古事記編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI    
 


古事記編さん1300年(宮崎)関連 つれづれ つぶやき

〜 神になった隼人 日向神話の誕生と再生 / 中村明蔵 (著)の紹介 〜
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写真 : 隼人塚 (鹿児島県霧島市隼人町内山田)

神になった隼人 日向神話の誕生と再生 (南日本ブックス)
中村 明蔵 (著)

九州と日向神話との関係など書かれた本で、読みやすくオススメです。
もともとは南日本新聞に連載されたものをまとめ、補記ししたもののようです。

内容が知りたい方もいらっしゃると思いますので、目次のみ紹介しました。
単行本: 272ページ
出版社: 南日本新聞開発センター; 第2版 (2000/11)
ISBN-10: 4944075715
ISBN-13: 978-4944075713
発売日: 2000/11  商品の寸法: 19.4 x 13 x 1.5 cm

amazonで購入できます。(通常送料無料)
神になった隼人 日向神話の誕生と再生 (南日本ブックス)

〔amazonサイトに記載された説明〕
出版社/著者からの内容紹介
民族とは、民衆とは何なのか。歴史のひだに隠された社会支配の仕組みを問いかけ、神話に秘められた謎に迫る。

内容(「MARC」データベースより)
なぜ物語を歴史にする必要があり、なぜ神話は国民の常識になったのか。歴史のひだに隠された社会支配の仕組みを解明し神話に秘められた謎に迫る。南日本新聞連載「日向神話の誕生と再生」と新稿をまとめる。


正直言って、どんな内容なのかもわからず、これだけの情報で購入したいと思う方は少ないでしょうね・・

下記に、この本の目次を書いておきます。 参考になれば幸いです。


第一部 日向神話の誕生



第一章 記紀編纂期の南九州

   律令国家の成立と同時期
   天皇統治の正統性主張
   南九州豪族の祖の服属

第二章 天孫降臨と隼人の地域

   記紀の表記に微妙な違い
   日向説もあるが霧島か
   南から攻め入った大和の勢力
   アマテラスの子から孫へ
   南九州を支配下におく政策

第三章 阿多隼人の根拠地

   万之瀬川流域から物証″
   阿多一族の最高の巫女
   阿多の信仰を取り込む
   韓国・中国に向かう要地
   九州へ向かう船の指標
   海洋・山岳信仰が併存
   海洋性、移動性に富む
   九州西岸を南下した大和政権
   大和と結び阿多と対峙

第四章 隼人の服属と畿内移住

   大和に従属後、畿内へ
   大隅隼人が中央宮人に
   阿多隼人の服属儀礼
   習俗を儀礼化して統合

第五章 南島調査団の派遣

   南島人への朝貢要請
   南九州の豪族らが妨害
   住民の信仰心を重要視

第六章 記紀の成立と隼人国誕生

   歴史の現実反映し改変
   強制された多大な辛苦
   南島の一部にも国制施行
   豪族優遇で共同体解体

第七章 海事・山幸神話の背景

   霊力宿る釣り針に執着
   世界各地に類話が分布
   山幸彦が服属に利用
   神話を朝貢の場で再現
   蝦夷・南島までの支配誇示

第八章 中央政権と隼人の楯

   赤色と切り離せない縁
   隼人の楯と耳栓の文様が類似
   想像かきたてる名画
   武器より呪力に期待

第九章 隼人の習俗

   南島習俗と二重映し
   海神国と南島世界
   古代に多い兄弟相続

第十章 神武天皇とその周辺

   大王家の故地の英雄
   誰緯説を基に諸見解
   事績たたえ「神」の通字
   戦前の教科書に登場
   神主仏従の理論形成

第二部 日向神話の再生



第一章 明治期の教科書と神話

   非近代的常識が定着
   内容説明は至難の業
   国民・国体一体の存在

第二章 先駆けとなった江戸期国学

   維新の思想的原動力
   神道への傾倒を非難

第三章 薩摩藩国学と山陵研究

   江戸時代後半に隆盛
   国柱に山陵調査命ず
   斉彬や真柱らに影響
   明確さ欠く記録・伝承
   平安期、田邑陵で挙行
   薩摩・大隅l一国に限定
   国柱と真柱説に差異

第四章 神仏分離令と三山陵治定

   薩摩藩の神道化が影響
   大教宣布運動を推進
   薩摩藩出身者が主張
   溝辺村比定説が浮上
   明治初期の天皇崇拝者
   江戸−明治期に異同
   大久保参議らが関与

第五章 日向宮崎の反論

   山陵の実地査察要請
   鹿・宮両県に広く分布

第六章 明治改心仰の陵墓整備

   治定後に手厚く造立
   明治期の整備不十分
   部落民の移転を強制

第七章 神話教育と鹿児島

   初級から国史の授業
   天皇歴代史が定形化
   学横行事定着を推進

第八章 国定教科書と神話

   天皇統治の正統明示
   国民皆兵と同時進行
   行事全般で神話教育

第九章 皇紀二千六百年奉祝

   一年通じめじろ押し
   個人・自由主義を排撃
   鹿児島県教育界にも波及
   冒頭にいまなお神話
   鹿児島県、盛大に奉祝事業
   「皇国・大国民」を強調
   人物本位の叙述転換

第十章 沖縄、外地の天皇と神話

   沖縄での御真影奉護
   外地における神話の再生(1)
   外地における神話の再生(2)

第十一章 戦後の歴史教育と神話

   神話は省き科学的に
   象徴天皇への配慮も
   歴史学習改編で混乱
   消された字句が復活





神になった隼人 日向神話の誕生と再生 / 中村明蔵 (著)の紹介



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