家庭用エアコンの取り外し取り付けメモ |
このページはご自身での作業を推奨するものではありません。 エアコンの取り外し、取り付けは業者任せなので、どんなことをやっているのだろう?どんな特殊な作業があるのだろう? 専用工具など必要なのだろうか?という、私の興味本位から作成したページです。 作成にあたっては、パナソニックの2010年製家庭用エアコンに付属していた家庭用ルームエアコン据付工事説明書を参照しました。 警告 ■ポンプダウン作業では冷媒配管をはずす前に圧縮機を停止する事。 (圧縮機を運転したままかつ二方弁や三方弁開放状態で冷媒配管をはずすと、空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧になり、破裂、けがなどの原因) ■据付作業では圧縮機を運転する前に確実に冷媒配管を取り付ける事。 (冷媒配管が取り付けられておらず、かつ二方弁や三方弁開放状態で圧縮機を運転すると、空気などを吸引し、冷凍サイクル内が異常高圧になり、破裂、けがなどの原因) ![]() エアコンの取り外し方法 (ポンプダウンの方法)室外機へ冷媒を回収する作業(ポンプダウン)を必ず行ってください。 家庭用エアコンには最大でCO2(温暖化ガス)3600Kgに相当するフロン類が封入されています。 地球温暖化防止のため、移設・修理・廃棄等にあたってはフロン類の回収が必要です。 ポンプダウンのしかた。 (1) 強制冷房運転モードで5〜10分間運転後、二方弁の弁棒を閉める。 (2) そのまま 2〜3分間、強制冷房運転モードで運転後、三方弁を閉め、運転を停止する。 (3) 二方弁と三方弁に弁棒用のキャップを取り付ける。 (4) 液側とガス側の接続配管を取りはずす。 |
![]() エアコンの取り付け方法 (配管の接続)(1)接続配管を切断後、銅管を下向きにしてバリ取りをする。 (2)冷媒R410A用にフレア加工する。 (3)手でナットを仮締めし、トルクレンチで締め付ける。 液側 φ6.35(1/4”)・t0.8 締付トルク 18N・m(1.8kgf/m) ガス側 φ9.52(3/8")・t0.8 締付トルク 42N・m(4.2kgf/m) (4)ガス漏れ検査後、配管接続部の断熱材を、隙間のないようにビニールテープを巻く。 |
エアコンの取り付け方法 (エアパージの方法)エアパージをする(真空ポンプ方式) ![]() 現在主流のR410Aは従来のR22ガスタイプとサービスポート径が異なる為、R22用のチャージホースは使えません。 (1)サービスポートにゲージマニホールドのチャージホースを接続。 (2)ゲージマニホールドのハンドル(LO)を前開にし、真空ポンプを運転させる。 (3)真空引きを15分以上行い、低圧ゲージが -0.1MPa(-76cmHg)を確認。 ハンドル(LO)を全閉にし、真空ポンプの運転を止め、すぐ、真空ポンプアダプター接続側のチャージホースをはずす。 約1〜2分そのままにし、ゲージマニホールドの針が戻らないことを確認する。 (4)二方弁の弁棒を半時計方向へ90度開き、約10秒後に閉じ、ガス漏れ検査をする。 (5)三方弁のサービスポートから、チャージホースをはずし、二方弁と三方弁を全閉する。 (6)サービスポートのキャップをトルクレンチで締め付ける。 トルク18N・m(1.8kgf・m) (7)二方弁と三方弁のキャップを手で仮絞めの上、スパナなどで約30度、(締め付けトルク20〜30N・m(2.0〜3.0kgf・m)締め付ける。 (8)各キャップ取り付け後、キャップ部周辺のガス漏れ検査をする。 |
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エアコンの取り外し、取り付けはいつも業者任せなので、以前より どんなことをやっているのだろう?どんな特殊な作業があるのだろう?専用工具など必要なのだろうか? という、疑問がありました、今回据付説明書を入手したので、どんな特殊なことをやっているのか、少しでもお分かりいただかればと作成したページです。 記載内容を保証するものでもありません、仮に参照する場合には自己責任でお願いします。 |
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