曽木発電所遺構 〜鹿児島観光〜 |
曽木水力発電所遺構場所 : 鹿児島県大口市宮人MAP(地図)(Mapion) GPS N=32/00/24 E=130/33/57周辺 ![]() 川内川の中流にある曽木の滝(東洋のナイアガラと呼ばれている)の1.5km下流に、今でも明治の面影を強く残している曽木発電所跡があります。 撮影をしたのは、9月の後半でしたので、今回は残念ながら上部の一部しか確認できませんでした。 以下は現地案内板、Web等を参考に記したものです。 「曽木発電所は明治42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のもので、水俣のチッソなどにも送電を行っていました。 昭和42年の鶴田ダム(西日本最大級の重力式ダム)の完成とともに大鶴湖の底に沈むことになりましたが、洪水に備えて貯水位を下げる渇水期の5月から9月頃にかけて優美なレンガ造りの建物が姿を見せてくれます。 この曽木発電所遺構は明治42年(1909年)に建設された水力発電所で、東西に幅43m、奥行20m高さ19m、のレンガ造りの建造物。 当時は、水俣のカーバイト工場(チッソ株式会社水俣製造所)に電力を供給して我が国の電気化学工業発祥にきっかけになった貴重な近代化産業遺産でもあります。」 文化財的にも貴重なレンガ造りの建物であるダム湖に残る曽木発電所遺構を保存する為の工事も着手されているようで、補強のフレームが組まれていました。 PR |
曽木発電所遺構 |
周辺は大雨の影響で流木等に覆われておりました。![]() ![]() |
曽木発電所遺構 現地案内板より明治40年(1907年)曽木第一発電所の完成は、大口にはじめて電灯をもたらした。出力は800Kw、大口にあった3ヶ所の金山の動力源や近郊町村の電灯用に供給しても半分の電力でまかなう事が出来たため余剰電力を使い水俣にカーバイト(漁船等の点灯用燃料)工場を建設。 明治42年(1909年)には第一発電所に代わり、約1.5km下流に約6700Kwの第二発電所が完成。 レンガ造りの洋風建築の発電所だけでなく、ドイツのシーメンス社製の発電機や導水路建設など一大事業だった。 全国から技術者や作業員が集まり、下ノ木場集落は再び活気に包まれた。 現在でも発電所やヘッドタンクの一部、水路やトンネルの大部分が残り、スケールの大きさを物語っている。 鶴田ダム建設にともない集落は移転、約60年にも及ぶ発電所の歴史も幕を閉じ湖底に沈んだ。(一部引用) *******下記3枚は現地案内板を撮影したものです。******* |
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現地案内地図(クリックすると拡大) ![]() |
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