 書きました。
〔情報追記〕
5/29・5/30 両日、高千穂峡のライブカメラでもホタルが飛ぶ軌跡が確認出来ました。
5/31付 宮崎日日新聞には、真名井の滝周辺で数十匹が飛んでいる、今週末までが見頃と記載されておりました。
6/3 ネットワークカメラの画像で動画化してみました。

当サイト内、関連ブログ記事紹介
高千穂峡のホタル、(宮崎日日新聞記者ノートより)

〜 背景用写真 〜
暗くなってから、ホタルの写真をタイマー付きレリーズ等で、一定数自動で撮ります。
→ タイマー付きリモコンは社外品がわりと安く購入できます。
以下は二枚だけ例として掲載。

〜 ホタルの写真 1 〜

〜 ホタルの写真 2 〜
個別の写真1,2(実際目にするホタル)ではこの程度なのです。
撮影後、PC上で合成対象となる写真を選び、写真データーを専用のコンポジットソフト(比較明合成フリーソフト SiriusComp等もあります。)を使いデジタル合成します。

〜 20枚合成写真 〜
20枚合成すれば、それなりに賑やかに見えますね。
最近のカメラは、コンポジットを内臓、パソコンを使わずに簡単にカメラ内で合成出来るものもあります。
デジタルならでは、「比較明合成」は長時間露光より有利
「比較明合成」は、撮った結果を踏まえ、露光時間の微調整等できますし、光が入ったりした場合でもその一枚を削除すればいいだけなので、観光客や、車のライトなど外光などが予想意される高千穂峡などでは断然有効でしょうね。また、背景(高千穂峡)との明るさ、ホタルの飛ぶ時間、明るさなどのバランス等を考えると、こうういった写真は一枚モノでは実現不可能でしょうね。
周囲が真っ暗なら、背景を気にしないのなら、合成をせずとも長時間露光で撮れます。
→ 関連ブログ記事(ヒメボタル)(合成なし5分露光)宮崎県内某所にて
写真を鵜呑みにしなければ良いのですが・・・
こういった写真は、転載されtwitter・facebook等で拡散するのが常。ホタルの写真とは、こんなものだと、わかって見れば良いのですが、転載の転載・・で、やがて写真が一人歩き、それを見た方が、現地で、あれぇ??今年は全然飛んどらんね〜ということにならなければ良いのですが・・・。
追記:おりしも、翌日(26日)の宮崎日日新聞地域統合欄に、串間市のヒメボタルの話題が掲載されておりましたが、写真そばには「長秒露光撮影したものを比較明合成」と記載されておりました。
こういった写真を公式サイトに掲載するのでしたら、同様に「比較明合成」の注記が必要ではないでしょうか。
高千穂ファンなので あえて 書きました。
〔情報追記〕
5/29・5/30 両日、高千穂峡のライブカメラでもホタルが飛ぶ軌跡が確認出来ました。
5/31付 宮崎日日新聞には、真名井の滝周辺で数十匹が飛んでいる、今週末までが見頃と記載されておりました。
6/3 ネットワークカメラの画像で動画化してみました。

当サイト内、関連ブログ記事紹介
高千穂峡のホタル、(宮崎日日新聞記者ノートより)

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