

高千穂峡で3月1日漁業開始?西臼杵漁業協同組合 高千穂町に通達
▶ in ニュース・地域の情報他 posted 2024.02.27 Tuesday / 06:59
高千穂峡の遊歩道が3月1日より全面開放となる旨の記事を先日書きました。
➡ 高千穂峡の遊歩道 3月1日 2022年台風14号の被害から1年5カ月ぶりに全面開通

高千穂峡遊歩道 2024年3月1日 通行止区間解除
もう一つ、新たなニュースが・・・

画像は新聞の著作権を考慮、意図的に劣化
今朝の宮崎日日新聞社会面に、高千穂峡で、西臼杵漁業協同組合が、ヤマメ漁が解禁される3月1日より漁業活動(採捕)を開始する旨の記事が掲載されておりました。
峡内の河川で、陸上からのさお釣りやはえ縄漁、漁の解禁に応じてカニかご漁などを行う計画のようです。
これまで漁協は高千穂峡が園地として管理されていることなどを踏まえ、慣例的に漁業活動を控えてきたが、組合員141人や一般の釣り客から「開放してほしい」との声が多数あるとして、今月16日の理事会で漁業活動を始めることを確認、町に通知したようです。
高千穂峡で漁業活動実施へ 西臼杵漁協デジタル夕刊プレみや記事
(デジタル夕刊プレみやは宮崎日日新聞の購読者を対象にした無料の会員制ニュースサイトです。)
同紙によると、橋(おそらく御橋)の上からの釣りは控えるよう周知し、ボート客がいる場所では控えるとしておりました。
「高千穂峡」と言うと、殆んどの方は真名井の滝付近を連想すると思いますが、高千穂峡はかなり広いです。
観光客だけなら、殆んどの方は遊歩道内からの見学ですが、釣りの方は川の際まで行くでしょうから、これまでとは違った景観になるでしょうね。
高千穂峡真名井の滝周辺のボートがそうであるように、高千穂峡のヤマメ釣りなどがいつしか風物詩となる「共存共栄」の時が来るのかもしれません。
景観条例などによる、釣り禁止などの取り決めはないようですし、おそらく法的拘束力はないものと思われます。
参考まで、遊漁券は、西臼杵漁協サイトによると 手竿釣 ヤマメの場合3月1日〜9月30日 年券10,000円、日券3,000円 3本までとのことです。
高千穂町町観光協会は1981年(昭和56)年より高千穂峡でボート事業を運営。2022年度の利用は5万5202艇で高千穂峡の人気の体験型観光スポットとなっており、たしか年間売り上げ2億円を目標としていたと思います。
➡高千穂峡で漁業”解禁”へ「景観損なわれる」町困惑 / ヤフーニュース欄
上記ヤフー記事は、宮崎日日新聞が提供している要約です。
➡ ヤフーニュースのコメント欄

➡ 宮崎・高千穂峡で地元漁協がヤマメ漁開始方針…「神秘性が損なわれる」と町は困惑(2024/02/29 読売新聞)
一部引用
漁協によると、漁業活動を想定しているのは、町内の五ヶ瀬川のうち、国道218号の神都高千穂大橋下付近から、高千穂峡の貸しボート係留施設までの1キロ余り。この区間には、真名井の滝や、遊歩道からの景観を楽しめる神橋、御橋などがある。

動画:3月1日放送 NHK宮崎 てげビビより
➡ 観光地 高千穂峡で釣りが解禁へ ヤマメ漁解禁日の3月1日から 町長「高千穂峡が持つ神秘性などの景観が損なわれる」MRTニュース
➡ 「釣り」か「景勝」か…高千穂峡での釣りをめぐって町は困惑UMKニュース
県によりますと西臼杵漁協は、五ヶ瀬川水系の漁業権が認められていて、高千穂峡内での漁業活動は可能です。
ただ組合側はこれまで観光地であることから、慣例的に漁業は控えてきたということです。
(矢野文昭 組合長)
「高千穂峡で釣りもやってはどうかという声が、数年前から出てきてましたので、今回思い切って実施してみようかということでスタートした」
「当然ボートを使う人も(漁業者や遊漁者に)気を付けてもらわんといかんじゃろうし、当然私たちもあそこで釣りをする場合は、お互い様ですから、そこは共有しながらやっていけたらなと思っている」
全国に名だたる景勝地である高千穂峡で、釣りなどの漁業ができることが新たな発信になると話す組合側。
一方、高千穂町は…
(甲斐宗之町長)
「高千穂峡というのは、高千穂の宮崎県全体としても、観光の顔という場所でもあるので、観光地としてのイメージが壊れてしまうんじゃないかという懸念を感じた」
「ここの神秘性が失われてしまうんじゃないかということ、ブランドイメージが壊れるんじゃないかということと、そして多くの観光客が訪れる高千穂峡でありますので、釣り竿など振られた場合の危険も伴うんじゃないかというところ」
今後、対話を重ねたいとする町側。
組合側は3月から漁業を開始する方針ですが、協議には応じる姿勢だということです。
ここの神秘性が失われてしまうんじゃないかということ、ブランドイメージが壊れるんじゃないかということと(以下略)個人的には・・町長は 昨年、5日間 真名井の滝周辺で観光客をシャットアウトして行った、レッドブルの世界高飛び込み大会の企画段階で提言してほしかったです。
高千穂町にとって、はたしてブランドイメージ向上につながったのか疑問。
高千穂町は景観への影響や観光客に危険が及ばないかなどを懸念していて、ボート乗り場には利用者以外立ち入り禁止の張り紙をしたようです。
若葉萌える新緑の高千穂峡
過去に撮影した写真ですが、神秘的で美しいでしょ!
何故、神秘的で美しいか気付きましたか?
人工物のボートが浮かんでないからです。
今では見慣れすぎて疑問も抱きませんが、高千穂峡のボートも神秘的自然景観を壊している存在なのです。
とはいえ、私は、高千穂峡に行ったなら「ボート乗船」をお薦めしてます。
殆んどの方は、遊歩道にある「滝見台」から真名井の滝など見て、満足して帰られるようですが・・・実に勿体ない。
私は・・「ボートに乗らずして高千穂峡を語るなかれ」と言っている位です(^^;)
滝見台から見る絵葉書みたいなありきたりな光景とは、別世界、阿蘇山の作り出した渓谷の息づく大自然の光景を満喫できると思います。
もう一度書きます「ボートに乗らずして高千穂峡を語るなかれ」
もうつ・・「高千穂神楽」を見ずして、高千穂観光を語るなかれ。
この2つは強くオススメします。
両者共にインターネットで事前予約が出来ますので、是非体感してください。
当サイト内、高千穂峡WebPage
➡ 高千穂峡 高千穂神楽

「高千穂鉄道跡地公園化構想」保留に
高千穂町の大型事業計画「高千穂鉄道跡地公園化構想」について、甲斐宗之町長は2014年2月28日の町議会で「いったん保留にする」と述べ、計画を中断する方針を明らかかにした。「資材費や人件費の高騰で構想発表時と比べ、町の初期投資が膨らむことが予想される。災害復旧費がかさむ中、多額の予算を一気に投じることはできないと判断した」と説明。一方で「完全にやめることを決めたわけではない」とも話し再開の余地を残した。
高千穂鉄道跡地公園化基本構想 基本設計策定本年度スタートするも保留に

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