九州の神楽シンポジウム2020 3/5 中之又神楽(獅子舞・獅子とり荒神)
中之又神楽(宮崎県木城町)
中之又神楽をはじめとする米良系神楽は、鎮守社や摂社の神々が次々に登場することが特徴で、神体出現の神楽ともいわれ、番付の中でも土地神が出座する演目が重要とされている。また、狩猟習俗を表現する演目があることも特徴である。平成29年国選択無形民俗文化財(米良山の神楽)。
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獅子舞
獅子舞の獅子は猪を表わし山神への感謝の舞とされる。雌雄一対の獅子は、四方と中央を回って拝み、ニタズリを表わす動き(畳の床に腹ばいになり体を回転させる)を見せた後、身震いをして立ち上がり御神屋(みこや)を出る。御神屋を出ることを「樫の実拾いに行く」と呼ぶ。昔は、獅子舞役の2人が樫の実拾いの途中で素人に代わることがあった。
獅子とり荒神
猪の習性を知り尽くした荒神が猪狩りの作法を教える舞とされ、舞手は被り笠に荒神面を着け、白張の上に千早を着用。片棒を掛け、腰に自弊を下げた榊柴を差した荒神が、ツエンボ(荒神杖)を持って舞う。後半、樫の栗拾いから戻った獅子と共に舞う。ツエンボで2頭の動きを制したり狙い撃ちする「デンギ」の動き、片棒を両得に変え、手にしていたツエソポを腰に差し、素手で(右手で雄、左手で雌)つかんで舞う。
− 中之又鎮守神社 中武春男宮司 −
令和元年 中之又鎮守神社大祭で撮影した「獅子とり荒神」
「舞」を見ただけで宮崎の「神楽」を語るなかれ。実は「舞」は神楽のほんの一部でしかない。
宮崎の神楽は、現地で、五感で感じてからこそのもの。
昨年は、「みやざきの神楽魅力発信委員会」委員長の小川直之先生もいらしてました。
中之又神楽は、中之又鎮守神社の例大祭(毎年12月第二土曜~日曜)に奉納されております。
是非、例大祭で夜神楽をご覧になってみてください。
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PhotoMiyazaki -
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