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本 宮崎県の歴史散歩の紹介宮崎県高等学校社会科研究会歴史部会(編集) 株式会社 山川出版社発行読書の秋、と言う訳ではありませんが、全くと言って良いほど知らない郷土宮崎の歴史に関した地を少し訪ねてみようかと思い、前知識を得る為に読んでおります。
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本の内容(項目)は下記の通り
企業城下町と神話・神楽の里延岡の歴史をうつ五ヶ瀬川、神話と神楽の里高千穂、覇者たちの激戦地耳川日向国の中原文教の地高鍋、宗藩鹿児島と佐土原、日向中原の地 西都原、太陽と緑に彩られた宮崎市島津氏の最前線東諸県郡 島津氏発祥の地島津氏発祥の原点 都城、庄内古戦場跡をめぐる、島津の「東口」をいく修験の里霧島山麓修験者たちの霧島、小林に残る旧石器、諸県の山間地をいく、街道の要衝えびの黒潮洗う南の里豊富な海の神話日南、小京都飫肥、古い歴史をもつ漁港、異国情緒を残す串間あとがき 宮崎県のあゆみ、地域の概観、文化公開施設、無形民俗文化財、おもな祭り、有形民俗文化財、散歩便利帳、参考文 献、年表 以上 |
実はこの本の巻頭のカラー写真で二点、これは説明と写真があってないかも?という写真がありましたので記しておきます。 注記:現在の本は改定済、もしくは正誤表が入っているのかも知れませんが念のため出版社にも後日連絡を入れておきました。 その1、写真は都城市の「関之尾滝」ではなく小林市須木の「ままこ滝」ではないでしょうか?![]() ![]() 宮崎の自然、関之尾滝の写真として掲載してある(上記引用・右はトリミング拡大)写真は 周囲の岩の形状、滝の水の流路等を見る限り「ままこ滝」のような気がします。 下記は当方が撮影したままこ滝です。 ![]() ![]() ![]() 左は当方の撮影した関之尾滝ですが、岩・流路も違いますし、関之尾滝は右の方が樹木に覆われており開けておりません。 滝つぼ周囲には岩等も露出しております。 当サイト内ページ→ままこ滝 当サイト内ページ→関之尾滝 その2 西米良神楽ではなく、高千穂の神楽「御神躰」ではないでしょうか?![]() ![]() 米良神楽として紹介している神楽の写真(上記引用・右はトリミング拡大) 下記写真は当方が高千穂で撮影した高千穂神楽の番付「御神躰」です。 本の説明では“西米良神楽 県民俗 12月 児湯郡西米良村 宮中神楽の伝統と狩猟習俗を融合した神楽”とあり神楽の写真紹介されておりますが、この写真は西米良神楽ではなく、高千穂神楽の番付「御神躰」(男女の神が新穀で酒をつくり,、神前に捧げるお神楽で「酒おこしの舞」ともいわれる。)の写真のような気がします。 ![]() ![]() 本の写真を見る限り「おもて様」(お面のことです)の姿、形状といい、動作、採り物、姿等、この写真「ご神体」とそっくりのようですし西米良神楽(村所八幡神楽等)にこのような番付は無かったような気がします。 西米良神楽だと「磐石」なのかも知れません。 撮影されたのは昼間のようですし、背景には古墳らしきものも見え、篠笛を吹く方の前にはマイクスタンドも見えます、実は、私の持っている宮崎の神楽の解説本 おそらくどこかの古墳祭(西都原?祇園原?持田?)でいろいろな神楽が一同に集まり奉納された時があり、その時の写真ではないかと思われ、写真を取り違えてしまったものでは?と思います。 当サイト内ページ→高千穂神楽ご神体の写真 今、訪ねてみたいのは、木崎原古戦場跡かなぁ・・ (追記:その後 行きました → 木崎原古戦場跡) 宮崎県の歴史散歩 |