記紀編さん1300年 宮崎関連     
            
願いの鐘 「天の金山の鐘」(あまのかねやまの鐘)

願いの鐘 「天の金山の鐘」(あまのかねやまの鐘)

恋愛成就などを願う「幸運のパワースポット」
今年5月に、都城盆地や高千穂峰など霧島連山を一望できる、都城市梅北町の金御(かねみ)岳(472m)に、願いの鐘 「天の金山の鐘」(あまのかねやまの鐘)が完成しました。

願いの鐘 「天の金山の鐘」(あまのかねやまの鐘)

金御岳は、古くは修験道の山。「天の金山」は地元の愛称です。
「天の金山」の名称で親しまれていることから、ここを訪れる方の心を清め願いや希望を天に託すため、その象徴として「天の金山の鐘」を地元の農業者などでつくる中郷地域経済活性化対策協議会が創立30周年を記念して設置したものとの事。

鐘は直径25cm、高さ20cm。高さ3メートル、幅2メートルのハート形支柱につり下げられ、足元にはハート形の敷石があります。

こういったロケーションに、こういった鐘は・・ありがちですが、ハートの中に霊峰高千穂峰が見え、なかなかの眺望ポイントです。
こちらもおなじみ? > 横の金網には、いくつか南京錠等がかかっておりました。


金の御嶽(かねのおんだけ)中郷村誌より

現地掲示物より〜“古事記にある“天の金山”は、この山で、三種の神器の一つ、ヤタノカガミはこの天の金山の鉄(クロガネ)を鋳て造られたという言い伝えはる旨の説明書きがありました。〜
諸説あるようです・・。詳しくは下記を拡大してご覧ください。
金の御嶽(かねのおんだけ)中郷村誌より
〔 金の御嶽(かねのおんだけ)中郷村誌より 〕


金御岳には、天の金山の神を祀る金御岳神社が鎮座していたようですが、明治18年(1885年)の台風による暴風で社殿破損、裾にある、黒尾神社へ合祀されたとのことです。金御岳の後、黒尾神社を訪ねてみました。


黒尾神社

御祭神   伊那那美神(いざなみのかみ)・火産霊神(ほむすびのかみ)
金山彦神(かなやまひこのかみ)金山姫神(かなやまひめのかみ)

「庄内地理志」によると、永和三年(1377)伊東・相良・北原の連合軍に都城が包囲された際、志布志より救揺に駆け付けた島津氏久が天ヶ峰の北にあった愛宕宮に祈願し、勝利を収めたので.、新たに愛宕社を建立し、黒尾権現と称したという。
 明治六年(1873)一月、村社に定められる。
もとは梅北町字黒尾原に鎮座していたが、同年十月末、旧神柱宮の社地に遷座した。
また明治十八年(1885)九月には金御嶽神社を合祀した。

ここは、かつて、神柱宮があった地のようです。 地図 → Google Map

黒尾神社
〔 黒尾神社 〕



金御岳 願いの鐘 「天の金山の鐘」(あまのかねやまの鐘)アクセス等の情報

地図:GoogleMap Mapfan Mapion マップコード(117 279 236)
緯度経度:N31.39.35.9 E131.4.56.2(日本地理系)

金御岳公園へのルート(車)

住所:〒885-0063 宮崎県都城市梅北町11449-60
金御岳概略マップ金御岳公園へのルートは 荒松林道(上安久町)、天ヶ峯林道(大浦)、金御岳林道(斧研)、 西の浦林道(222号線安久)、ふるさと林道:昔はサシバ林道と呼んでいたような気がします。(国道222号鼻切峠)等あるようですが、都城市街地方面からだと国道222号からのルートが分かり安いかも知れません。
西の浦林道(222号線安久)は舗装はしてありますが、狭く、急坂の林道です。はじめての方は、ふるさと林道(サシバ林道)経由が道路も広く、走りやすいと思います。
願いの鐘 「天の金山の鐘」はサシバの館の後ろ側(地図では下側)にある、山頂への階段を登り、最初の展望台にあります。 金御岳公園周辺地図(現地マップを撮影)
〔 金御岳公園周辺地図(現地マップを撮影) 〕

金御岳の紹介

金御岳は秋(例年10月10日前後)に、サシバ(猛禽類)の渡りを見ることが出来る、全国でも有数の観察ポイントとなっており、この時期になると野鳥ファン・ウォッチャ−で、大変賑わいます。
都城盆地一帯を一望出来、正面には霧島連山、夜景も綺麗です。
金御岳より見た朝の霧島連山
〔 金御岳より見た朝の霧島連山 霧に浮かぶ島=霧島です。 〕

金御岳サシバの渡り
〔 金御岳サシバの渡り 〕

金御岳サシバの渡り 上空に鷹柱を形成
〔 金御岳サシバの渡り 上空に鷹柱を形成 〕


宮崎の神話巡りにも!!


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オススメ本の紹介「古事記と日本の神々がわかる本」吉田邦博 (著) 

古事記の内容と、神々の紹介、非常にわかりやすい本だと思います。
昔の絵図なども豊富に掲載、興味をそそります。

「古事記と日本の神々がわかる本」

表紙カバー 神々の背景は高千穂の雲海(当方撮影)です。
出版社:学研パブリッシング / 発売日:2015/09  \1,080円

「古事記」に記された有名な神話と、天皇の事跡をリンク、わかりやすくダイジェストで紹介。豊富な図版による日本の代表的な神々の図典も掲載。「古事記」と日本の神々を知るための入門書です。

吉田邦博:1958年、福岡県生まれ。文筆家。駒澤大学仏教学部卒業後、國學院大學神道學専攻科修了。原始仏教や神道、さらにはキリスト教をはじめとする西洋思想など、多岐にわたるテーマで幅広い執筆活動を展開した。2013年11月23日没

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金御岳 願いの鐘 「天の金山の鐘」(あまのかねやまの鐘)(宮崎県都城市)


当サイト内関連ページ:金御岳サシバの渡り金御岳の夜景




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