このページは硫黄山(いおうやま)ページの過去ログページです。
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2017年
- 2017年10月31日、えびの高原硫黄山周辺の噴火警戒レベルはこれまでのレベル2からレベル1(活火山であることに留意)に引き下げられました。
- 2017年(平成29年)5月9日19時20分 福岡管区気象台 鹿児島地方気象台は、霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)に火口周辺警報(噴火警戒レベル2 火口周辺規制)を発表しました。
- 2017年4月25日11時頃から硫黄山南西観測点の傾斜計で、硫黄山方向が隆起する傾斜変動が繰り返しみられており、現在(発表時点)も隆起が継続しています。
東京大学地震研究所が5月8日に実施した現地調査により、硫黄山火口内で噴出物が確認されました。
監視カメラや現地調査では、長期的に熱異常域の拡大や噴気の量の増加が認められます。
えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まってきており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあります。えびの高原の硫黄山から概ね1Kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
2017/5/9 NHK宮崎ニュースでは・・
5/8夕方、現地を調査した東京大学地震研究所の中田節也教授によると、火口内とその周辺のおよそ200mから300mの範囲で、少なくとも10か所以上、噴気が勢いよく上がっているのを確認。このうちの1か所は、噴気が出ている穴の大きさが2mほどあり、その周辺で長さおよそ150m幅およそ50mの範囲で土砂などが噴出した痕跡が見つかったということです。
➡ 霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山活動解説資料(平成29年5月9日20時50分発表)
➡ 規制詳細
- 2017年5月9日 噴火警戒レベルを1から2に引き上げ。
- 2017年4月28日 立ち入り禁止区域、歩行者通行禁止区域拡大。
- 2017年1月13日 噴火警戒レベルを2から1に引き下げ。火山ガス濃度の高まりを受け、新たに立ち入り禁止区域を設け、県道1号の一部に歩行者通行禁止区域を設定。
2016年
- 12月12日 噴火警戒レベルを1から2に引き上げ。
- 2016年12月6日 噴火警戒レベルを導入、レベル1。
- 2016年3月29日 火口周辺警報を噴火予報こ引き下げ。
- 2016年2月28日 噴火予報(活火山であることに留意)を火口周辺警報に引き上げ。
- 2016年2月19日 火山ガス濃度の高まりを受け、火口周辺に立ち入り禁止区域を設定。
2015年
- 5月1日 噴火予報(平常)に引き下げ。
- 10月24日 火口周辺警報(火口周辺危険)発表。
➡ えびの高原 硫黄山で新たな噴気点が確認され高濃度の硫化水素を検出
➡2017 えびの高原 雪上ドライブ(Youtubeにアップ)
不動池〜国民宿舎えびの高原荘まで、車載したデジカメ撮影映像です。天候は今一つでしたが、雲の流れが速く、いい感じでした。(パソコンの全画面表示でご覧ください。)今回の硫黄山の火山ガスによる路肩規制(バリケード)なども映っております。
《火山情報》2017年1月13日 硫黄山(いおうやま)の噴火警戒レベルは1に引き下げられました。
2017年1月13日、火山ガスにより危険が想定される区域の立入禁止(県道1号の一部は歩行者通行禁止・硫黄山〜不動池一帯の駐車禁止など)、新に規制が追加されました。
下記、関連ブログ記事に詳細記載。
➡ 硫黄山周辺の噴火警戒レベルは1へ・新に不動池周辺の駐車スペースは駐停車禁止に
12/12発表 硫黄山で噴火の恐れ 噴火警報レベル2へ引き上げ、火口周辺一キロ規制
【防災】のお知らせ。
平成28年12月12日11時40分 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表
1.火山活動の状況及び予報警報事項
えびの高原(硫黄山)周辺で、12月12日 11時11分頃から火山性地震が増加しており、現在も継続して発生しています。火山性地震の増加に伴い、火山性微動及び山体の膨張を示す傾斜変動観測されています。
えびの高原(硫黄山)周辺では、火山活動が高まっており、今後、小規模な噴火が発生するおそれがあります。えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、小規模な噴火に警戒してください。
2.対象市町村等
以下の市町村では、火口周辺で警戒をしてください。
宮崎県 :えびの市
鹿児島県:霧島市
3.防災上の警戒事項等
えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意してください。
最新情報は下記URLから確認下さい。
http://www.jma.go.jp/jp/volcano/forecast_05_20161212114057.html
➡ 霧島山(えびの高原(硫黄山いおうやま)周辺)の火山活動解説資料平成28年12月12日14時00分発表(PDF)
➡ 登山・道路の規制等(えびの市)
【 11/23 追記 】気象庁は11月22日、えびの高原の霧島連山・硫黄山で、12月6日午後2時から噴火警戒レベルの運用を開始すると発表。
➡ 気象庁発表
同日までに火山活動に特段の変化がなければ、「レベル1」(活火山であることに留意)となる。
硫黄山のレベルを上げる際の判定基準
「レベル2」(火口周辺規制)→ 「火山性地震が1日50回以上」など。
「レベル3」(入山規制)→ 「火口から半径1Km以内に大きな噴石飛散、火砕流が確認された場合」など。
硫黄山の噴火警戒レベルに応じて、下記のような防災対応がとられます。
- レベル5(避難): 危険な居住地域からの避難等が必要。
- レベル4(避難準備): 警戒が必要な居住地域での避難の準備が必要。要配慮者は避難等が必要。
- レベル3(入山規制): 硫黄山から概ね2km 以内への立入規制、火山活動の状況によっては、概ね4q以内への立入規制。
- レベル2(火口周辺規制):硫黄山から概ね1km 以内への立入規制。* 県道1号線の一部通行止めや硫黄山から1km 以内の登山道への立入規制。
- レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。
➡ リーフレット「霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベル −火山災害から身を守るために−」[PDF形式:502B]
噴火連ベル・火山ガスの詳細は下記、当サイト内ブログ参照。
➡ 硫黄山の「噴火警戒レベル」12/6より運用開始で調整中(16/11/19記)
硫黄山 火口周辺警報解除
えびの高原の硫黄山に出ていた、火口周辺警報(噴火警戒レベル2に相当)は、3月29日10:00に噴火予報(活火山であることに留意)に引き下げられました。
小規模噴火の恐れは、低下しましたが、気象庁によると、3月24日の硫黄山の調査で、これまでの場所から南東側に数十m離れたところに新たな噴気地帯が確認されたほか、この周辺では地面の温度が高くなっていることも観測されているようです。火山ガスは変わらず出ており、新たに以下の規制が加わりました。
新たに火山ガスに対する規制区域追加、
宮崎県が25〜27日に行った硫黄山周辺のガス濃度測定結果(速報値)において、火口周辺以外にも県道付近のくぼ地など高濃度の硫化水素が観測された場所があり、1Km規制前の規制に加え、以下の規制が追加されました。
硫黄山を経由し韓国岳へ向かう登山道を硫黄山登山口より規制。(韓国岳登山道へは、新たに整備したバイパスの登山道(約90m)経由で行けます。)
県道1号沿いなど火山ガス濃度の高い3カ所に規制区域追加。
硫黄山登山口付近(約200mの区間)を走る車は、速やかに通行するよう、徒歩での立ち入りは避けるよう呼び掛ける。
→ 当サイト内、
関連ブログ記事もご覧ください。(3/29記)
「
えびのエコミュージアムセンター」において、昨年秋より行われていた建物補強工事が完了したようです。3月17日(木)より通常通り利用できるようになるとか。 →
当サイト内ブログ記事
《火口周辺警報》
えびの高原 硫黄山で、2月28日未明から火山性地震が増加、気象庁は火山活動が高まっているとして同日午前11時、火口周辺警報を発表。
今後、小規模な噴火のおそれがあるとして、硫黄山からおおむね半径1Kmの範囲で噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。
→ 〔
火山解説資料(2月28日17:30)〕
その後の火山性地震:2月29日1回、3月1日1回、2日0回、3日1回、4日2回、5日3回、6日1回、7日15時まで1回。
− えびのエコミュージアムセンターより(気象庁カメラ) −
《2月28日〜通行・登山規制などの情報》
「県道1号小林えびの高原牧園線」は、えびの市大字末永 展望所からえびの市大字末永間が通行止め(小林方面からえびの高原へは行けません。)
道路規制
えびの市側より、県道30号、鹿児島側の県道1号通行可能。
登山道関連
韓国岳:一般的な登山道である硫黄山経由の登山道は規制中、大浪池経由のみ登山可能。
池めぐりコース:六観音御池展望台まで、不動池方面および甑岳方面は利用できません。
甑岳:白鳥温泉下湯から、「アバンダントしらとり郷土の森」を利用したコースの登山のみ可能。
→
詳細(えびの市サイト)
■
えびの高原 硫黄山周辺、有毒火山ガス(硫化水素・二酸化硫黄)分布図を見ての感想(2/27当サイト内ブログ記事)
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えびの高原(硫黄山)の火山活動情報(2016年2月19日更新)
16日に「霧島火山防災連絡会」で決定した、硫黄山火口周辺の立ち入り規制は、19日15時より実施。
→
えびの市サイト内関連ページ
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えびの高原(硫黄山)の火山活動情報(2016年2月18日更新)
だいち2号干渉SAR(レーダセンサ)による地殻変動の確認において、2015年11月6日から2016年2月12日の14週間で硫黄山火口南側を中心とした直径300m程度の範囲で、
最大4cm程度の地殻変動(隆起)が確認されたようです。(速報値)
国土地理院によると、今回の解析では、
規制されていない登山道付近でもごく僅かな隆起が観測されているとのこと。
リンク:
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の火山活動に関する情報/国土地理院 2016年2月18日
参考まで・・、昨年だいち2号が6cmの隆起を確認した箱根大涌谷は、その1月後に噴火したとのことです。何事もなければ良いですが・・。
→
当サイト内ブログ(火山関連カテゴリ)
だいち2号干渉SARによる地殻変動解析(3/8 速報値)3月8日に国土地理院より発表された、2016年2月8日〜2016年3月7日の期間の、では、ノイズレベルを超えるような変動は見られないようです。
■ 2月16日、国や、鹿児島県、宮崎県と霧島山周辺の自治体で作る「霧島火山防災連絡会」は、これまでの硫黄山登山道400mの規制に加え、登山道から東のくぼ地などの一帯を立ち入り禁止にすることを決めた。今後、えびの市が、最終決定を行う予定とのこと。
連絡会に参加した、火山噴火予知連絡会副会長の「石原和弘京都大名誉教授」は、硫黄山の現状について「緩やかなエネルギーの解放がなされているところ。火山活動がさらに活発化する兆候はない」と解説。火山噴火予知連絡会の藤井敏嗣会長は別の記者会見で、「硫黄山で火山活動が高まっていることは確かだが、火山性微動が増えていることだけで噴火するかどうかは判断できない。一方で、現在の状態からは、噴気が出ている周辺では火山ガスの濃度が高まったり、火山ガスや熱水が突然噴出するおそれがあるので、地面の温度が高いところには決して近づかないでほしい。今後、活動が高まった状態がどの程度続くのか、活動の推移を見る必要がある」と話しています。
※ニュース記事等を参照すると、噴気孔の近く(おそらく70m程の距離ではないでしょうか?)を通る、韓国岳登山道はエリア外となるようです。
通る際には、硫黄山は活火山であることから、噴出現象が突発的に発生する可能性があることに留意してください。
《2016〜2015年の火山情報などの記録》
- 硫黄山周辺で、2月10日午後4時57分頃より、火山性微動を2分間観測、14時43分頃にも、40秒程度の火山性微動、これらの微動に伴い硫黄山の北西方向が僅かに膨らむ変化、火山性地震も18時までに4回記録。ここのところ火山性微動続いております。要注意
霧島山(えびの高原(硫黄山いおうやま)周辺)の火山活動解説資料(PDF)(2月9日発表)
- 硫黄山周辺で、2月8日午後0時50分すぎ火山性微動を2分間観測、微動に伴う硫黄山の北西方向が僅かに膨らむ変化、火山性微動2日連続は初。
- 硫黄山周辺で、2月7日午後7時6分ごろから、およそ5分間にわたって火山性微動を観測、微動に伴って硫黄山の北西方向がわずかに隆起するような地盤の変動も観測、その後、火山性地震が増加、7日午後9時までに8回発生。
- 2月4日、硫黄山にて高濃度の硫化水素が観測された為、硫黄山への登山道の一部(地図PDF)(約30m)が立ち入り禁止(硫黄山付近の韓国岳登山道は通行出来ますが、近寄らないほうが懸命かも知れません)。
- 硫黄山周辺で1月2日夕方、火山性微動をおよそ2分半、観測、火山性微動発生後に火山性地震が一時的に増加、2日は午後7時までに14回発生した。
- 《火山情報 2015年12月》12月14日、えびの高原の硫黄山火口内の南西側で弱い噴気を確認。硫化水素も検知。20日には、振幅のごく小さな火山性微動が2度にわたって観測された。硫黄山は18日より、登山道外への立入規制されております。2016年度より硫黄山に噴火警戒レベルが適用される予定。
- 11月11日、硫黄山周辺での火山活動がやや高まっており、えびの市は、硫黄山火口周辺への立ち入りや、臭気が感じられる場所での休憩を控えるよう<注意を促す看板を硫黄山火口周辺10ヶ所に設置。
- 11月2日、福岡管区気象台は大浪池付近で地震が急増したと発表。(震源は大浪池の南西約2キロ付近)。午前10時までに20回を観測、鹿児島県霧島市では体に感じる揺れも。
硫黄山では10月28日と31日に登山道で硫化水素の臭いが確認されています。えびの市は、2日午後、硫黄山の中腹2か所に観光客や登山客に注意を呼びかける看板を設置。においを感じるところでは休息を控えるようにとのこと。
- 10月31日午後1時ごろ、硫黄山周辺で、継続時間が2分30秒程度の、振幅の小さな火山性微動が発生。火山性微動発生前後に、火山性地震が増加、同日午後3時までに合計17回発生。
- 10月19日午後、硫黄山周辺で地下のマグマやガスの動きを示すと考えられる振幅の小さな火山性微動をおよそ3分半にわたって観測。微動に伴って僅かに山が盛り上がる地盤変動も観測された。10月27日には火山性地震が10回発生。28日実施した現地調査では、硫黄山の一部で明らかに感じる程度の硫化水素臭が認められたようです。気象庁はガスなどの小規模な噴出現象が突発的に起きる可能性があるとして、注意を呼び掛けています。
- 7月26日、硫黄山周辺で、マグマや熱水の移動を示すとされる火山性微動が発生。わずかな地殻変動も確認された。火山性地震も1日あたり10回を超えており、気象庁は、今後、小規模な噴出現象が突発的に起こる可能性があるとして、注意意を呼び掛けている。
- 7月5日、硫黄山周辺で火山性地震が急増、1日に24回記録。一日に20回を超えたのは去年4月以来。火山性微動などは観測されていない。
- 5月1日
霧島連山 えびの高原硫黄山に出されていた「火口周辺警報」が5月1日、半年ぶりに解除。参照
これに伴い、通行止めとなっていた県道1号小林えびの高原牧園線の通行止め解除、硫黄山周辺登山道(韓国岳登山道・甑岳周辺の池巡り探勝路など)も入山規制解除となりました。
霧島連山 新燃岳(レベル2 火口周辺1Km規制)、御鉢(レベル1)の規制については従来通り変更なし。これまで同様、新燃岳・中岳・獅子戸岳・大幡山等には入山不可。
えびの高原 硫黄山周辺の規制は解除になりましたが・・・
警報の引き下げは「安全宣言」ではありません。いつ噴火が起こるか分かりません。
2014年9月、突然の噴火で、57名もの死者を出してしまった「御嶽山」のように、火山の噴火予知・規制を行うのは難しい実情も認識しておく必要があります。気象庁は硫黄山に噴火警戒レベルの設定を検討しているようです。(5/2記)
※これ以前の記録は→こちらの別ページを参照願います。
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