霧島連山韓国岳で小学生が遭難死亡

霧島連山 韓国岳で小学生(小学5年生)が遭難 死亡


2009年10月、秋の行楽で賑わう霧島連山韓国岳で小学生が家族で登山中に遭難、死亡、という痛ましいニュースが報道されました。
関係者の方の気持ちを考えると、こういったページをアップ、記録に残すのはどうかとは思いましたが、二度とこのような事故が起きない為にも、登山される方への告知の意味もこめ、あえて書き残すことにしました。

[事故の概要]

A君(宮崎市内に住む小学5年生11歳・男性)は父、母、妹、祖父とともに、10月31日午前11時20分ごろから韓国岳山頂を目指し、一般的な韓国岳(1,700m)への登山道起点てある、えびの高原(標高約1,200m)より登り始めました。

A君は2合目付近(約1,400m)から家族と離れ、単独「先に行くね」と言って1人で進み、行方が分からなくなってしまった。
家族が韓国岳頂上についてもA君は見当たらなかったため家族は下山、午後3時20分ごろ、署に通報した。
A君は長袖のTシャツにパーカ、ジャージー姿でリュックサックには500mmリットル入りペットボトルとおにぎり二つ、お菓子が入っていたという。

10月31日は紅葉の時期でもあり、好天で登山客も多かったようで、当日の昼ごろ、韓国岳山頂から大浪池に下りる登山道の中間付近と、大浪池の周回コース分岐付近にある非難小屋付近でA君らしき小学生の目撃情報があった。

翌、11月1日、雨・風・霧という厳しい条件下で消防団・*陸自他、1,100人が捜索にあたるも手がかりなし、悪天候で二次遭難の危険も出たため、捜索は午後5時で打ち切られた。

自衛隊は地元警察、消防等で捜索したが発見に至らなかったため、31日(土)宮崎県知事及び鹿児島県知事から災害派遣要請がなされ、二日間で 人員 延べ約1,580名  車両 延べ約260両  詳細(防衛省自衛隊サイト)

翌、11月2日朝より1,200人での捜索開始、午後0時25分頃、A君は韓国岳8合目(1,650m)付近で、地元消防により心肺停止状態で見つけられた。
午後3時12分、搬送先の宮崎県小林市の病院で死亡を確認


発見された場所は、韓国岳山頂と大浪池を結ぶ遊歩道沿い高さ約3メートルのがけ下で、A君はあおむけに倒れており、頭蓋(ずがい)骨を骨折していた。
死因は低体温症で、死亡推定時刻は11月1日未明から早朝にかけてとみられている。

先に登頂して、親かなかなか来ないので、心配になり、戻ろうとはしたものの下山路を間違え、来たときとは違う大浪池側へ降りてしまったのでしょうか、それとも大浪池へ向かう登山客の流れに乗って韓国岳山頂方面へ行かず大浪池方面へ行ってしまったのでしょうか。

韓国岳頂上からは複数の登山路が分かれており、これまでも家族やグループにはぐれ、道に迷った小中学生の遭難騒ぎが起きているようです。

実は私も以前、韓国岳山頂から降りる際、間違えて大浪池方面に降り始め、途中で気が付いてあわてて山頂へ戻った経験があります。韓国岳頂上付近は何もない岩山ですので、目標物等もなく、標識を良く見て下山しないと間違えます。

[韓国岳山頂より下山途中にある大波池への下山路の分岐点付近]



えびの高原や、大浪池はこの時期、紅葉シーズン、当日は天気も良く、韓国岳や大浪池は大勢の登山客で賑わっていたでしょうし、登山道を外れなければ遭難するようなことはまず無いと思っていたのですが・・・。
何故、登山道から外れたところへ行き、滑落してしまったのでしょうか・・。

登山道からひとたび外れれば、そこは手付かずの自然、あらゆる危険が潜んでいる事は事実です。
登山路の整備された山とは言え、今一度、気を引き締めて望まなければならないと感じた次第です。

亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。








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