記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI     
       


 


記紀編さん1300年(神話のふるさと宮崎)関連 つれづれ つぶやき

【019】 本の紹介 鵜戸さん その信仰と伝承 (鵜戸神宮ガイドブックとしても)

鵜戸の地の自然と生活 鵜戸神宮の歴史と信仰 本部雅裕著






【追記】「鵜戸山その信仰と伝承」は、2022年4月現在 増補再訂版が最新版のようです。
20121225 初版
20140509 増補改訂
20171028 増補再訂
が出ております。

出版社:鉱脈社 書籍JANコード:
9784860614690
1920014016004
日本図書コード:0014
発行日:2017-10-28
版:増補再訂版
判型:四六判
横幅*:12.9cm
縦幅*:18.8cm
背幅*:1.4cm
重量*:241g
(*)はおおよその値となります。
頁数:208頁
製本様式:並製
本体価格:1,600円


以下の内容は「初版」に基づく内容です。
ご購入の際には確認をお願いします。
 / 追記 おわり

本の紹介 「鵜戸さん その信仰と伝承」  本部雅裕著


先月(平成24年12月)、地元宮崎の出版社「鉱脈社」より「鵜戸さん〜その信仰と伝承〜」本部雅裕が発刊されました。

鵜戸の地の自然と生活 鵜戸神宮の歴史と信仰

この本は、鵜戸神宮宮司の本部雅裕氏が、昭和17年に鵜戸神宮五代宮司永友宗晴大人が刊行された「鵜戸の宮居」を底本とし、戦後以降、現在の鵜戸さんについてなど、分かりやすくまとめ、鵜戸神宮公式ハンドブックの意味も加味したものです。

こういった本は、神社・歴史・神話などにあまり馴染みの無い一般の方には、とかく難しい話が多いのですが、鵜戸神宮を知る上で、気軽に読める内容で、歴史、スポット紹介など、まさしく鵜戸神宮の公式ガイド本的内容でした。




(帯記載文引用)
この長い歴史の中で、鵜戸さんには人々のさまざまな信仰が複合的にありました。
そしてその信仰の核は、いまでも「鵜戸さん信仰」として脈々と生き続けています。
(中略)
「記紀」に記された神代の巻のおおかたは、日向の国が舞台です。
そして「鵜戸さん」は、「海幸彦山幸彦」の舞台であり、海神の神・豊玉姫命が天つ神の御子である御祭神をお生みになり、さらに御子がお育ちになった、その聖なる地なのです。 本書「はじめに」より 

目次紹介による、本の全体イメージ紹介

一の章 記紀編纂1300年を迎えて

第一節 『古事記』のなかの鵜戸神宮

『古事記』編纂の目的
塩盈珠と塩乾珠
日向三代・鵜茸草茸不合命の誕生
神倭伊波礼琵古命の東遷と宮崎県の神武伝承

第二節 『日本書紀』のなかの鵜戸神宮

の出生と崩御
吾平山上陵


二の章  鵜戸神宮の沿革と信仰

第一節 創始及び沿革

御祭神
創祀
鵜戸の神窟
鵜戸山大権現吾平山仁王護国寺
歴代別当と墓地
明治維新と鵜戸神宮
終戦と御神宝「鵜ノ丸太刀」
歴代宮司のこと

第二節 社殿と境内

本殿と彫刻
玉橋
「免の像」と「いそつぐみ」−神使と神鳥
境内神社
波切神社(波切不動)

第三節 鵜戸神宮の信仰と習俗

安産と育児
亀石と運玉
海上安全と大漁満足
シャンシャン馬と夫婦円満
剣法発祥の地
琵琶と芸能

第四節 鵜戸神宮の祭祀

例祭
祈年祭と新嘗祭
御神田の祭祀
春秋の縁日大祭
恒例の祭祀

第五節 鵜戸神宮を訪れた人々

皇室のご崇敬
高山彦九郎
野田泉光院
名越時敏
橋本徳壽



三の章 鵜戸さん参詣の道
  − 鵜戸山の自然と歴史文化遺産を味わう ー

第一節 鵜戸山の概観

第二節 三つの参道に沿って

本参道(八丁坂参道)
隊道の参道
海岸参道

第三節 境内の参道を行く

神門と社務所
楼門と鵜戸山紙開発石燈籠
吾平山上陵とヘゴの群落
海原とツマペニチョウ
玉橋を渡り神窟へ



附章 名越時敏『鵜戸詣道の記』

おわりに

主な参考文献





ISBN:9784860614690  発売日: 2012/12/25  223 頁 19cm / 価格:¥1,728

宮崎県内の書店なら、おそらく郷土本関連のところにあると思います。

*昨年3月に発刊された、似た書名の「鵜戸」、 副書名: 「神のみこともち」たらむとして/本部雅裕著、という本もありますので、購入の際、お間違え無きよう。
今回ご紹介したのは、鵜戸さん(山は漢字ではなくひらがな)  副書名「その信仰と伝承」です。

当サイト内関連ページ 鵜戸神宮




 鵜戸さん その信仰と伝承
amazonでの 内容紹介

波頭洗う日南海岸の洞窟に鎮座する鵜戸神宮。鵜戸山全体の自然と文化を視野に神仏両道の時代からの歴史と、その伝承を語り、秘話もまじえて宮司が案内する。神宝の三つの玉や本殿内部の彫刻の紹介、明治の廃仏から敗戦後の占領軍との折衝を経ての再興などの歴史秘話など興味深い。

著者について
本部 雅裕 (ほんぶ まさひろ)
昭和26年5月 宮崎県児湯郡新富町新田に生まれる
昭和49年3月 國學院大學文学部神道学科卒業
昭和49年4月 鵜戸神宮奉職 権禰宣 54年3月退職
学校法人旭進学園宮崎第一高等学校、宮崎県立都農高等学校等、社会科国語科講師、春日神社宮司、宮崎県神社庁参事を経て、平成20年3月 鵜戸神宮宮司に就任。
現在、鵜戸神宮宮司。春日神社、新田神社等兼務宮司。宮崎県神社庁副庁長。
著書
『鵜戸山「神のみこともち」たらむとして』(鉱脈社 2012年)

















今回の Kojiki・Nihon-syoki 1300 Anniversary Gallery
今年、平成25年に撮影した「鵜戸神宮」の写真(初お披露目)です。



[楼門二階にかけられた、巨大絵馬の干支は巳、今年も古事記より一節]




[是(こ)の漂(ただよ)へる国を修理(つくり)固め成せ  天つ神のご命令 「古事記」より]




[本殿前の鳥居付近ににあった「手水舎」は平成24年に参道側に移動しましたので、現在は鳥居前が広くなりました。]





[玉橋の手前に移動した「手水舎」、玉橋の向こうは聖域、「結界」の手前に移動したようです。]

以前は混雑する運玉のところでしたし、正月・ハイシーズン時の混雑防止にも良いとは思いますが、玉橋あたりから
見下ろした鵜戸神宮の代表的風景は、以前のように手水舎の銅版葺き屋根があった方が趣があった気もします。






[鵜戸神宮本殿前]




東風の吹く日を選んだのが功を奏し、抜けるような青空と紺碧の海、
宮崎らしく、それは良かったのですが、
海の方は、ベタなぎ過ぎて、白波も殆ど無く、躍動感に乏しい写真となりました。

2013/1/30


画像追加 5月 一枚





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筆者オススメ本の紹介

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛 

文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。
宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。
私も一押しの本です。
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)
(¥724円 通常送料無料)
 ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で

(一)日向神話のタブーに挑む。10
(二)高千穂論争、私はこう考える 26
(三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57
(四)妻をめとらば西都原 99
(五)アマテラスは宮崎出身? 126
(六)天孫族、海へ 146
(七)火を噴く神の山・霧島 172
(八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210
(九)薩摩半島はワタツミの国か 236
(十)旅の終わりに 265

宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク 
→ 梅原猛さんに聞く





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