ムツゴロウの写真(佐賀ムツゴロウ王国芦刈)

ムツゴロウ タイトル

佐賀県ムツゴロウ王国芦刈
(芦刈町海遊ふれあいパーク)で撮影したムツゴロウの写真

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芦刈町海遊ふれあいパーク案内図 現地案内板を撮影したもの。 佐賀県ムツゴロウ王国芦刈
 (芦刈町海遊ふれあいパーク)の場所 
佐賀県小城市芦刈町永田  MAP(地図) 
 GPS N=33/11/37 E=130/12/36付近

有明海の自然が生んだ珍魚 ムツゴロウ

佐賀県、長崎県、福岡県、熊本県に囲まれた有明海は満潮、干潮の海面差がとても大きく、中でも有明海の奥に位置するここ芦刈町の住ノ江港付近では日本最大、6メートル以上も海面が上下する。
自然は干潟を作り、そこには不思議な生き物が生息する。その代表が有明海を代表する珍魚、ムツゴロウであろう。

芦刈海岸は世界で唯一、86年、ムツゴロウの保護区に指定されており、「生活と自然を大切にするムツゴロウ王国、芦刈」をキャッチフレーズに、塩生植物シチメン草など、自然観察が楽しめる希少生物の楽園になっている。
ムツゴロウ公園、どろんこ遊びのできる干潟体験場もある。

芦刈町海遊ふれあいパークの施設概要(右上地図も参照してください)

ムツゴロウふれあいパーク:ムツゴロウを間近に見ることが出来る公園
干潟体験場:遊び方いろいろ。どろんこになって、気分はムツゴロウ。5月〜10月頃まで体験可能。シャワーが利用可。
四ツ手網体験場 オートキャンプ場 ムツゴロウ養殖見学ハウス 等々・・。

ムツゴロウ生息地部分布図 現地案内板を撮影したものムツゴロウ

ムツゴロウは硬骨魚網スズキ目ハゼ亜目ハゼ科の一種、日本では有明海とその隣の八代海の一部の干潟に棲む珍しい魚。朝鮮半島、中国沿岸、台湾にも分布している。

ムツゴロウの体長は18cm〜20cm、黒緑に紫がかった色をしている。
水陸両生魚で泥深い干潟に約1メートルほどの縦穴式の巣穴を掘って棲んでいる。
潮が引くと穴から出て来て左右の大きな胸びれを使って動きまわり干潟の表面の珪藻(微細な藻類)を食べる。行動半径は自分の巣穴から約1m程で干潟の土で活動するときは、口に含んだ海水からエラ呼吸をし、体の皮膚を通しても呼吸が出来ます。活発な活動期は気温25-30度の頃で冬場(12月上旬から3月上旬頃)は巣穴に潜って越冬する。

大きな目玉の愛嬌のある姿で干潟をはい回り、外敵が現れると、背びれを立て、口の周りを丸く膨らませて怒ったり、5〜7月ごろの産卵期には、雄は干潟の上で盛んにジャンプしたりして雌への求愛の行動をとるったり・・と、大変ユニークな生態は、見ていて大変面白くもあり、また癒されます。

ムツゴロウの見学期間は、5月〜10月頃まででしたが、ムツゴロウ養殖見学ハウス内では一年中ムツゴロウを見学ができるようになったとの事です。

別の年に撮影したムツゴロウとシオマネキの写真
ムツゴロウのジャンプの写真を特集したページ→ ムツゴロウのジャンプの写真
こんな光景も → ムツゴロウを食べるシラサギ(コサギ)・チュウシャクシギとカニの写真
個人/商用等で写真を使用したい場合には→写真の使用についてをご覧ください。

ムツゴロウ

ムツゴロウ以外に干潟でみかける生物たち。


シオマネキ(スナガニ科)

シオマネキ (スナガニ科)シオマネキはスナガキ科の一種で、有明海のほかには紀伊半島、四国の一部、瀬戸内海、宮崎県大淀川、沖縄で棲息が確認されている。干潟に穴を掘って棲む甲羅の幅が約3cmほどのカニでオスはメスより幾分大きく、ハサミは片方が極端に大きく他方は小さい。
大きいハサミは敵を防ぎ、走行の際の杖代わりにも使い、小さいハサミはエサを採り、口に運ぶのに使います。冬は穴の中で越冬して、春先に現れ、夏から初秋にかけての暑い盛りに動き回ります。
シオマネキという言葉は潮が満ちているときに、ちょうど招いているようにハサミを動かすことからこの名前がついたようです。芦刈海岸はシオマネキの保護区なっております。


トビハゼ

トビハゼ ムツゴロウと同じく硬骨魚網スズキ目ハゼ科の一種で、ムツゴロウによく似ている水陸両生魚で、体調は10cm程。
日本では、太平洋側は東京以南、日本海側は福岡県以南の各所に生息し、地元では「カッチャムツ」と呼ばれている。
ムツゴロウと違う点は、紫色の斑点が無く大きさも半分程度、行動は俊敏で腹ビレを吸盤の代わりにして流木などに登る事もあるが、普通は干潟の上を這い回り、エビ類、ゴカイ類、貝類などの小動物を食べている。

「ムツゴロウ王国」の夏まつり

ムツゴロウ王国では毎年夏祭りが開催されるようです。
「ムツゴロウ王国」夏まつり2007 8月1日(水) 20:40〜21:10 ※悪天の場合:翌日に順延(小雨決行)
場所:小城市芦刈町海岸海遊ふれあいパーク周辺 2000個の提灯、盆踊り大会、太鼓演奏、花火等。

[ムツゴロウ王国芦刈(芦刈町海遊ふれあいパーク)で撮影したムツゴロウの写真]

(下記画像はクリックすると別ウインドウで拡大します)

干潟 ムツゴロウやシオマネキ等 04干潟 保護区 05
穴から顔を出す、ムツゴロウ 06シオマネキ 07
シオマネキとムツゴロウの小競り合い?
右はヒレを立てて威嚇するムツゴロウ。

シオマネキとムツゴロウ 08シオマネキとムツゴロウ
穴から出て来る ムツゴロウ (左下)と トビハゼ 

穴から出て来るムツゴロウ 09穴から出て来るムツゴロウ 10
穴から顔を出す ムツゴロウ 12ムツゴロウ 親子??  13
トビハゼ 正面から見るとトビハゼは愛らしく、実にかわいい。

トビハゼ 横 15トビハゼ 正面 16
とびはぜ 横 17

ムツゴロウのジャンプ特集


ムツゴロウのジャンプ h01ムツゴロウのジャンプ h02
ムツゴロウのジャンプ h03ムツゴロウのジャンプ h04
ムツゴロウのジャンプ h05

→ こちらのページにも多く掲載 ムツゴロウのジャンプ特集



ムツゴロウ撮影あとがき


このムツゴロウの写真は佐賀県ムツゴロウ王国芦刈で7月中旬に、撮影したものですが、運よく水際で時々ジャンプしてくれるムツゴロウがいて撮影する事が出来ました。
ムツゴロウのジャンプのシーンはいずれも高速シャッター(1/4000秒付近)で撮影しております。
ムツゴロウが非常に繊細で用心深い魚です飛び出した目は、ほぼ360度を見渡すことができます。
撮影場所を決めたら、あまり動かずムツゴロウが出て来るのを待つ方が懸命かと思います。
レンズは500mm程度の明るいレンズがあると、より良いと思います。
干潟でムツゴロウたちの行動を観察していると時間の経つのも忘れ、不思議と癒されます。
ムツゴロウ王国芦刈(芦刈町海遊ふれあいパーク) トイレ 01

トイレもムツゴロウ



ムツゴロウ王国芦刈(芦刈町海遊ふれあいパーク)
公園内にあるトイレもムツゴロウの形をしております。
高さ 5.5m 長さ 15m 幅 6m
ムツゴロウ王国芦刈(芦刈町海遊ふれあいパーク) トイレ 02ムツゴロウ王国芦刈(芦刈町海遊ふれあいパーク) トイレ 03





-ムツゴロウ王国芦刈(芦刈町海遊ふれあいパーク)で撮影したムツゴロウの写真、他-



(本ページ中の説明文等は主に現地案内板等参照の上作成した。 2007.07Up)

佐賀県にはカチガラス(カササギ)という珍しい鳥もいます。

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