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「霧島ジオパーク」 霧島をジオパーク申請へ  

▶ in 霧島 posted 2010.04.22 Thursday / 07:32



***情報追加***

霧島ジオパーク認定

日本ジオパーク委員会は9月14日、霧島を日本ジオパークに認定することを決めたそうです。
 続編 → 霧島ジオパーク認定

***情報追加終わり***

宮崎、鹿児島県7市町(宮崎県側:都城市、小林市、えびの市、高原町・鹿児島県側:霧島市、曽於市、湧水町)でつくる霧島ジオパーク推進連絡協議会は、ガイド養成などソフト面の強化の為、1年間延期していた霧島連山の日本ジオパーク申請を4月26日までに行うようです。

霧島ジオパークのテーマは
自然の多様性とそれをはぐくむ火山活動

南日本新聞によると、5月23日に千葉市である日本地球惑星連合大会で公開プレゼンテーション、その後、6〜8月に審査員が現地審査し、今秋に認定発表があるとの事です。
無事認定されると良いですね。

霧島連山 御鉢火口縁の登山道とミヤマキリシマ

[高千穂峰の寄生火山・御鉢の火口淵登山道とミヤマキリシマ

ジオパークとは?

「世界遺産」と違い、メディアでも殆ど取り上げられる事もなく、一般にあまり知られていない「ジオパーク」ですが、少し調べてみました。

ジオパークとは、貴重な地形や火山など、地球活動の遺産を主な見所とする「ジオ(大地)の遺産」が残る自然公園との事。
「世界遺産」が国際条約で保全が主目的なのに対して、「世界ジオパーク」は地層や地形が壊れない程度の利用は許されているそうです。
日本ジオパーク委員会Webサイトのジオパークとはより引用

ジオパークはユネスコの支援により2004年に設立された世界ジオパークネットワークにより、世界各国で推進、以下のように定められています。
地域の地史や地質現象がよくわかる地質遺産を多数含むだけでなく、考古学的・生態学的もしくは文化的な価値のあるサイトも含む、明瞭に境界を定められた地域である。
公的機関・地域社会ならびに民間団体によるしっかりした運営組織と運営・財政計画を持つ。
ジオツーリズムなどを通じて、地域の持続可能な社会・経済発展を育成する。
博物館、自然観察路、ガイド付きツアーなどにより、地球科学や環境問題に関する教育・普及活動を行う。
それぞれの地域の伝統と法に基づき地質遺産を確実に保護する。
世界的ネットワークの一員として、相互に情報交換を行い、会議に参加し、ネットワークを積極的に活性化させる。
これらに加えて防災への取り組みも重視されるようになっています。
2008年6月にドイツのオスナブリュックで開催された第3回ユネスコ国際ジオパーク会議では、会議の終わりに採択された宣言に、「地質災害に関して社会と知識を共有するためにジオパークが役に立つ」という趣旨の一文が盛り込まれました。




霧島連山 御鉢の噴気

[高千穂峰の寄生火山・御鉢の火口の噴気]

世界ジオパークと日本ジオパーク

ジオパークには世界ジオパークと日本ジオパークがあります。

世界ジオパーク

世界ジオパークは世界ジオパークネットワークの審査を受け、世界ジオパークネットワークへの加盟を認定された地域で、日本における世界ジオパークに認定されたところは現在3地域、洞爺湖有珠山ジオパーク、糸魚川ジオパーク、島原半島ジオパーク。
世界では、19カ国63地域(2009年3月現在)が認定されています。

火山好きな私は洞爺湖有珠山、島原半島(普賢岳)には過去に行きましたが、糸魚川は未だです。

日本ジオパーク

日本ジオパークは、世界ジオパークネットワークとは別に、日本ジオパーク委員会が認定する国内版のジオパークで、現在、アポイ岳、洞爺湖有珠山、糸魚川、南アルプス(中央構造線)、山陰海岸、室戸、島原半島、恐竜渓谷ふくい勝山、隠岐、阿蘇、天草御所浦の11地域が認定されているようです。
 参照→ 日本のジオパーク 日本ジオパーク委員会

ジオパークは世界遺産とは違い、遺産の保護だけではなく、活用も重視、教育や観光、地域づくりにどう生かしているかも審査対象となるようです。
霧島を活性化させる意味でもジオパークへの挑戦は大きな意味がありそうな気がします。

関連ページ
日本ジオパーク委員会 公式サイト
霧島ジオパーク推進連絡協議会公式サイト

関連記事

  • 霧島ジオパーク:推進連絡協、26日までに認定申請へ 保全・活用計画盛る。
    毎日新聞2010年4月22日
    “対象区域はJR3線(日豊線、吉都線、肥薩線)に囲まれた地域を中心に、一部周辺域を含む約8万2000ヘクタール。域内のジオサイト(地質遺産)は20座を超す火山と火口湖、滝など約50カ所となる。”
  • 目指せ「世界ジオパーク」各地で取り組み活発化
     読売新聞4月19日
    “国内20地域で推進協議会が発足するなどの動きが出ている。”
  • 26日に霧島連山のジオパーク申請 霧島推進協
     南日本新聞2010年4月22日
    “本年度、日本ジオパーク委への申請を予定しているのは霧島のほか、白滝黒曜石遺跡(北海道)、伊豆大島(東京都)”
 
当サイト内、霧島関連ページ
 霧島えびの高原・霧島観光、えびの観光

関連ニュース等追記欄
(ニュース記事リンク先は時間の経過と共に消えます。)
「霧島ジオパーク推進連絡協議会」は、霧島連山が「世界ジオパーク」に認定されるための前提となる「日本ジオパーク」に認定されるための申請書を26日、日本ジオパーク委員会に予定通り提出した。
 
霧島ジオパーク:高原町に案内板お目見え 毎日新聞2010年4月27日
“高原町の皇子原公園に霧島山の生い立ち(活動史)を、10万年前から現在まで5期に分けてイラスト入りで説明した縦2メートル、横3メートルの大型「ジオパーク案内板」がお目見え。”





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