![]() 丸目の乳岩様 宮崎県宮崎市清武町![]() 宮崎県宮崎市清武町丸目 地図 GoogleMap Mapfan Mapion ![]() 付近の道路に「乳岩様」の案内看板がありました。 緯度経度 N=31.50.13.2 E=131.21.29.3(日本測地系) 乳岩様 乳岩神社宮崎市清武町、荒平山のふもと、丸目の集落の手前から北西へ進んだ場所に、「乳房の形をした二つの岩」があります。岩屋の天井部分に、乳首のように直径30-40cm程の2つの丸い岩が出ており、下には祠が祀られ、乳岩神社と命名されています。この乳房の形をした岩は、次のような伝説があって、昔から乳岩様として信仰されている。 ![]() 伝説神代の時代、ホオリノミコト(山幸・ヒコホホデミノミコト)が、海神の国から帰国すると、トヨタマヒメがその後を追ってきた。そしてトヨタマヒメは鵜戸の岩屋(鵜戸神宮)で、急な産気にあわてて、鵜の羽での産屋を作りはじめたが出来上がらぬ内に子(ウガヤフキアエズノミコト)をお産みになった。 しかし、竜の姿でのお産をするところをホオリノミコトにのぞき見られたことを恥じたトヨタマヒメは海神の国(竜宮)に帰ってしまう。 後父命、始め神々たちは、その赤ん坊を連れて丸目乳岩様に御乳水もらいに来たと言う伝説がある。 ![]() ![]() 「丸目の乳岩さま」(清武町の民話)地元の伝承では、ヒコホホデミノミコトとタマヨリヒメは、乳飲み子だったウガヤフキアエズノミコトを連れ、鵜戸の宮(日南市)から狭野の宮(高原町)へお出かけになりました。荒平山(丸目山)のふもとにさしかかられた時、タマヨリヒメに抱かれたウガヤフキアエズノミコトが、腹を空かせ急にお乳を欲しがり、姫は、お乳を飲まされようとされましたが、お乳が出ません。ふと目を右に向けると、「岩肌に乳房の形をした二つの岩」から、白いしずくが落ちています。 タマヨリヒメは、そのしずくを手のひらに受けて、口にされると、それはお乳でした。姫は、さっそく竹の筒にその乳水を入れて、お飲ませになりました。すると、おいしそうにお飲みになりました。この伝説から岩は「乳の神様」と祭られ、村人たちは二本の竹筒に甘酒を入れて、それをこの神前にお供えして「お乳がたっぷり出ますように。」と祈願するようになりました。 ウガヤフキアエズノミコトは後に日向神話三代の王となり、その後育ての親タマヨリヒメと結婚します。間に生まれた一人が後の神武天皇となるサノノミコトです。 日南市の鵜戸神宮には、お乳岩の伝説があります。 |
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三つある? 乳房乳房らしきものは、合計3つあります、最近のインターネット上の説明等では右側にある二つを示しているようですが、県サイト内、 みやざきの神話と伝承101 丸目山の乳岩様 の写真では左側の二つを示しているようにも見えます。 ![]() |
丸目の乳岩様 概略マップ清武沓掛の交差点(清武南ICの案内板あり)から行かれるとスムーズに行けると思います。 地図中、茶色の道は狭いので運転にはご注意を。虫のいそうな時期は、虫対策を忘れずに・・。 ![]() 日向神話の系図![]() |
砂岩ノジュール地質的には付近は宮崎層群(700万年前)の厚い砂岩。これは「砂岩ノジュール」と呼ばれているものだそうで、一般的に堆積物中にできた塊で、化石や砂粒を核として、岩石中のケイ酸や炭酸塩などが濃集沈殿しながら固まってできたものとされているそうです。 近くの高速道路の工事中に直径約1m、重さ約1.3tもの球状の岩塊が発掘されたそうです。 以前の、鳥居は木の無垢色だったようですが、今回訪れた際には、朱塗りになっておりました。 丸目の乳岩様 宮崎市清武町記紀編さん1300年 記念ページはこちら |
![]() PHOTO MIYAZAKI 宮崎観光写真 宮崎の観光、旅行の参考になれば幸いです。 このページへのリンクはフリー/連絡不要です。BBS、ブログ等からもご自由にどうぞ。 メールはこちら。
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