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高千穂神社 ご神木(樹齢800年)の後継苗木が植樹される。

▶ in ニュース・地域の情報他 posted 2016.03.05 Saturday / 07:50



新聞に『鎮守の森残したい。 高千穂神社の樹齢800年とされるご神木の後継苗木が1日、同神社に届き、植樹された。』という記事がありました。

高千穂神社で一番ん大きな国指定の「秩父杉」?と思いましたが、神木は高さ41mと書いてあったので、秩父杉(55m)とは違うようです。
おそらく、拝殿西側に鎮座する境内社「荒立神社」の前にそびえる大杉だとうと察します。
このご神木は、私が始めて訪ねたころから、老朽化しており、幹には縦に亀裂が入り、幹を箍(たが)で締められておりました。

写真をと・・過去撮影したものを探したのですが、秩父杉や夫婦杉は撮れど、この杉を主題とする写真は無く、端に写っていたものです。

高千穂神社のご神木 1
〜 高千穂神社のご神木 〜


高千穂神社のご神木 2
〜 高千穂神社のご神木 〜


老朽化が進むことから、神社の依頼で2014年春に枝を採取、宮崎県林業技術センター(美郷町)や森林総合研究所林木育種センター九州育種場(熊本県合志市)同県の指導林家粟屋克範さん(山都町)の3者が挿し木と接ぎ木で育て、約30株の苗木が育ったという。
残りの苗木は粟屋さんが預かり育て、子孫を残すための母樹とするとか。

DNA分析の結果、苗木は九州の在来品種で最も古くから挿し木繁殖されてきた品種「メアサ」だったようです。

同じ遺伝子を持つメアサについては、熊本県林業研究指導所の研究員だった家入龍二さん(現阿蘇地域振興局林務課長)が03年にDNA調査に取り組み、分布を明らかにしています。

大分県の藤群神社や熊本県の高森阿蘇神社、鹿児島県の霧島神宮、鹿児島神宮などに同じ遺伝子の古木があり、宮崎県内でも天岩戸神社、鶴富屋敷、狭野神社で確認されているようです。(※下部に論文より抜粋した表記載)

老木となった高千穂神社のご神木は、事故防止のため、将来は伐採される可能性があるという。

※ 以上、今回の 記事を書くにあたり参照した新聞:西日本新聞・宮崎日日新聞




興味ある方は論文をご覧ください。

RAPDマーカーによるスギさし木品種メアサのクローン分析 / 家入龍二


九州中南部において古くから造林されてきたスギさし木品種であるメアサのクローン識別を目的として,RAPDマーカーによるDNA
分析を行った。
スギ精英樹特性表により,メアサまたはメアサの別名であるアオスギと表示された精英樹42個体の個体識別を行ったところ,22のDNAタイプに分かれた。
また,九州中南部の社寺等21ヵ所に植えられているメアサの老齢木43個体のDNA分析を行ったところ,20ヵ所41個体が同一のDNAタイプを示した。また,このDNAタイプは,調査した熊本,大分,宮崎,鹿児島の4県すべてで観察された。
この結果から,メアサとよばれるスギの個体群のクローン構成は,一つのクローンが大多数を占めることが示唆された。

論文より
〜 RAPDマーカーによるスギさし木品種メアサのクローン分析より 〜


この論文にアクセスする(PDF)

椎葉村にある矢村杉は・・ メアサとは違うのでようかね?気になります。




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