古城神楽(ふるじょうかぐら)
宮崎市古城町 古城神社に伝わる神楽で五穀豊穣を祈願する「春神楽」
33番のうち15番程が伝わっている。
古城神楽の起源は不詳ですが、『日向国神祀史料』巻四の古城神社の頁に「延岡藩調書明治二年古城村丸尾山神社祭神大山砥命祭礼九月初中神楽」とあり、古くから神楽が奉納されていたことが見えます。
現在では古城、山内、山ノ城、時雨各地区公民館を年ごとに持ち回りで奉納し、近隣の宮崎天満宮や恒久神社の祭典でも奉納されています。
古城神楽は、昨年まで、時雨、山ノ城、山内、古城4地区の自治体の公民館を年ごとに持ち回りで毎年、春分の日に奉納しておりましたが、屋外での奉納は、雨の日の対応や準備の負担などを考え、今年より古城中央公民館で奉納する予定である旨の説明がありました。
古城神社
鎮座地:宮崎市古城町時雨3861番地
御祭神:大山祇命(おおやまつみのみこと)
天津彦火々瓊々杵命(あまつひこほほのににぎのみこと)
木花佐久夜比売命(このはなさくやひめのみこと)
古城町中央公民館(神楽が奉納された場所)
場所:宮崎県宮崎市古城町山ノ城5604-3
➡ GoogleMap
日時:令和7年3月20日 13:30~
神事の後、『古城神楽』15番が奉納された。
剣を使った舞が多い印象でした。
霧島信仰の流れもあるようです。
嫁女面では『霧島の峰より奥の雲晴れて はるかに拝む天の逆鋒鉾』と唱えておりました。
笛の音も 高原の神舞と通じるものがあるようにも感じました。
中学高校生を中心とした、若い方ならではのスピード感あふれる舞が多いです。
- 奉社舞(湯浅要作)
- 鬼神舞 高3
- 一本剣 小2(2人)・小4・小5
- 弓正護 中3(2人)
- 二本剣 中1(2人)
- 矢立て 中2(2人)
- 地割鬼神 高1
- 杵舞 高3(1人)+2人
- 三本剣 中1(2人)
- 薙刀舞 高3
- 三人剣 中1(3人)
- 輪くぐり 中3
- 嫁女面 1人
- 四人剣 中1(1人)・高1(1人)・高3(2人)
- 田之神 1人
例年だと、「弓正護」の後に、「太玉」なのですが、今年は番付にありませんでした。
奉社舞(ほうしゃまい)
鬼神舞(きじんまい)
一本剣(いっぽんつるぎ)
弓正護(ゆみしょうご)
二人剣(ふたりつるぎ)
矢立て(やたて)
地割鬼神(じわりきじん)
杵舞(きねまい)
三本剣(さんぼんつるぎ)
薙刀舞(なぎなたまい)
三人剣(さんにんつるぎ)
輪(わ)くぐり
嫁女舞(よめじょまい)
四人剣(よにんつるぎ)
田之神(たのかみ)
あとがき/余談
以前、「古城神楽」は 過去にどこかで見た記憶が・・
帰宅後、ブログを検索して思い出した・・
宮崎市恒久鎮座「恒久神社」の春祭りで奉納された時、一度見たことがありました。
宮崎の神楽と特殊神事 宮崎県神社発刊によると、“近隣の宮崎天満宮や恒久神社の祭典でも奉納されてい
ます。”と記載されておりました。
旧暦3月4日(新暦の近い日曜日に)に、恒久神社で 午後より6番程の舞を奉納しているようです。(現在の状況は未確認)
➡ 当時「恒久神社」で見学した時のブログ記事
➡ 今回のブログは「面」を中心に掲載。
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