
船引神社神楽(歳旦祭〔元旦祭〕夜神楽) 2/5 めご舞
めご舞 〔船引神社神楽 歳旦祭夜神楽にて〕
ユーモラスな半面、五穀の誕生から国造り人造りの由来を神主との問答の中で披露する。意味深長な内容のもの、種の起源、農耕文化の起源を説く。
舞棒を手にした鬼神が先に舞入る。
白の「めご面」が後から様々な採り物を手に舞い込んで来る。
鬼神はめご面を苛めて舞庭の外に追い出す。
追い出されためご面は観客に絡み笑いを誘う。
鬼神が退くとめご面は舞庭に舞い戻り、神主と問答を行う。
採り物に関連し国生み、男女和合、農耕文化の起源を説く。
- 神主:お訊ね申す。その右手に持たれる物をお披露目くだされ。
- めご:この儀か、おの儀は一切諸神諸民の諸々の夢をさます目鈴と申す。なんと神主得心いたされたか。
- 神主:しからばその左手に持たれる物をお披露目くだされ。
- めご:この儀か、この儀は貝が四寸に柄が尺これで尺四(杓子)と申す。なんと神主得心いたされたか。
- 神主:それではその股間の物をお披露目くだされ。
- めご:この儀(鈴)も相済み、この儀(杓子)も相済み、なんと神主この儀ばかりはおゆるしくだされ。
- 神主:いやいや何もかも訊ぬるからには、一切残らずお披露目お願い申す。
- めご:この儀は、イザナギ・イザナミノミコトより朕御宝 (ちんみたから)を授け賜って子孫繁昌の天の逆鉾と申す。なんと神主得心いたされたか。
- 神主:その背に負われる物をご披露目聴聞仕る。
- めご:此の苞(つと)の儀か、申すに及ばぬ五穀の御種(みたね)、殊勝なる神主我が御前こそは倉稲魂命と申すぞ。当国(とうごく)当荘(とうしょう)当村に於いて、五穀成就に御(み)神楽取り立てあると承り、本朝葦原の中津国より守護致し、此の国は日月ともに巡り巡りては、互いにその徳を顕せ給うなり。・・・
・・といった会話が交わされる。
最後舞庭を巡り、神歌を歌いながら藁苞の種籾を蒔く。
めご面は倉稲魂命の託宣役とされる。
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船引神社神楽(歳旦祭〔元旦祭〕夜神楽) 2/5 めご舞
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PhotoMiyazaki -
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