堀切峠の山桜(ヤマザクラ)の花の写真
山桜(ヤマザクラ)
ヤマザクラ(山桜、学名:Prunus jamasakura)はバラ科サクラ属で、宮城県以南から九州にかけて分布するの落葉高木です。
日本の野生の桜の代表的な種で、和歌にも数多く詠まれております
日本本来の桜です。
サクラの仲間では寿命が長く大木になります。サクラの代表園芸種のソメイヨシノと異なりヤマザクラの多くは
葉芽と花が同時に展開する(開く)ので見た目にもわかりやすく、また開花時期はソメイヨシノより早く(宮崎県南では3月はじめ頃〜中旬)咲きます。
堀切峠のヤマザクラ
鵜戸神宮の森の山桜が毎年2月の終わりには咲き、観光客が「さすがは南国宮崎」とびっくりするのを見て、当時の宮崎交通社長・故 岩切章太郎氏が「
春は峠の桜から」と、
堀切峠に山桜の名所を作ろうと思い立ち堀切峠の手前の山道に、2,000本の山桜を植えたのがはじまり。その後、地元方などと共同で10,000本を目標に、山桜の植栽を行っていった。
参照元 →
みやざきの花101
かつてインターネット上の桜の開花特集などには、堀切峠のヤマザクラは8,000本と書かれいたりしましたが、近年、見た感覚では、その1/10程ではないでしょうか?
場所柄、実際ヤマザクラがあっても見えないものも多くあると思います。
国道220号線沿いを中心に植栽されたものですが、青島バイパス完成後は、旧道は廃道となった部分等も多くあり、見学出来るポイントが少なくなっているのが実情です。
基本的に道路から眺める山桜です、車の場合、周辺は広い路肩もなく、駐車ポイントがないので、じっくり見る場合や落ち着いて写真を撮るならば、堀切峠の駐車場を利用するしかありません。
開花時期・見頃ですが、堀切峠のヤマザクラは、おおむね2月下旬〜3月上旬です。
宮崎県のヤマザクラの開花は、2月終わり頃に日南市鵜戸神宮の北側の道路や、
南郷などで開花をはじめ、ここ堀切峠、そして
綾の照葉樹林などへと北上して行きます。
*写真はクリックすると新しいウインドウで1980pix or 1280pixサイズなどに拡大します。
2023年撮影写真 2枚追加 (3月6日撮影)全体的には先き始めです。

うすべにに 葉はいちはやく 萌えていでて 咲かむとすなり 山桜花
「山桜の歌」 若山牧水
(牧水は郷土の生んだ歌人です)

2014年撮影写真 1枚追加 (3月20日) そろそろ終わりに近づいてます。

2014年撮影写真 2枚追加 (3月5日)

もっと左側もワイドに写したかったのですが、路上駐車の車が2台もおりまして・・。
左手前に、10台分位の駐車場あるのに・・ 駐車場に停めて欲しいなぁーーー。
うらうらと 照れる光に けぶりあひて 咲きしづもれる 山ざくら花
若山牧水
(牧水は郷土の生んだ歌人です)
2013年撮影写真 5枚追加




2013年撮影 ここまで (ページ末にも一枚追加)

堀切峠周辺のヤマザクラは年々寂しくなっている感じがします。
その年の天候等でまばらに咲いたりするからかも知れませんが・・・。
花の付きもなんとなく少ないような・・、木自体がが弱ってきているのかも知れません。
先にも書いた
みやざきの花101に こんな行がありました。
岩切章太郎氏は生前こう述べている。「あるアメリカ人の批評に”
日本には桜の花はあるが、桜の木は一本もない”という一語があった。春になると、花見だ、桜祭りだと桜の花で大騒ぎをする。
それほど、桜の花と日本人とは切り離せぬくらいに深い関係があるが、その大事な
桜の木を一体私どもは平素どう取り扱っているのだろうか。日本人は本当に桜の木を愛しているのだろうか」 ・・と。
トンネルやバイパス等で廃道となった区間沿いに、ひっそり咲くヤマザクラ 2013年3月撮影
2015年3月、同場所を青島バイパス上から見学したところ、お花見の先客が大勢・・@@
※2023年追記:この部分は、開発が進み、ヤマザクラも無くなってしまったようです。
〜花のある宮崎〜「花旅みやざき」 / 堀切峠の山桜(ヤマザクラ)の花の写真
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