記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI     
        


 

記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ 
つれづれ つぶやき By MORIMORI

【029】 本の紹介 「一個人」別冊 完全保存版「古事記」入門

今年8月に発行されたムック本です。古事記入門に最適、わかりやすい本です。

背景の写真は 宮崎神宮参道のライトアップ    
 



月刊「一個人」(いっこじん)という雑誌があります。「サライ」等と同じように、どちらかと言うと、中高年の読者を対象にした「おとな」向けの雑誌です。 (当方の写真も掲載いただいたことがあります。)
この月刊「一個人」の2012年4月号特集「古事記入門」を再編集し、別冊ムック本として、完全保存版「古事記」入門が先月発売されました。
先日、私も購入しましたが、分かりやすく、写真・絵・イラスト等も多く、見てて飽きない、日本書紀の事も一部書かれておりますし、「記紀」を知る入門編として最適な本ですので、ここでもご紹介しておきます。







完全保存版 『古事記入門』

 - 目次の紹介 -

第1部
 記紀神話の舞台を歩く
 記紀神話ゆかりの土地や神社を紹介
 大国主命の出雲、天孫降臨、
 日向三代の高千穂・日向、天照大神の伊勢

 天下平定を成し遂げた雄神イワレビコ
 高千穂から大和までの軌跡
 神武東征の舞台を辿る


第2部
 『古事記』とは何か?
 作ったのは誰か? 果たして史実なのか?
 『古事記』にまつわる謎を徹底解剖

 『日本書紀』とは何か?
 「古事記」編纂から8年後に完成した「正史」は
 「日本国」の歴史をどのように世界に伝えたのか?

第3部
 『古事記』の
 物語を読み解く

 伊邪那岐命と伊邪那美命の
 国生みから
 歴代天皇の物語まで
 日本神話の世界を徹底解説

第4部
 『古事記』の時代の人々は、
 どのような生活をしていたのか?

 衣食住から幻の出雲大社の高層神殿まで
 古事記の時代を3DCGで徹底再現!。
 「一個人」 別冊 完全保存版「古事記」入門 amazonリンク
ムック: 114ページ
出版社: ベストセラーズ
発売日: 2013/8/9
寸法: 28 x 20.4 x 1.2 cm

通販で購入→ amazonリンク(価格¥ 680 通常配送無料)


 本書は月間『一個人』2012年4月号の記事を再編集したものです



本文中、気がついたこと・・・

14ページ 写真の説明部分より引用
“(左下)高千穂峰西麓の高千穂河原にある霧島神宮址(天孫降臨神籬斎場)。”とありますが、写真に対しての説明文が間違っております。

雑誌掲載のこの写真は、高千穂峰と御鉢の鞍部、古宮跡に、建立された鳥居と祠の写真です。
欽明天皇の時代(6世紀 530年〜568年)、高千穂峰と御鉢の鞍部(脊門丘と呼んでいた)に、社殿があり、 延暦7年(788年)の噴火で焼失、無くなりましたが、この古宮跡に、近年に建立された鳥居と祠の写真です。

説明の高千穂河原にある霧島神宮址は、御鉢・高千穂峰への、登山口(高千穂河原)の数百メートル上部にあります。この社殿は、天暦年間(947年〜957年)性空上人により移されたものですが、この社殿も後に霧島山の噴火で焼失します。
「天孫降臨神籬(ひもろぎ)斎場」は、この社殿跡に、昭和15年(1940年)皇紀2600年記念事業の一つとして、作られたもののようです。  

当サイト内関連ページ
 → 天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)(古宮址)の写真
 → 霧島六社権現 上空上人開山
 







宮崎県が この本の背表紙に広告を出しておりましたので、掲載しておきます。 


このシリーズ 青島バージョンもあるようで、Web上で見かけたことがあります。
観光地で人はいますし、古代衣装のモデルを置いての撮影は、大変だったのではないでしょうか。(拡大あり)

宮崎県 広告 神話の源流へ。 天安河原ver.



【別件】

近々開催、神話のふるさと県民大学 / 産経大法学部 記紀関連公開講座のお知らせ

(県立図書館でいただいてきた案内をスキャンしたものです。)

神話のふるさと県民大学


県内外の多彩な講師陣による全6回のリレー講座(第1回9月29日)と、テレビのコメンテーターでもおなじみの明治大学教授 齋藤孝さんの講演会が開催。  詳細 申し込み等の案内は → 旬ナビサイト内ページ

■ リレー講座1 「日向神話の魅力〜古事記の記述を中心として」
    講師:大館真晴氏(宮崎県立看護大学准教授)
■ リレー講座2 「世界神話と日向神話」
    講師:平藤喜久子氏(國學院大学准教授)
■ リレー講座3 「神話とともに生きる」 
    講師:赤星たみこ氏(漫画家)
■ リレー講座4 「日本神話のメッセージ -日向から-」 
    講師:上野誠氏(奈良大学文学部教授)
■ リレー講座5 「古事記の夜明けと都城の神話伝説」  
    講師:小柳左門氏(特定医療法人 原土井病院院長)
■ リレー講座6 「古事記ワンダーランド 出雲/日向/熊野/大和/伊勢 土地の霊性」 
    講師:鎌田東二氏(京都大学教授)

■ 「神話のふるさと講演会」 テーマ:声に出して読みたい古事記-日向神話と日本人- 
    講師:齋藤 孝 氏(明治大学教授)
■ 神話のふるさと県民大学■ 神話のふるさと県民大学







宮崎産業経営大学 法学部

古事記 日本書紀編さん1300年記念関連公開講座


第1回 古事記と日本書紀 いわゆる日向神話を中心に
 『古事記』と『日本書紀』に記された、いわゆる日向神話には、共通点だけでなく相違点もありますが、それはどうしてでしょうか。
 第1回は、二つの歴史書と日向神話の基本的な性格を論じます。

第2回 聖徳太子の構想 日本書紀編さんの意図を探る
 聖徳太子は、推古天皇の皇太子だと『日本書紀』に善かれていますが、本当にそうだったのでしょうか。
 第2回は、聖徳太子(厩戸王子)の描かれ方から、『日本書紀』編さんの意図を探ります。

第3回 記紀が生まれた時代 
 『古事記』『日本書紀』は、いったいどのような時代のなかで生まれたのでしょうか。
 第3回は、中央集権国家が確立していく時代状況と、歴史書編纂のかかわりについて論じます。

■宮崎産業経営大学 法学部 古事記 日本書紀編さん1300年記念関連公開講座■ 古事記 日本書紀編さん1300年記念関連公開講座





【別件】


日向神話旅 パンフレット 表紙 














鵜戸の海原


撮影地 : 鵜戸神宮


神門に「記紀編さん1300年ゆかりの地」の幕

鵜戸神宮 神門と朝日



これほど風光明媚な参道を持つ神社はそうないでしょう。

鵜戸神宮 参道にて


台風が沖を通過して数日経っておりましたが、うねりがまだ激しく、砕けた波の泡が風で境内まで舞っておりました。

鵜戸の海原 (鵜戸神宮本殿前にて)










【029】 本の紹介 「一個人」 別冊 完全保存版「古事記」入門



2013/9/21


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記紀編さん1300年の節目、神話のふるさと宮崎県の宝を、お披露目 私設ページ



筆者オススメ本の紹介

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛 

文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。
宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。
私も一押しの本です。
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)
(¥724円 通常送料無料)

(一)日向神話のタブーに挑む。10
(二)高千穂論争、私はこう考える 26
(三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57
(四)妻をめとらば西都原 99
(五)アマテラスは宮崎出身? 126
(六)天孫族、海へ 146
(七)火を噴く神の山・霧島 172
(八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210
(九)薩摩半島はワタツミの国か 236
(十)旅の終わりに 265
 (価格等の情報は記載時点のものです。最新情報は 上記リンク先で・・。)




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