宮崎県 東諸県郡 綾町は昔から馬の産地で、秋の収穫後の楽しみとして、＊草競馬を開催していたようです。
＊草競馬とは馬券を発売せずに行うアマチュア競馬の事です。
その後、草競馬は一時中断していたようですが、1982年(昭和57年)に町政施行50周年を記念し、地域おこしイベントとして「綾競馬」を復活したとのこと。

現在、「綾競馬」は11月の第一日曜日に開催されており、例年１万人以上の競馬ファンのみならず多くの観客で盛り上がる、秋の一大イベントとなっております。
今年2023年は、１万8500人(主催者発表)との事でした。
➡ 2023年 第４２回綾競馬　観戦記

2023年は11月5日開催予定です。（下段に詳細記載）

➡ 綾町の天気予報

目の前を、ドドドドーと、地響きをあげて凄いスピードで駆け抜ける！　大迫力！　
こんな近くで、目の前を疾走、息使いさえ体感できるのは「綾競馬」ならではなのかも知れません。こんな感動はここでしか味わえません（おそらく）。

私は、２回連続「参戦=見学」しましたが、綾競馬、ほんと楽しめますよ！
弁当と敷物をもって秋の一日、家族でのんびり、いかがでしょう。
会場では、出店・食べ物・お茶や缶ビールなどの販売もあります。

このページでは、2019年・2022年の「綾競馬」の様子、そして「2023年の開催予定スケジュール」などを掲載。

2023年 第42回綾競馬 綾馬事公苑 全１１レース（11月5日）

2023年開催、第42回綾競馬は、サブレッドによる軽種（５頭立て）７レースと、 ポニー（５・６頭立て）４レースの計１１レースで行われ、馬４１頭と騎手約３０人が出場。メインレースの「綾ダービー」の栄冠を目指して、熱い駆け引きが繰り広げます。

第１レースは午前10時にスタート。
最終第11レース（綾ダービー）は午後2時40分出走を予定。


第１レース予選(1200m) 10:00出走
第２レース予選(1200m) 10:20出走
第３レース予選(1200m) 10:40出走

ポニー競馬　600m
第４レース「宮崎県馬術連名会長杯」10:55出走
第５レース「綾町商工会長杯」11:20出走
第６レース「綾町農業共同組合長杯」11:450出走

出走期間から判断するとここで　お昼休み　昼食タイムかと思います。
（アトラクションなどが行われます。）

第７レース「綾町観光協会長杯」13:00出走

第８レース「綾城賞」(1200m) 13:25出走
第９レース「綾川賞」(1200m) 13:50出走
第10レース「菊花賞」(1600m) 14:15出走
第11レース決勝「綾ダービー」(1600m) 14:40出走

恒例となった「宮崎日日新聞」発行「綾競馬新聞」2023年版

この競馬新聞紙面は、綾競馬の少し前に宮崎日日新聞に折り込まれ、綾競馬当日には現地で無料配布されているもので、綾競馬を盛り上げるのにも地元紙として一役担っている。

「お楽しみ券」付き特産品を購入(全8レース1,000円,午後のみ500円）

綾競馬では、「お楽しみ券」付き特産品を購入、入賞すれば都度景品も！
レースは、サラブレットが７レース、ポニーが４レースの計１１レースで、当日、各レースごとの連勝式（1〜4・7・9･10レースは連勝単式(1,2位を着順に当てる方式)、第11レース(綾ダービー)は馬連複式(1.2着を着順に関係なく当てる方式)、が印刷された２０組の「お楽しみ券」付特産品（鶏のささみの燻製など）を販売。
お楽しみ券付特産品は毎回好評で、早々無くなることもあった為、2023年より全８レース対象(1,000円)と、午後の４レース対象(500円)、二種類を販売予定との事です。
ちなみに過去のレースごとの景品は、以下のようなものでした。
ミカン・ボックスティッシュ・トイレットペーパー・サランラップ・・・etc
最終レースの「綾ダービー」では例年「雲海ワイン」が景品でした。

「お楽しみ券」付き特産品は、2022年の場合、８時半より販売しておりましたが、お昼頃には完売した旨放送されておりましたので、早めにお買い求めください。

アクセス地図・駐車場

場所：宮崎県 綾町 大字北俣2687 錦原競馬場 (➡ Google Map)
※臨時駐車場の案内は例年、綾町サイトに掲載されております。
近くの駐車場は限りがあるので、近くに駐車したい方は遅くとも午前８時頃までには駐車されることをお薦めします。


例年、午前８時半より「お楽しみ券」販売開始
午前９時１５分より開会式
第１レース予選 10:00出走 - 最終レース「綾ダービー」が終わるのは午後３時前位です。
※2020年・2021年は新型コロナ感染症感染拡大防止の為「綾競馬」は中止となりました。

2022年開催「第41回綾競馬」

新型コロナ感染拡大防止の為、２年連続中止となっていた「綾競馬」が2022年11月6日(日)、宮崎県綾町綾馬事公苑あやばじこうえん 錦原競馬場にしきばるけいばじょうで３年ぶりに開催され、開催を待ちわびたかのように多くの方が見学にいらしてました。（主催者発表では１万５千人との事でした。）
以下の写真は、その際撮影したものです。

コスモス満開の綾馬事綾馬事公苑 錦原競馬場（2022年）

３年ぶりの「綾競馬」を祝うかのかように朝から晴れ渡り穏やかな「小春日和」となった会場となる馬事公苑内の錦原競馬場。
例年に増しコスモスが多く植栽されて、今まさに満開！！
（私などは・・♪こんな小春日和の日には・・と山口百恵さんの「秋桜」が・・）

レジャーシートを敷いて、のんびり見学する方も多い、「綾競馬」は一年に一回の楽しみ。

ポニー競馬の一シーン

「くまもん」を乗せて・・・
観客はおおいに盛り上がっておりました。
ミニチュアホース? 親子のポニー? しっかりくまモン騎乗してついて来ていたのが微笑ましくもあり、凄いと思いました。

たしか親子で受賞されたのではなかったかと・・。

アトラクション（本庄高校馬術部）（2022年の様子）

午前中の予選やポニーレースの後、中央にある、馬術競技練習場では、昼食時間にあわせアトラクションが開催されました。
今年７月に開催された「全国高校馬術大会」で団体優勝の快挙を成し遂げた、本庄高校馬術部のメンバーによる障害飛越の華麗な演技が披露された。
この他にＪＲＡ宮崎育成牧場のポニー「プリン」と「くろまめ」と、子どもたちとのかけっこなども行われておりました。 ポニーとのかけっこレースは、2023年も開催予定のようで、当日９時から馬事公苑クラブハウスで（先着40名）受付るようです。

最終レース　綾ダービー決勝（2022年）

折角の満開の「コスモス」　写真におさめるべく、最終レースとなる第１０レース（綾ダービー決勝）は、撮影場所を変えた。
「綾競馬」のスタートは、競馬で良く見かけるようなゲートはない。揃ったらスタートといいった感じのようです。

以下は、ゴール後のシーン
この辺りで見学していると、場内アナウンスを聞き取りずらいので、着順とかわからないのがネックです。

過去に書いた「綾競馬」関連ブログ時期

➡ 九州最大級の草競馬の祭典 2022年「第41回綾競馬」(綾町・馬事公苑)11/6(日)開催（2022/11）

➡ 綾競馬(宮崎県綾町で11月に開催される草競馬)の撮影記（2019/11）

余談ですが・・　➡ 春は「馬事公苑」の桜も綺麗です

最後に・・　15年位前でしたか・・？　以前のブログに書いた、綾町のことから一部引用します。

綾町は　宮崎空港から車で１時間弱程度のところにある町
昔は、過疎の激しい村、かつて「夜逃げの村」とも言われていたそうである。

その後、先見の目のあった、故　郷田實 町長の指揮のもと、いち早く本物志向、有機農業を推進、導入、全国でも注目されるモデル地区となるようになり、現在に至る。

綾町は、焼畑農業、日本のルーツといえる東洋でも有数の照葉樹林のある町でもある。
今の照葉樹林が残るのも、戦後　政府の政策で伐採が進められようとしていた中、郷田實町長は命をかけて毅然と伐採に反対、「山を伐るなら私を斬ってからにしてれ」と、身を挺して反対、結果伐採は中止され、現在の綾の照葉樹林が残ったと聞いた。

新緑の芽吹いた頃の　照葉樹林は特に素晴らしく、森の中を歩くと心休まる。

故 郷田町長無くして　現在の 照葉樹林　綾町 は無かっただろう。

"町長になって23年、
町民と共にあの山を残したのが　私の仕事。
生命かけて残しました。

「本物」とは
いかに儲けるかの物づくりだけではなく、
愛する子供や夫に家族にと、
心をこめて織ったり、編んだり、縫ったり、つくったりの愛情のこもった物作りである。

（故 郷田實町長談）"

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その他の宮崎の写真も是非ご覧下さい

-Miyazaki sightseeing photograph collection-
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