潮嶽神楽 5/8Page (【7】魚釣り舞)
【7】魚釣り舞
(一人舞) 黒毛頭白色の面を着け、採り物は釣り糸を垂らした釣り竿。唱儀に於いて天地開闢より海幸山幸の来歴を物語る、潮嶽神楽ならではの舞。豊漁祈願の舞いとされている。
「魚釣り舞・問答」
鵜の羽にてふきあわせずの仮殿に 今なかりげな今な里人
抑(そもそも)件の岩屋といっぱ、天地開闢(かいびゃく)の根源也。
然らば即ち天神七代也。
第一に国常立 (くにとこたち) 尊、
第二に国狭槌(くにさづち)命、
第三に豊斟渟(とよくむぬ)尊、
第四に沙土煮(すいじに)命、
第五に大戸道(おおとのじ)・大苫邊(おおとまべ)命、
第六に面足惶根(おもたるかしこね)尊、
第七に伊弉諾・伊弉冉(いざなみ・いざなぎ)尊、
是まで天神七代也。
地神五代と曰は、
第一に伊勢天照皇太神宮、
第二に正勝吾勝勝速日天之忍穂耳(まさかかつかちはやびあめのおしほみみ)命、
第三に彦火穂瓊瓊杵(ひこほににぎ)尊、
第四に彦火穂穂手見(ひこほほでみ)尊、
第五に鵜葺草葺不合(うがやふきあえず)命、
是まで地神五代也。
抑(そもそも)神武天皇は、十四才御年迄彼の岩屋に領し給うや、哀れと思うや、うばのふところをふきあわせずの、神風の音。
抑(そもそも)地神四代の神達、うのはそろへ、吹毛井の浦に産屋を作り給うや、うのは一はたらざるを以てこそ、鵜葺草葺不合命とは申す也。
抑(そもそも)彦火穂穂手見尊と申すは、火遠理命の釣り針を仮初めながら、海辺に釣り糸を垂れ給いしに、かの釣り針をば魚に取られ、龍の都に尋ね入り豊玉姫に契りをこめ、是に水晶の干珠満珠の玉を添え給われ、姫諸共に吾が朝に帰り、程なく懐妊にて皇子一人設け給うや、彼の皇子を舞い出し。四方の衆生に拝ませ申さん。
わだつみの月の光に 瀬に棲む虫もあらわれぞする
鵜の羽ふく仮の宮居もしばしだに 端山を出し月をこそ見れ
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