単焦点Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)・ズームFE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)撮り比べ比較

▶ in カメラ関連 posted 2018.05.31 Thursday / 19:25


SONYの単焦点レンズ Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)と、ソニーの「大三元レンズ」の一つとれるズームレンズ FE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)をそれぞれ55mm、F2.8 F8で撮影、比較したものです。

単焦点55mmのSonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)は、解像に優れ、ソニーのFEマウントでCarl Zeiss(カールツアイス)レンズシリーズの中では価格も一番安く(実売価格7万円代)、人気あるレンズです。

24mm〜70mmの標準ズームレンズ、FE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)は、SONYの最高峰GMasterを冠する標準域ズームレンズのフラッグシップモデルです。

単焦点Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)・ズームFE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)レンズ比較

1920pixに縮小した比較画像

下記4枚の拡大画像は、α7R II(ILCE-7RM2)でのカメラ内現像JPG出原画 7952pix(水平幅)を1920pixに縮小したものです。
クリックすると1920pix幅に拡大します。

ズームレンズになると、構成するレンズの数も多くなり、単焦点レンズに比べると解像度が落ちてしまうのが常ですが、1920pix(ハイビジョン画質)程度では、全く差が分からないと思います。
おそらく四つ切程度に紙焼きしたものでも、差はまずわからないでしょう。

F2.8比較

F2.8 SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)
F2.8 SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)

F2.8 SONY FE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)
F2.8 SONY FE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)

F8比較

F8 SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)
F8 SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)


F8 SONY FE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)
F8 SONY FE24-70mm F2.8GM(SEL2470GM)





撮影した写真など・・・作者のPR(^^)
Youtube MORIMORI

等倍(一部)で SEL55F18Z SEL2470GM 比較



以下は、原画を等倍で抽出、切り抜いたものを比較したものです。

等倍で比較 抽出位置


中央付近で比較すると、F2.8でも殆んど差は無いです。色のりも同等と言えるかと思います。

SEL55F18Z SEL2470GM F2.8中央比較
SEL55F18Z / SEL2470GM F2.8中央比較

SEL55F18Z SEL2470GM F8中央比較
SEL55F18Z / SEL2470GM F8中央比較



左側など周辺は、流石単焦点、SEL55F18Zの方がクッキリしてます。

SEL55F18Z SEL2470GM F2.8左端比較
SEL55F18Z / SEL2470GM F2.8左端比較

SEL55F18Z SEL2470GM F8左端比較
SEL55F18Z / SEL2470GM F8左端比較


等倍で見れば、周辺に差は出ますが、(F2.8以上で考えた場合)両者は概ね同じようなものかなぁーといった印象です。




〔スペック概要〕

デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ SEL55F18Z

希望小売価格 99,000円+税

特長
•主な特長 •35mmフルサイズ対応、開放絞り値F1.8の高性能単焦点標準レンズ
•ツァイス「ゾナーT*」レンズならではの高いコントラストと圧倒的な解像力
•35mmフルサイズ対応のF1.8大口径レンズ
•絞り羽根9枚の円形絞りによる美しいぼけ味
•防塵防滴に配慮した設計
レンズ構成 (5群-7枚)

 SONYサイト内 SEL55F18Z

デジタル一眼カメラα[Eマウント]用レンズ SEL2470GM

希望小売価格278,000円+税

特長
•主な特長 •シャープネスを追求し、高解像度時代に求められる描写力を備えた、ズーム全域F2.8の大口径標準ズームレンズ
•これまでにない水準の高解像設計によって徹底的に解像性能にこだわり、被写体の細部(高周波)まで精密に描写
•新開発の超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズを含む計3枚の非球面レンズを効果的に配置し、絞り開放からシャープな描写を実現
•ナノARコーティング採用により反射を抑えたヌケの良い描写性能
•ED(特殊低分散)ガラス、スーパーEDガラスが色収差を適切に補正し、被写体を鮮鋭に描写
•高精度で静粛性も備えたダイレクトドライブSSM(DDSSM)を採用。静止画・動画を問わず精緻なピント合わせが可能
•新開発XA(extreme aspherical)レンズと新たに形状設計された9枚絞り羽根の円形絞りによる、なめらかで美しいぼけ味
•MFリング、AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタン、ズームロックスイッチ搭載など、プロユースに応える高い操作性
•防塵防滴に配慮した設計
レンズ構成 (13群-18枚)

 SONYサイト内 SEL2470GM




実は、その後・・このSEL55F18Zは売却、新たにSEL50F14Zを購入しました。

当方が、SEL2470GMに加え、「被る」領域の55mmのSEL55F18Zを購入したのは、夜神楽の撮影で、少しでも明るいレンズが欲しかった為ですが、結局、半年間に、数回しか使用せず、私にとってあまり魅力を感じないレンズでしたので、ヤフオクで売却しました。

私が、Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA(SEL55F18Z)を手放した主な理由

逆光時、解放で撮るとパープルフリンジが目立つ。(apsレンズ含め、今まで使用したレンズの中で一番目立つような気がする。

SEL55F18Z パープルフリンジの例(過去に書いたブログ記事より一部転載)

逆光の木漏れ日、金属の反射などではパープルフリンジが結構目に付きます。

a.jpg
SEL55F18Z パープルフリンジの例


上の写真より、パープルフリンジ部を切り出したものが下記

b.jpg
SEL55F18Z パープルフリンジの例

パープルフリンジ

パープルフリンジ



開放(F1.8)時のボケ味が今ひとつしっくりこない。
私の使用目的の場合、このレンズでないと撮れないといったシーンがほとんど無い。(スームでこと足りる)
そつなく良く出来ているレンズとは思いますが、私にとって、軽さとコンパクトだけしか魅力を感じないレンズになってしまい、いつしか防湿庫の隅に・・・。

と言ったような理由です。

幸い人気のレンズと言う事もあり、ほぼ購入価格で売却することが出来、次のレンズ SEL50F14Zの購入資金の一部としました。


その後購入した、Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Zは、デカイですが、F1.4から良く解像し、とろけるようなボケ、大変満足しております。

Planar T* FE 50mm F1.4 ZA SEL50F14Z


レンズ沼
レンズ沼







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