記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI     
        

 

記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ 

つれづれ つぶやき By MORIMORI


【046】 延岡市 祝子川の「神さん山」(巣ノ津屋洞窟遺跡)

 





今回も いきなりギャラリーです。
延岡市北川町祝子川(ほうりがわ)にある「神さん山」(巣ノ津屋洞窟遺跡)をご紹介します。

祝子川 神さん山 00
祝子川(ほうりがわ)地区にある「神さん山」は、「巣ノ津屋洞窟遺跡」という縄文遺跡の一部です。
「神さん山」は高さ24mと15mの巨岩が支え合って岩屋を形成、中央には、いつの頃置かれたのかはわかりませんが、約2.4mの三角石(造形物)が鎮座しています。 岩屋としての規模は、全国でも最大クラスとの事。
かつては洞穴は奥行きがあったようで、周辺からは縄文時代のヤジリや土器の破片などが出土したようです。
また、明治18年から昭和30年までは祝子川神社が祀られていたようです。

〔地元の伝説〕
祝子川は、生まれたばかりのホオリノミコト(山幸彦)が産湯をつかったことから、祝子川と呼ばれるようになったと伝えられているそうで、ここは.ホオリノミコト(山幸彦)が過ごした岩屋ではないかという説話もあります。

 「ひむか神話伝説」には、祝子川の説明として・・ 以下のように記載されておりました。
“ホオリ(山幸彦)が遊んだ所、とする。(有留秀雄「吾田神話」より) 
祝子とは珍しい読みだが、元々は「はふり」と発音し、神職の事で、祝、祝子、祝部と書いたものが、発音が変化したものと思われる。このあたりは、今山八幡神事を行う「祝」が住んでいた村と言う。”


祝子川 神さん山 01祝子川 神さん山 02
冬至の日には、三角形の岩に日があたるようです。
祝子川 神さん山 03祝子川 神さん山 04

祝子川 神さん山 05祝子川 神さん山 06

鳥居の高さは2.5m程、かなり大きな岩です。人物等、比較対象物を入れないとスケールがわかりませんね(^^;)
日曜日でしたので、どなたかいらっしゃるかなぁ〜と期待してたのですが、滞在中(1時間程)には、私の他には誰も・・・。
三脚を持参していればセルフ出演もアリだったのですが・・いかんせん初めての地、少し山登りがあるという情報をネット上で見ていたもので、軽いカメラにズームレンズ一本のみ、三脚を持参しなかったことを悔やみました。








パノラマ風写真をいくつか・・

祝子川 神さん山 07

祝子川 神さん山 08

祝子川 神さん山 09







祝子川温泉美人の湯の駐車場近くにある、ホオリノミコト(山幸彦)の像。


祝子川温泉美人の湯の駐車場そばに、「ホオリノミコト像」があります。
この像は、宮崎県商工会議所連合会が、神話・伝説による地域づくりのモデルとして、日向神話まつわる神々や、その土地にまつわる方の像の設置を2009年に行なったものです。
県北部では、天岩戸神社(アマテラスオオミカミ)、神楽の館(スサノオノミコト)、道の駅高千穂(アメノウズメノミコト)、特産センターごかせ(イザナギノミコト・イザナミノミコト)などが設置してあります。(像はFRP製です。)

祝子川温泉美人の湯 ホオリノミコト像 10祝子川温泉美人の湯 ホオリノミコト像 11

〔下写真 左〕
ホオリノミコト像のそばに、延岡市 (社)延岡観光協会の説明板があるのですが・・(記載内容を下記に引用)
“ホオリノミコトは、高千穂に降臨したニニギノミコトの子どもあり、日向神話の主役のひとりです。
インターネットの百科事典「ウィキペディア」には、「五ヶ瀬川の支流の祝子川(ほおりがわ)は、ホオリが生まれた時に産湯として使った川と伝えられ、ホオリが田の神であることから流域には雀が生息していないのだという。」と紹介されています。”
と書かれておりました。
本来、自ら情報発信すべき立場にある延岡市や観光協会が現地案内板に、「ウィキペディア」からの引用・・なんだか違和感を感じました。



祝子川温泉美人の湯から400m程で「神さん山」への入り口


〔下写真 右〕

神さん山 概略地図「神さん山」は「祝子川温泉美人の湯」から、大崩山登山口方面に向かって約500m程(徒歩10分・車1分)、道路右手に「神さん山」、「洞穴遺跡」と書かれた標識がにありますので、ここから山に入ります。
※道路を隔てた前に車、車3台分位の駐車スペースがあります。

竹林の中に約240段の石段がありますので、登って行きます。
距離100mと少し、高低差65m程の登りです。サンダル履きはNG、靴はすべりにくいものが良いです。場所はこのあたり(GoogleMap)
途中、竹林の中にも巨石がいくつか見られますのでお見逃し無きよう!!ここは巨石ファンにもたまらないスポットかと思われます。

帰りには、「祝子川温泉美人の湯」につかり、ゆっくりすると良いですよ~。 

館内のお風呂の入り口に、9月に出来たばかりの 宮崎県の「神話の源流へ。神さん山バージョン」のポスターが掲示してありました。

 → 神話の源流へ パンフレットはこちら

祝子川温泉美人の湯 神話説明板 12祝子川 神さん山 入り口 13

祝子川 神さん山への道中 14祝子川 神さん山への道中 15




神さん山へのアクセス

祝子川温泉までのルート 神さん山へのルート 概要


■延岡市内から県道207号経由で約50分
■北川ICから、林道 竜子祝子川線経由で約50分
■大分方面から、R326下赤より林道竜子祝子川線経由で約40分

バス 
延岡市より祝子川終点バス停前まで約70分

東九州道 延岡ICより約30Km

地図

下記地図は神さん山への入り口の位置(目安)です。 
現地案内・標識等を参照してください。
地図:GoogleMap Mapfan Mapion
 マップコード(498 532 460)
緯度経度:N32.43.45.7 / E131.33.40.8(日本地理系)

祝子川への県道207号等は、すれ違い出来ないところも少なくありません、カーブも多いので、スピードはひかえ、運転には十分注意してください。

大崩山(おおくえやま)

周辺は大崩山(おおくえやま)への登山口でもあります。
大崩山 大崩の名称は東側斜面に崩れたように見える風化した花崗岩が露出することに由来するとの事。
祝子川温泉美人の湯の下側には、登山者用の駐車場があり、トイレもあります。

大崩山の紅葉は10月中旬〜11月上旬、祝子川渓谷の紅葉は10月下旬〜11月中旬とのことです。
大崩山は霧島のように、トレッキング気分で登れる山ではありませんので、十分下調べを行ってください。



祝子川温泉美人の湯のリーフレット紹介

記載内容等は、発行時点のものです。  → 下記画像の拡大画像はこちら
祝子川温泉美人の湯のリーフレット 01祝子川温泉美人の湯のリーフレット 02


【046】 延岡市 祝子川の古代遺跡「神さん山」(巣ノ津屋洞窟遺跡)



2014/10/1


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