2020年 みやざきの神楽フォーラム 配布資料
2020年 みやざきの神楽フォーラム
期日:令和2年11月22日(日) 10時00分〜12時30分
会場:宮崎県企業局県電ホール
講演「みやざきの神楽を考える」
國學院大學教授小川直之氏
パネルディスカッション「神楽を伝える『こころ』
パネリスト
浅ヶ部神楽保存会会長 甲斐晃一郎氏
椎葉神楽保存連合会会長、尾前神社宮司 尾前秀久氏
銀鏡神楽保存会会長 濵砂武久氏
祓川神楽保存会会長 西川嘉宏氏
資料
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講演「みやざきの神楽を考える」
國學院大學教授小川直之氏
神楽舞比較表
パネルディスカッション「神楽を伝える『こころ』
以下は上記画像をOCRアプリでテキスト化したもの
<パネラー紹介>
甲斐晃一郎氏 高千穂町 浅ヶ部神楽保存会会長
第二次世界大戦、お父様が戦死されたことをきっかけに神楽を始めた。高千穂町三田井地区浅ケ部で農業を営みながら 60年以上にわたって浅ケ部神楽を支え、先輩からの教えや、地域の輪を大切に神楽を舞ってきた。日々、先人から受け継いだ舞を後世に繋ぐため、尽力している。
「父と早くに死に別れてから、自分の人生は常に神様とともにあったように思います。ですから舞の所作ひとつをとっても、常に神様への奉仕の気持ちを込めて、丁寧に舞ってきました。」と語る。
尾前秀久氏 椎葉村 椎葉村神楽保存連合会会長(尾前神社宮司)
高校を卒業してすぐに神楽を舞い始める。尾別神社の宮司となり、尾前神楽の保存・継承に取り組むのはもちろん、地元の方や椎葉へ訪れた方が集って楽しんでもらえる山小屋を建てるなど人と人との繋がり、絆、地域コミュニティの大切さを伝える活動を行っている。
「神楽の練習もそうですし、一緒に飲み食いをすること、夜通し神楽を舞うこと、これら全てが地域や人、あるいは自然とつながるために、先祖が授けてくれた知恵なんです。」と語る。
漬砂武久氏 西都市 銀鏡神楽保存会会長
社家の長男として生まれ、幼少期より祖父や父親が朝夕のお勤めで叩く太鼓の音を聞いて育つ。20代半ばより銀鏡神社例大祭時に帰郷し神楽を観る。農林水産省植物防疫所の勤務を終え、定年退職と同時に銀鏡神社祝子となり、現在、若手祝子の確保に地域一体となって取り組んでいる。
「時代の変遷の中で連綿と舞継がれていることの不思議さに思いを馳せています。住民同士の横、先祖達との縦のつながり、生活の節々で意識される山の神の存在が力の源です。」と語る。
西川嘉宏氏 高原町 祓川神楽保存会会長
祓川に生まれ、仕事と両立させながら、諸先輩方から受け継いできた神舞を現代に継承していく事にいつも誇りを持って行ってきた。神舞を未来へ繋ぐ為、伝統を守りながらも時代に合わせた変化を柔軟に受け入れるなど、これからの祓川神楽のあり方を模索している。
「神楽を舞っていると、これは自分達にしかできないことなんだと、とても身が引き締まる思いがするんです。この文化は、自分たちが守っていかなければならないんだと強く思います。」と語る。
内容は、発行時点のものであり、先々変更になる場合があります。
2020年 みやざきの神楽フォーラム 配布資料
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