宮崎県高千穂夜神楽 上田原(カミキタバル)神楽の一部の写真をご紹介します。
この写真は平成18年度(平成19年2月)、高千穂町上田原で奉納された高千穂の夜神楽を撮影したものです。
高千穂 上田原神楽平成30年度夜神楽日程平成30年2月10(土)〜2月11日(日)時間:舞い込み 午後4時頃から 夜神楽午後5時頃から 会場:上田原公民館(高千穂町中心部から車で15分) 駐車場あり 国指定重要無形民族文化財 高千穂の夜神楽 の概略高千穂地方に伝承される神楽は、天照大神が天岩戸に隠れられた折に岩戸の前で天鈿女命(あまのうずめのみこと)が調子面白く舞ったのが始まりと伝えられ、高千穂では永い間高千穂宮を中心としてこの神楽を伝承して来ている。毎年11月の中旬から翌年2月にかけて各集落で三十三番の神楽を奉納し、秋の実りに対する感謝と翌年の豊穣を祈願するものです。 高千穂の夜神楽は出雲系の里神楽であり、33番の舞曲から成り立つ。 33番は観音様は33の化身により人々を救うという「天の33天」の思想によるものといわれている。 上田原神楽高千穂の上田原神楽は高千穂の夜神楽の中でも一番最後、毎年節分、立春を過ぎた2月10日に行われていたことから(春告祭り)とも呼ばれているそうです。従来は、11の小組(こぐみ)の輪番で、毎年2月10日より2月11日(建国記念の日)にかけ夜を徹して奉納されておりましたが、平成25年から2月11日前の土曜日に上田原公民館で奉納されております。 平成十九年度「高千穂 上田原神楽」番付開催日 平成19年(2007)2月10日〜11日 * ()内時刻は平成十八年度番付のおおよその目安時刻。各番付等は高千穂内でも地区により若干違います。 このページ以外にも下記のリンク先ページに写真があります。
上田原(熊野神社) 上田原(今狩) 神楽宿 戸高香さん宅 写真は全番付の内、一部のみ掲載 。 主な画像はクリックすると別ウインドウに1024pixに拡大しますが素面(すおもて)舞については肖像権等もありますので680pixサイズにしております。 [初穂料の奉納] 入場料のある観光向けの神楽では特に必要ありませんが、本番の夜神楽では見学者は供物を持参、奉納します。 通常は受付があるので焼酎2升、または現金3,000円程度を「初穂料」として包んだものを奉納します。 これは、神社でのお賽銭と同じ意味合い+ほしゃどん(神楽を舞う方)へや神楽宿への感謝の気持ちであり、「ふるまい」の食事代やお酒の対価ではありません。 |
東の神座には面様(おもてさま)を置き、神酒や米、野菜、餅等が供えられる。 |
三番 神降し神楽宿(神庭)を祓い清めて八百万神を勧誘する重要な舞。 |
五番 杉登り新しくこしらえた神殿(みあらか)に神が杉を伝わって降臨し村人を祝福する舞。 |
六番 袖花鈿女命が天照大神のお使いにて猿田彦神をお迎えに行かれる舞であり、四季の順運と五穀豊穣を祈願する舞。 |
七番 地固め剣、即ち水の徳で耕地をうるおして国造りをする。宝渡しは護符の剣を氏子代表又は宿主に渡す式。 |
八番 幣神添幣による祓いの舞、願成就の舞。ここでは後ろ向きに面様を付ける道化荒神も舞った。 |
九番 沖逢水神を祭る火伏せの神楽、天孫降臨の時、天村雲命が真名井の水種をこの地に申し降ろした時の舞。 |
十番 太刀神添太刀の神威により災厄を払う舞 ハレワイサのサアという舞手のかけ声が入る荒々しい曲技的な舞。 |
十一番 住吉住吉神の海神の舞、稲荷神楽ともいう。最初から歌がいる。 |
十二番 火の前外注連を祭り天照大神の出御を祝福する神送りの舞麻のついた大幣をもつ、高千穂神楽特有の舞。 |
十三番 四人武智山の神水の神の威力を象った舞。 |
十四番 山森分水嶺の龍神が山の神の神格を帯びる。山岳地帯の最も素朴な舞、山の神と二頭の獅子が出る。 |
十五番 柴荒神神が柴に乗り神庭に入る。後に神主と問答の問答がある。 |
十七番 地割りカマドを礼讃し家々の平和を祈願する舞。カマド(台所)より登場する。屋敷祭りをする神主と問答あり。 |
十八番 五穀穀神なった五人の舞人が各々膳に穀をのせ持ち舞う、五穀は(米、栗、大豆、小豆、稗)、豊作に感謝しここではせんぐ餅を巻く。 |
十九番 御神躰(杵舞・酒こし)杵舞いに続き、陰陽二神(イザナギ・イザナミ)による国生の舞い、本来は新穀感謝祭(新嘗祭)を祝う為に男女の神が新穀で酒をつくり神前に捧げる神楽。 |
二十一番 岩潜と神楽宿の様子。剣の舞、岩潜りの語義は、岩間を走る激流の意味で、太刀をくぐる舞の手があることからその名がついたとされる。 二十一番以降の番付の写真はありません。 こちらのサイト(高千穂写真ギャラリー「高千穂の夜神楽」(上田原神楽)2006年度)に詳しく掲載されておりますので参照願います。 このページの画像の肖像権、プライバシー権について・・ |
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