国富町 籾木池(もみき池)のアジサイ
【最近の情報】2023年、「これまで籾木池のアジサイをボランティアで管理されていた方々の高齢化が進み、以前の用には手入れが行き届かなくなってきているようです。」といった情報を見かけました。
2024年6月初旬 訪れたところ、やはりそのようで、アジサイは最盛期の頃よりだいぶ減ってしまった印象を受けました。
ここは生育も遅いようで、6月初旬時点でまだ小振りで色付も悪く今回写真は撮影しませんでした。
昔 ここでアジサイの選定を行っていた方(おそらく下段記載広報記事にある福田さん)に、アジサイの選定方法など、いろいろお話を伺った事がありました。
残念です。 / 2024年6月記
国富町にある、籾木池(もみき池)の周辺には色とりどりのアジサイ約500本が植栽されており。毎年6月上旬から中旬に見頃を迎えます。
アジサイはやはり、雨の日の撮影がベストでしょう。ということで、6月中旬、あえて雨降る中、撮ってきました。
何度か雨の中で撮影したことはありますが、傘をさしての撮影は、動きもアングルも制約されますし、結構辛いものがありますね(^^;)
やはり、こういった、
雨傘を三脚に固定できる、固定金具みたいなのがあると少し楽なかも知れません。
本当は、少し高い位置から撮りたかったのですが、余裕も無かったです(^^;)
- 【2020年撮影 写真追加】2020年の開花情報:6月10日現在、見頃をむかえている。
➡ 2020年6月記載ブログ記事も併せてご覧ください。

〔 国富町 籾木池(もみき池)のあじさい 2020年撮影 1 〕

〔 国富町 籾木池(もみき池)のあじさい 2020年撮影 2 〕

〔 国富町 籾木池(もみき池)のあじさい 2020年撮影 3 〕

〔 国富町 籾木池(もみき池)のあじさい 2020年撮影 4 〕

〔 国富町 籾木池(もみき池)のあじさい 2020年撮影 5 〕
籾木池(籾木溜池)は“籾木の池(もみぎのいけ)”とも呼ばれているようです。
農業用水を溜めるために大正時代に造られた宮崎県で最も大きなため池で、堤防の高さは23.6m、長さは129mあります。(下段にくわしく記載)

〔 籾木池 堤防(長さ129m)より見る紫陽花 〕

〔 国富町 籾木池(もみき池)の紫陽花 〕

〔 籾木池 堤防(長さ129m)より見る紫陽花 〕

〔 籾木池 堤防下より見る紫陽花 〕

〔 籾木池 堤防下より見る紫陽花 〕
〔 国富町 籾木池(もみき池)の紫陽花 〕
〔 国富町 籾木池(もみき池)の紫陽花 〕
〔 国富町 籾木池(もみき池)の紫陽花 〕
〔 国富町 籾木池(もみき池)の紫陽花 〕
〔 国富町 籾木池入口付近の紫陽花 〕
〔 国富町 籾木池入口付近の紫陽花 〕
籾木ため池の歴史
〜 現地案内文より引用 〜
この地域は、昔から広々とした山林原野であったが、明治時代に県外からの移住がはじまり、大正3年(1914年)にため池を作り始め2年間で県内で最も大きいため池が完成。
このため池から65ha(約3000人の大人が1年間食べるお米をつくる面積)の田んぼに水を引いて稲が作付けされました。
この事業は大正初期の3大開田(山や畑に水を引いて水田を作る事)事業と言われています。
しかし、水不足による争いが絶えず、農家に人達は大変困っていました。
そこで何度もため池や水路の修理を行いました。中でも昭和の初め、初代組合長緒方党太郎(かくたろう)は自分のお金を使って、用水の節約と地力(土地が作物を生育させるための能力)を上げるために一生けんめい努力しあました。
その後、このため池や水路も古くなった為、改修工事を行い、平成3年度に立派な施設が完成しました。
現在では、このため池のおかげで水不足も解消し、お米を中心に千切大根等のさまざまな作物が作られ、地域の発展に大きく役立っています。
籾木ため池の概要
池の周囲 4,000m
池の広さ 15ha(150,000平方メートル)
堤防の長さ 129m
堤防の高さ 23.6m
籾木池(もみき池)の紫陽花(アジサイ) へのアクセス等の情報
地図:GoogleMap Mapfan Mapion
(66 815 491)
緯度経度:N=32.3.46.4 E=131.17.41.2(日本地理系)
駐車場から池へ向かう道へは、関係車両以外は進入されませんよう。
東九州道西都ICから籾木池へは30分程です。
宮崎市内からだと、R40までの道順説明は、大坪の一本桜ページの地図が参考になると思います。
最後に、
国富町(広報くにとみ 2019年7月号)より 引用させて頂きます。
文中の「福田優さん」は私も現地でアジサイの剪定の方法など教えて頂いたことがあります。
※文章のみ引用、写真は リンク先PDFをご覧ください。
籾木池に起きる 笑顔 の循環
親父も好きだった この景色を眺めながらの作業は 楽しっちゃわ〜
梅雨の合間に籾木池を訪れた。 アジサイ越しに広がる大きな池と、その水面に映る青空と山々が美しい。「よか写真が撮れたですか?」カメラを構えていると、作業着姿の男性が笑顔で声をかけてくれた。
堀内区に住む福田優さん(84)。以前はこの籾木池を水瓶とする田園地帯「薩摩原(さつまばる)」の土地改良区理事長を務めてい
た人物だ。その当時、妻のシヅ子さんと北郷村(現在の美郷町)のあじさいロードを見て、大変感激したのがきっかけで、平成18年から、同区会計を務めていた矢野義光・スミさん夫妻 [旭]らと籾木池をバックにアジサイを植え始めたそうだ。
当初は、農村の景観を維持するなどの活動に支払われる「農地・水環境保全向上対策交付金」の助成を受けていたが、現在はボランティアで行っている。4月の施肥から始まり、花が咲くまでの間に3回の草刈り、シーズン終了後は約500株に咲く花の全てを剪せんてい定し、さらに10月ごろまでは月に1度の草刈りを行うなど、管理には相当な労力と時間を要する。それでも福田さんは「楽しい」と言う。
福田さんの父・岩吉さんは熊本からの移住者だ。山間のまちで育ったため、広々した土地で農業をしたいと堀内にやってきた。しかし、優さんが5歳の時に、岩吉さんは急性肺炎で亡くなってしまう。そのため、優さんには、父との思い出がほとんど残っていないが、岩吉さんも、この地域を気に入って選んだことは確か。父も眺めたこの籾木池の豊かな水とその奥にたたずむ山々、青空に流れる雲...周囲の雑木林は四季折々の表情を見せてくれる。何度来ても飽きないと懐かしむように話す。
手をかけた分応えてくれるのはアジサイも人間も一緒。例年は表面に撒くだけの肥料も、今年は土の中に鋤き込んだ。大変だったが大きな花がたくさんついた。訪れたお客さんから「きれいですね。どうやって育てていますか」と聞かれると、我が子が褒められたように嬉しい。福田さんの咲かせたアジサイは訪れた人々を笑顔にし、その人々がまた福田さんを笑顔にする。籾木池には、そんな笑顔の循環が生まれていた。
籾木池 -momiki pond-
その大きさから一見ダム湖のようにも見えるが、実は大正3年に完成した「農業用ため池」。
池の周囲4Km 面積 15 万平方m、貯水量 209万トンは、国内でも最大級の規模。
西都市に隣接する八代北俣の堀内地区の「薩摩原」と呼ばれる田園地帯を潤す。
10年ほど前から福田さんらが、丹念に管理してきたアジサイは、毎年色とりどりの花を咲かせ、池の景観とともに多くの観光客を楽しませている。
多面的機能支払交付金 (旧農地・水環境保全向上対策交付金)
農業や農村は、国土や自然環境の保全、良好な景観の形成など食料の自給にとどまらない多面的な機能を持っており、私たちもその利益を広く享受しています。しかし、近年は農村地域の過疎化や高齢化により、地域の共同活動によって支えられてきた農業の多面的な機能が失われつつあり、管理する農家への負担の増加も懸念されています。農業や農村が持つ多面的な機能を維持するため、町では現在 18 の地域が、この交付金の支援を受け、地域での共同活動を行うなど、地域資源の適切な保全管理を進めています。
/ 引用 おわり
籾木池(もみき池)の紫陽花(アジサイ)(宮崎県国富町)
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