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御田祭(おんださい)宮崎県美郷町 御田祭(おんださい)宮崎県美郷町


御田(おんだ)祭 宮崎県美郷町西郷区(旧西郷村)

神、人、牛馬一体に

日向灘、美々津へと流れ込む耳川沿いの道路を上る、車で30分程度であろうか・・東郷町を過ぎると、緑の山々の麓に田や畑が 広がる東臼杵郡美郷町西郷区(旧西郷村)田代地区へと出る。
農村風景が今も残る、豊かな自然と共生する美郷町では、平安時代からの伝統民俗行事御田(おんだ)祭が毎年7月にとり行われている。
宮崎県の無形民俗文化財にも指定されたこのお田植え祭り御田祭は、年の神神社横の神田の中で人々が泥まみれになりながら、牛馬や神輿(みこし)を繰り出し、無病息災、五穀豊穣を祈願する農耕行事です。

御田祭(おんださい)宮崎県美郷町 御田祭(おんださい)宮崎県美郷町


2023年(令和5年)「御田祭」4年ぶりに開催

「御田祭」が前夜祭等の協賛行事も含め、4年ぶりに通常どおり開催予定です。
日程:2023年7月1日(土),2日(日)2日間
場所:御田祭の里ふれあい広場など中心として開催
古式ゆかしい農耕神事に加え、日向田植唄全国大会、ふるさとうまいもん広場、ステージイベントや花火大会も開催予定。

7月1日(土) 日向田植唄全国大会、ふるさとうまいもん広場、ステージイベント、花火大会
7月2日(日) 御田祭、ふるさとうまいもん広場、写真コンテスト

御田祭(おんださい)主な行事 *2023年(令和5年)のタイムスケジュールは下段記載

上円野神社神事 - 御神幸行列出発 - の宮田着 - 牛馬入れ - 豊年祈願太鼓 - 祭典 - 子供みこし入れ - 豊年神楽奉納 - 青年みこし入れ - 婦人舞踊 - 田植え神事 - 田植え
美郷町の天気予報

御田祭(おんださい)の由来

「田代神社(長元5年(1032)創建。旧郷社)の御田祭は、主祭神、彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト)の御神霊を、上円野神社よりお迎えし上の宮田から中の宮田への御神幸により行われる970年の伝統をもつ田植祭りです。
田代神社は、標高897.7メートルの日陰山、またの名を権現山の中腹に祀られ、長元五年壬申の年(1032年)に創建され、旧社名を霧島神社という。

祭りの日は、田代神社の本社が権現山の中腹にあるため、上円野神社までの神霊の御降りを願って、安置された御輿に乗り移られ、途中上の宮田に神幸、田植え終了後中の宮田に祀ってある年の神に神幸される。
祭りは古来から、世襲制の家柄が中心に祭事役(ミヨド・ウナリ・ノボリモチ)を務め、これに一般の参詣者も加わり、神人・牛馬一体となって神田の整地から田植えを行い、参詣者の無病息災と豊作を祈願する。
この神田の泥しぶきを浴びると人はもちろん牛馬の無病息災が約束されるといわれて、古くは近隣の村々から多くの牛馬が宮田に来ていた。
この祭りには、催馬楽(さいばら)の歌詞も伝えられ、古来の田楽神事がしのばれる近郷では珍しい民俗行事である。
昭和63年3月8日、無形民俗文化財として宮崎県の指定を受けている。

ミヨド‥‥祭事の世話役のことである。

ウナリ‥‥白衣にたすきをかけ、頭上に赤飯を入れた飯びつをのせて運び、参詣者に赤飯おにぎりを配る人のことである。」
御田祭(おんださい)宮崎県美郷町
御田祭のお札(木彫り)

 ( - 御田祭紹介パンフレットより - )



アクセス:御田祭の開催される場所

美郷町の位置 宮崎県東臼杵郡美郷町西郷区田代
御田祭の里ふれあい広場
地図:GoogleMap Mapfan Mapion
マップコード(621 366 007*76)
緯度経度:32度25分57.91秒 131度25分38.17秒(日本測地系)

公共交通機関利用の場合

JR日向市駅下車 - 宮崎交通バス椎葉線乗車 - 美郷町役場下車

御田祭 指定駐車場 2,000台(予定)

 総合グラウンド駐車場
 農村環境改善センター駐車場
 役場職員駐車場
 県林業技術センター駐車場
 JA日向西郷支店駐車場
 旧田代小学校グラウンド場
 西郷義務教育学校グラウンド
※ 会場内の案内看板・誘導員等の指示に従ってください。
当ブログ記事に駐車場の位置(GoogleMapリンク)を記載。

バス時刻表は チラシ(美郷町)

御田祭(おんださい)宮崎県美郷町 御田祭(おんださい)宮崎県美郷町




2023年(令和5年)「御田祭」プログラム(スケジュール)

  御田祭ポスターPDF(2MB程)美郷町り
 

7月1日(土)

第30回 日向田植唄全国大会
時間: 9:00 - 17:00
場所: 西郷農村環境改善センター

ふるさとうまいもん広場
時間: 15:00 - 21:00
場所: すぱーく西郷

ステージイベント
時間: 17:00 - 20:00
場所: すぱーく西郷

日本伝統芸能猿まわし
ものまねイベント
 みなみなな 英明 URyu


御田祭の里花火大会
時間: 20:15 - 21:00
場所: 葉桜ふれあい公園

7月2日(日)

御田祭
上円野神社神事 (8:00)
日向田植唄披露 (8:40)
御神幸行列出発 (8:50)
牛馬入れ(9:00 - 10:00 随時 )
豊年神楽奉納 (9:00)
上の宮田着 (9:20)
豊年祈願太鼓 (9:40)
子どもみこし入れ(10:00)
祭典 (10:30)
牛馬入れ(10:30 - 11:00 随時 )
青年みこし入れ (11:00)
田植え神事 (11:25)
田植え (11:30)


ふるさとうまいもん広場
時間: 8:30 - 14:00
場所: すぱーく西郷周辺

四半的大会
時間: 9:00 - 14:00
場所: 西郷農村環境改善センター

 


写真コンテスト

募集締め切り 令和5年7月31日(月)消印有効
美郷町より
「近年、神田周囲において三脚や脚立によるトラブルが多く発生しています。
牛馬への危険性もあることから、ご撮影・ご観覧における三脚、脚立の使用は禁止といたします。
一般の参観者の方もいらっしゃいますので、ご理解とご協力をお願いいたします。」
写真コンテスト募集ページ

御田祭 御神幸行列

御田祭当日の朝、田代神社から、御降りした主祭神の彦火々出見命(ヒコホホデミノミコト)の御神霊を日陰山山裾の上円野神社よりお迎えし、田んぼ道を御神幸行列が神田である上の宮田までくりだす。
目の前にそびえたつ勇壮な日陰山の頂きが時折雲間より顔を出す。

御田祭 御神幸 御田祭 御神幸


神幸行列 御田祭(宮崎県美郷町)神幸行列 サルタヒコ 御田祭(宮崎県美郷町) 神幸行列 神輿 うしろがウナリさんでしょうね。 御田祭(宮崎県美郷町)


御田祭 牛馬入れ 神輿 (宮田神事)

御田祭のハイライトは、牛や馬、御輿を入れての宮田神事。
泥しぶきをあげて牛馬を駆け回し、青年御輿が勇壮に練り歩くもので、神、人、牛馬、一体となって祭りを盛り上げます。
この泥しぶきを浴びると、無病息災のご利益があるといわれています。
今年は馬5頭、牛4頭、雨にも関らず県内外から五千人の見物客との事でした。

御田祭 牛馬入れ 御田祭 牛馬入れ

御田祭 牛馬入れ


御田祭 牛馬入れ > 御田祭 牛馬入れ

御田祭 牛馬入れ


御田祭 牛馬入れ 御田祭 牛馬入れ

御田祭 牛馬入れ


御田祭 牛馬入れ 御田祭 牛馬入れ

御田祭 牛馬入れ


馬入れを待つ静かな神田 御田祭(宮崎県美郷町)馬 御田祭(宮崎県美郷町)
馬 御田祭(宮崎県美郷町)牛 御田祭(宮崎県美郷町)

カメラにビニールをかぶせ完全防備の女性カメラマン  御田祭(宮崎県美郷町)牛 御田祭(宮崎県美郷町)馬 御田祭(宮崎県美郷町)
馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町) ワイド側でバリアングル撮影
馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)
馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)
馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)

牛馬を走らせ神田をならすと共に農耕に使う牛馬の安全も願う。


馬入れ 御田祭(宮崎県美郷町)


御田祭 子供御輿

農業と伝統行事の体験学習を兼ねて、小学校学年別等のそれぞれアイデアを出し合って作った手作りの子供みこしが 牛、馬によってならされた神田にいくつもくりだします。
神輿(みこし)が神田を一周する頃には子供達はここぞとばかりに大はしゃぎ!泥の掛け合いやダイビング、観客に向かってダイブする子供もいたり・・泥しぶきが飛び散り、観客は逃げ惑ったりで大変盛り上がりる、ほほえましい行事です。
子どもはふるさとの宝、伝統の文化に、じかに触れ体験、子供達が次の世代へと御田祭を受け継いでゆくんだなぁ・・がんばってね!と心の中でつぶやいた。

御田祭 御田祭



御田祭 子供御輿 御田祭 子供御輿



子供みこし 御田祭(宮崎県美郷町)子供みこし 御田祭(宮崎県美郷町)子供みこし 御田祭(宮崎県美郷町) 子供たちはみんなを幸せにしてくれる。 皆さんの表情見れば一目瞭然ですね。
子供みこし 御田祭(宮崎県美郷町)子供みこしを終え畦道を帰る子供たち (拡大画像なし) 御田祭(宮崎県美郷町) いい表情していたのですが・・拡大画像はありません。子供みこしを終え畦道を帰る子供たち 御田祭(宮崎県美郷町) まつりのあとの・・・どこか少しさみしい感じも・・
子供みこし 御田祭(宮崎県美郷町)


御田祭 青年御輿

白装束を身にまとった青年団による青年神輿(みこし)が神田に入る、その後神輿(みこし)担ぎを終え、最後は胴上げならぬ胴落としでこれまた盛り上がる。 今年の青年神輿は担ぎは西郷町の青年団のみならず、北郷町、南郷町の青年団からも参加。

御田祭 青年御輿 御田祭 青年御輿

御田祭 青年御輿


御田祭 青年御輿 御田祭 青年御輿

御田祭 青年御輿


青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)
青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)
青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)
青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)青年みこし 御田祭(宮崎県美郷町)


御田祭 総勢120名の早乙女による田植え

地元女子中学生、婦人、公募による女性、総勢120名の早乙女たちによる田植えを行い五穀豊穣を祈願する。
一本一本手植えするかすり姿の早乙女の華やかな風景が田に広がる。
地元女子中学生等、婦人会、公募による女性で帯の色 (赤橙(黄)緑) が違うとか・・
機械化で久しく見ていなかった手植えの田植え風景を見ていると不思議に心休まります、いいものですね。
早乙女は公募されるので来年皆様も参加してみてはいかがでしょう。(女性の方のみ)

御田祭 総勢120名の早乙女による田植え 御田祭 総勢120名の早乙女による田植え

御田祭 総勢120名の早乙女による田植え


早乙女による田植え 御田祭(宮崎県美郷町)早乙女による田植え 御田祭(宮崎県美郷町)
早乙女による田植え 御田祭(宮崎県美郷町) 早乙女による田植え 御田祭(宮崎県美郷町)
田植の日に苗を田に植える女性のことを早乙女と呼ふ。ハレの役であり、神に奉仕する神役でもある。

***撮影あとがき***

宮崎市からも意外に近い美郷町

朝 宮崎市を4:30頃に車で出発、交通量の少ない時間帯なので 西都市から 広域農道(尾鈴サンロード)を走り、美々津から耳川沿いに山陰へ抜けると意外に美郷町は近い事を再認識、下道走っても2時間かからず着きました。
駐車場は、総合グラウンド駐車場を利用、会場まで割と近いです。

写真の事・・・

当日は雨、田植えの時間頃には、時折 土砂降り。まあ、快晴の日よりは、こういった天気のほうがコントラストもなく雰囲気はありますが・・。
覚悟はしておりましたが、カメラに泥しぶきを浴びました。
「泥はね」対策だけは万全に!
縁起物なので腕があがるかなぁ?(^^;)


美郷町提供 御田祭 動画(Youtube)

御田祭 動画(Youtube)

美里町の三大祭

美郷町には御田祭以外にも伝統ある祭りがあり、これら3つは美郷三大祭りと称されるそうです。
北郷区 宇納間地蔵大祭 旧暦1月24日を中日とする3日間に開催される。
南郷区 百済王伝説・師走祭り 別れ別れに漂着した百済王族親子の悲しい対面を再現した祭り。


御田祭の写真 (宮崎県・一村一祭)

宮崎県東臼杵郡美郷町西郷区(旧西郷村)2006年撮影

当サイト内検索(画像も)出来ます。

当サイト内「美郷町」関連ページの一部をリンク

【美郷町関連ページ】南郷区:神門神社西の正倉院百済の館恋人の丘
西郷区:師走祭りおせりの滝
北郷区:宇納間地蔵尊椎野あじさいロード(アーカイブ)

その他の宮崎の写真も是非ご覧下さい

-Miyazaki sightseeing photograph collection-
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御田祭(おんださい) - 宮崎県美郷町西郷区田代


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